［脳科学］脳科学が唯一認める視覚学習「ガボール・パッチ」！１日３分で出来る視力回復トレーニング

U-Life Science LABのUです。
今回は視力回復についての話です。

近眼、遠視、老眼など視力が低下する要因は様々です。
視力が低下して、メガネやコンタクトをしてる方も多いと思います。
ただ、もしも失った視力を改善できるトレーニングがあるとしたらどうしますか？
しかも、１日3～10分でOK！勿論、副作用もありません！
当然ですがレーシックやICLのような手術が必要で高額な方法でもないのでご安心を。

ここまで聞くと上手い話しすぎて疑わしくなってくるでしょうが、U-Life Since LABは科学的根拠のないオカルトチックな事は紹介しません！
そして、脳科学が認める唯一の視力改善トレーニングと言えます！

視力回復を回復させたかったら脳を鍛えろ！

視力回復にブルーベリーなどに多く含まれているアントシアニンが良いと囁かれていますが、実際のところ人に対して有効なデータはなく効果が大きく見込めるかは不明です。
個人的には、眼球内に多く存在しているルテインの方が有効だと思うのですが、こちらもデータ面では少し乏しいですね。
ただ、食事に関してはアントシアニンもルテインも取るに越したことはないので、視力回復を期待して接収してる方はそのまま続けて頂いた方が良いかと思います。

今回紹介するのは視覚学習と呼ばれる脳を鍛えるトレーニングです。
なぜ、視力を良くするのに脳が関係してるのか、簡単に説明しましょう！

まず、私たちが見えている映像は、目から入ってきた光エネルギーを脳内で処理し映像として認識しています。
非常の簡潔なルートですが、大まかに下の画像の経路です。

画像引用：生理学研究所

この網膜から視覚野に達する過程で様々な情報処理が行われて私たちが普段見ている映像になっています。

よくカメラで例えられるのですが、目はカメラレンズで脳は、その光を処理するセンサーと言われています。

目に対して視力改善のアプローチを行う方法がメガネやコンタクト、そしてレーシックの様な手術です。
ただ、メガネやコンタクトでは装着時しか視力が回復せず、レーシックなどは費用が高額でリスクも付きまといます。
その為、私がお勧めしたいのがセンサーにあたる脳を鍛えてモノをくっきりと処理する方法です！

人が見る事の出来る視野角は左右約100度と言われています。
その内、左右の目が捉える視野角が被るエリアと被らないエリアが存在しています。
脳内では、二つの同じエリアの映像を合成し二重に見えたりしない様に、そして左右の目に必ず存在する盲点（見えない部分）を補う処理を行います。
その上で右目でしか見えないゾーン、左目でしか見えいゾーンを組み合わせて一つの映像にしてくれています。

物凄い複雑の処理を一瞬で行っているわけですから脳の処理能力は凄いですよね。
中でも、左右の目の盲点部分の映像は見えないはずなのに実際に黒くなっていて見えない視界は無いですよね？
この見えない部分は脳が周りの情報を元に補色してくれているのです。
なので、普段人が生活する中で盲点に気が付くことはありません。
実際に自分にそんな点は存在しないと思う方は、盲点の調べ方を載せておきますので、試してみると面白い事実が発見できると思います。

参考サイト：見えない盲点を「見る」

脳には実際には見えない映像を再現する力があるのです。
目から入った光情報がぼやけていても、脳が正常に機能していればある程度補って修正してくれます。
この力を高めて視覚情報をクッキリさせよう！と言うのが今回の目的です。
コストも安く、副作用の無いトレーニング方法を紹介します。

最強の視覚トレーニング！ガボール・パッチ

ここまで、脳のセンサーを鍛える理屈を説明しましたが、ここからは本題である視覚トレーニング実践方法について紹介します。
タイトルにも書いてありますが、「ガボール・パッチ」と呼ばれる脳科学が認める唯一の視覚トレーニングです。

ガボール・パッチとは簡単に言うとガボール変換で数学的処理を行ったぼやけた縞模様を見る事によって、脳が補色による修正を行おうと視覚野を刺激する作用を利用した視覚トレーニングです。

この図の様な縞模様を見る事により、普段見ている力が強くなり境界がはっきりと認識され、視力が上がります。
実際、この模様をしっかり見ようとすると目の奥が刺激されている感覚がありませんか？
この感覚が個人的に凄く気に入っています。

このガボールパッチにはしっかりと論文が発表されているので紹介します。
カルフォルニア大学の研究論文です。

カルフォルニア大学内の学生16名と近隣に住んでいる65歳以上の男女16名、計32名を男女比が均等になるように集め、1週間ガポール・パッチを利用した視覚トレーニングを行って貰った結果、年齢や男女、近視、遠視などの状態に関わらず視力が向上したと発表されています。

参考文献：Improving myopia via perceptual learning: is training with lateral masking the only (or the most) efficacious technique?

また、カンザス大学で行われた実験では近視が0.2、老眼が0.3の向上が確認されており、視覚トレーニングとして有効な結果を示しています。

他にも小規模実験ながらガボール・パッチの視力改善効果を支持する研究論文が多く、比較的効果が高いのではないかと示唆されています。
基本的に副作用が無いので、老若男女すべての方に有効です。

ガボール・パッチのやり方

やり方は非常にシンプルで、この縞模様の中から好きな模様を一つ選び、他の模様から同じ模様を探すだけです！
この探す過程で、脳がぼやけた模様を判別しようとバリバリ働くので視覚野が鍛えられている状態になります。

全ての模様に対してやらなくても大丈夫です。
時間を決めて3分から10分程度で止めても問題ありません。
重要なのは、ぼやけた模様を探す事なので気軽に行ってください。

いつやっても効果はでますが、私のおススメは朝です。
私の場合、瞑想を行った後にガボール・パッチを行い脳と視覚をすっきりさせてます。
瞑想で集中力が高まっているので、脳への刺激も強くなり効果が増すのではないかと考えて取り入れています。
勿論、これは私の個人体験なので取り入れる時間はいつでもいいので、毎日行える空き時間にやってみて下さい。

もし瞑想にも興味がある方は記事は有料ですが、科学的に正しい無料でできる一生モノの技術を紹介している記事も書きましたのでお勧めします。

ガボール・パッチの注意点

最後に注意点を紹介します。

1.緑内障などの目の病気を患われている方は必ず医師の指示を優先してください。
緑内障は目の神経が原因の病気なので、ガボール・パッチの効果が期待しずらいと思われます。
縞模様を見るだけなので、ガボール・パッチは危険性の非常に少ないトレーニング方法ですが、必ずお医者様の判断を優先してください。

2.パソコンやスマフォで行うのはお勧めしない。
さんざん紹介してきて、今更かよと思わられるでしょうがパソコンやスマフォの画面でガボール・パッチを行うとブルーライトによる刺激が強すぎて目の疲れを促進させ、逆効果を示してしまう可能性があります。
毎日継続することが大事なので、紙媒体の本を購入することをお勧めいたします。

3.背景は白黒がお勧め。
書店に行けば、ガボール・パッチもしくはガボール・アイの本が何冊かあります。
その中でも、中を見てガボール・パッチの縞模様の背景が白黒ではなく、風景などが使用されているものは個人的にお勧めしません。
なぜなら、論文で使用されているガボール・パッチは殆どが白黒背景なので、風景等にすることで結果が変わる可能性があります。
あと、実際に書店で眺めると分かるのですが背景に風景が使用されているものだと、目の奥がビリビリとくる刺激が少なく感じます。
背景は、白か黒がお勧めです！

おススメの本はこれ！

私が書店で読んだ中で科学的根拠がしっかり示され、ガボール・パッチの性質を理解されているのは数冊しかありませんでした。
その中でも私がお勧めしたいのはこの本です。

「1日3分見るだけでぐんぐん目がよくなる！ガボール・アイ　著者　平松　類」

眼科医であり医学博士でもある平松類さんが書いた本であり、眼科医ならではの視点からガボール・パッチの特性を熟知してされており、この方法を行う場合この本で間違いないと思います。

内容はシンプルで続けやすく、ガボール・パッチの基本ルールを忠実に守りバリエーションを増やした内容になっています。
ガボール・パッチにはこの本一冊で十分です。
レーシックなどと違い、1200円前後と安く以降一切金額はかかりません。
この書籍の電子書籍版もありますが、注意点でも書きましたが紙媒体を強くおススメいたします！

U考察

ここまで、ガボール・パッチについて紹介しましたが書籍の料金以外一切金額もかからずに手軽にできて、副作用もない方法は非常に魅力だと思います。
そして、科学的根拠を示す論文も多く存在し、効果も期待できることから今回紹介してみました。
私も実際に行っていますが、ガボール・パッチをやってから周りを見ると本当にビックリします！
某ルーペのCMじゃないですが「世界が関わる！見えちゃうんです！」状態です。
この驚きは非常に新鮮だったので、是非皆さんにやって貰いたいです。
noteに書いた根拠と注意事項を知った状態で行えば、知識の力で効果も更に上がることも予想できますので、騙されたと思ってやってみて下さいね！