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【読書】肉体のジェンダーを笑うな

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ジェンダーといえば,
①とても意識が高く回りも巻き込んで実際の環境を変えていこう~と気合の人と,
②何となく大事な事のような気がするがいまいちよくわかっていないような人と,
③そんなこと知っちゃいるか~と世間の流れなど全くお構いなしにわがままに振舞い無神経に気にしている人を傷つけるタイプの人,
④全く無関心でいいも悪いも何も考えてなく(わからず)何もしない人の4タイプに分かれると思う。

私は上で言えば二番目のタイプに近いと思うが,男らしく女らしくとか思ってしまうのもいけないとか言われると少し反発は感じてしまう。そうなると三番のタイプなのか…と反省したり。ただ妊娠して子供産むという事に関しての性別はいかんともしがたく,それをいたわったらダメなのか…とか色々思うと,結局自分の考えと近い人としか交わらなくなり成長しない…を繰り返すのだろうか。

この本,短編集なのだが,テーマが面白い。
①育児に対して大変な興味関心があり,女性がやるという事前提なのが気に食わず色々自分なりに行動するのだが最終的には授乳をしたいと考え実際にマッサージに通ったりして母親の変わりに授乳が出来るようになった男性の話
②女性はか弱いから重いものは持ってあげる…とか言われるのが嫌で,貯金をはたいて工業用のパワースーツを買って家庭で使ってみている女性
③生理を体験したく,しかも生理前の体調不良や気分不振の症状も体験したいと願っている男性
④顔が変なのだが,それを隠さずに顔でお金を払うシステムをフル活用するようになった女性の話。

いろいろ考えさせられるところはあります。しかしその考え方が今の自分が共感できるか…となると疑問で、ジェンダーとはこうあるべきだ…というような研修を受けて初めて意識せずに受け入れるように努力しようとか自分の考え方を変えていこうとか思うのが良いのだろう。

昔はこうだったんだ…とか言ってては話にならないということだけはわかる。しかし女性は妊娠して出産して体力が復活して前のように普通に生活ができるようになるまでは、おとなしくしておいたほうがいいと思うし、そこに目をつぶったまま、女性の権利云々も間違っている気がする。

社会として受け入れるにはどうすればいいかは考えなければならないと思うが。

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