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季節を楽しむ

こんにちは!insulaです!
梅の開花が少しづつ伝えられる今日この頃みなさまいかがお過ごしでしょうか。

私が京都に引っ越した理由の一つとして「花がみたい」ということがあります。
実は花の季節というのは目まぐるしく変わっていて、この時期だからいつも同じ花が同じように咲く、というわけにはいかないのですね。もちろん年によって開花時期も咲いている期間も量も種類も違うのですが、それをその時々できるだけたくさん味わいたいと思ったら、やはり花の見どころの多い京都がいいなと思いました。

「季節を楽しむ」とは言っても、忙しさに気がついたら時間が過ぎているという毎日を送っていないでしょうか。通勤途中に目に入る桜は気がついたら散り、新芽がいつ出たのかわからないままに緑になっていく。ああ今年の春もまた過ぎたなあ、はやいなあ。と思いながら一年が過ぎる。東京で勤めていた時は私もそうだったような気がします。こっちにきて気がついたのですが、花や草木は3日経てばどんどん変わっていきます。

でも、「季節を楽しむ」ってどうしたらいいんだろう。
花を見るだけなら近所で見られるし、わざわざ混んでいるところに行きたくないし…。

私は花を楽しむにはその「花」の持つ魅力をできるだけ知る、というのが必要かなと思っています。色、形、動き、季節、花にまつわる伝説や物語…。芸術家はその美をアートにしたり音楽にしたりして、より深く知ろうとします。

毎年「花」をモチーフにした指環をリリースしているのですが、みなさん桜や梅に対するそれぞれの想いを語ってくださいます。とても大事な記憶とむすびついている日本の花々。美しいことだと思いました。そうして自分と花とのつながりを強めていくことも、「知る」ことの一つだと思います。だからわざわざ時間をとってでも見にいきたい。

とくにこの「花」の展示では、あなたの心に叶う「花の色」をお届けできたらと思います。それは記憶の中にある「あの日」の一輪かも知れないし、これから出会う感動のひとひらかも知れません。それでも心に沁み入るような優しい色に出会えましたら、どうぞ手に取って眺めてみてほしいのです。

あの日摘んだねじ花の色、初めて一人暮らしをした日の桜吹雪、大学試験で見た雪の中の白梅、天から降り注ぐような藤の花。

それらは一つ手折って持って帰っても、その時の思い出を残すことはできません。自分のものにすることはできない心象風景です。

それをいつでも思い出せるように、指環を作りました。
桜色の石を身につけて花見に行けば、より一層その色を楽しめるでしょう。
毎年桜の時期が楽しみになり、たくさんの桜の色が少しづつ違うことに気がつくでしょう。
そして毎年同じように美しい花を咲かせてくれることに奇跡を感じると思います。

そのため、石もなるべく自然の色合いのものを、非加熱、無加工のものを選んでいます。優しい心を慰める花の色を損なわないように。

今回、展示を3月に設定した理由は3月から4月にかけての梅・桜・桃のシーズンをぜひ指環と共に体験していただきたいと感じたからです。春のために好きな花の色を身につけて外に出かける。それだけでワクワクする気持ち。それを楽しんでもらえたらと思います。

「花の色は」のDMはただいま発送作業中です!
最近お取引のあった方には来週中にはお送りできると思いますので、受け取っていただけると嬉しいです^^

京都でお会いできるのを楽しみにしています!

insula

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