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私は何を売るのか、そしてどうやって売るのか


40歳の壁とやら

大学卒業後から今まで、アパレル業界で仕事をしてきた。
35歳を過ぎたころ、子育てと仕事の両立が可能だと、しっかり確認できたタイミングで、余裕が出てきたのか仕事が突然面白くなくなった。

転職をすべきかと考えると、どこに行っても状況はあまり変わらないような気がして、なんだか一生懸命仕事をしても会社として変えられない現実みたいなものに、とてもやる気をなくしていた。

さまざまな本を読んだりする中で、40歳が近づくころに人生の折り返し地点として、このままの人生を歩んでいくべきか、はたまたここから何か別のことをするか・・・と悩む人が多いのだそう。

壁にぶち当たり何を考え、何を決めたか

このままの人生を進んでいくと、とにかく楽であるだろうことは容易に想像できた。 お給料が上がることはあまり期待はできないが。
このまま楽だろうということで、20年働き続け、定年したのち私はどうなってしまうんだろう? 

想像が全くつかないことに怖さを感じてしまった。

逆にここから何か新しいことを初めて見たら、思った以上にわくわくした。
自分でも想定していなかったのだが久々に未来を見た気がした。

新しいことを始めるといっても、子供もいるし会社をやめて起業します!みたいなことはできないが、今のまま漫然と会社で過ごすでもなく、キャリアアップのために転職しますでもなく、何か細々でも自分で作り上げるような仕事をしていきたいと思いいたった。

でも何をどうやってビジネスにするのか?

かなりいろんなオプションを考えたが、安定志向の日本人。
しみついてしまった、この国民性を捨てることができたら、着の身着のまま海外にでも高飛びするのであろう。

でも私にそれはできないから、今持っているもの、もしくはここから学ぶことで対価がもらえる仕事はあるだろうか?

1年ほどもこれでもない、あれでもないと考えた。

考えれば考えるほど自分は何も持っていないような気もして落ち込む日もあったが、会社で見よう見まねで作り始めたPowerBIのダッシュボード、さらには面倒な仕事は自動化だ!と言って、PowerPlatformで作ったアプリや自動化の仕組み。

自分が楽するためのものだったが、使ってみるとびっくりするほど仕事のリズムが変わり、私がこれほどに満足しているのだからほかにもほしい人がいるのではないか?と考え始める。

誰が買うのか、そして買ってくれる人をどうやって見つけるのか?

普段から消費財業界で働いているものとしては、当たり前だが、この買ってくれる人を見つけ、その人たちに的確にアプローチするのが一番難しいということはわかっている。

ひとまず、周りの人に紹介して買ってもらえるか聞いてみるか?と、友達にいろいろと聞いて回る。

自分で作ったの?すごい!
使ってみたい! こんなのあるんだ!

など感嘆符が付くようなコメントをいただくものの、ゴリゴリ営業して契約を取り付けるところまでいかず、知り合いの会社に買ってもらうというのはなんだか押し付けがましくて私には向いていないということが分かったのだ。 

凄腕の営業を雇うのがいいのか、それとも地道に何か配信をしていくのがいいのか・・・
広告をうつのがいいのか、何がいいかわからずPowerBIのダッシュボードや効率について配信をしてみたものの、これもなんだかしっくりこない。

技術を教えたいわけでもなく、自分が思っていることを徒然なるままに書き留めたいわけでもない。

ダッシュボードの作成をする会社はいくつもある。
それもきちんとした会社で、私のようにこれから一人で何かを始めようというボッチ企業ではない。

そういうちゃんとした企業ではない代わりに、自分で実際にそれを使って分析をしていたことで、わかるユーザー目線のダッシュボードの作りこみをうっていきたいのだが、本業の傍らお客さんを探す。

商品はよくても売れないと意味がない。

会社だと、そんなことをいって怒ってくる上司もいそうだが、ボッチ企業だと自分の頭をひたすら使うしかないのだ。

さてどうやって売るのか!先延ばしにせずしっかりと向かい合わねば、私は40歳の壁を越えられない。

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