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【就活軸の考え方】やりたいことが見つからない人へ

こんばんは、Mattです。
私は来年から総合商社で働くわけですが、実を言うとそこまで熱烈に行きたいと思っていたのではありません。

それは、私も「やりたいことが見つからない」人間だからです。

やりたいことはなくて当然

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就活を前にして色々な業界を見た時に、「やりたいことがないなあ」と思うのは正常な反応です。

というのも、大学生までは学問(や遊び)というビジネスからはかけ離れたことをやっていおり、ビジネスとのつながりはテレビCMくらいしかありません。

だからそもそも業界や仕事のことを「知らない」のです。
そしてよく知らない業界を前にして興味が湧かず、調べるにもやる気が出ないというわけです。

逆に、これまで接点があった業界はどうですか?
飲食アルバイトをしていた人、塾で働いていた人、様々だと思いますが、そこの業界や社員の働き方は、あなたが実体験をもって知ってますよね。

想像ですが、「めっちゃ魅力的だった」もしくは「死んでもああなりたくない」のどちらかが皆さんの反応ではないですか?笑

これ実は、まさに「やりたいこと」「やりたくないこと」です。
少なくともプラスかマイナスの感想で、「やりたいことがない」とは別のものですよね。

人間の「興味」とは、必ず「知っていること」の後に来ます。
しかも「知っている」というのは有名というだけではミーハー就活で、結構深くまで知らないと軸レベルでの興味にはなりません。

つまり、幸運にも業界や仕事との接点がこれまでの人生にあった方は、やりたいことが見つかっているのです。

しかしそれがない多数の人には、もっと違う選び方をしていくことをおすすめします。

①まずは業界ではなく「働き方」にフォーカスした軸を設定しましょう

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特にやりたいことがない人に軸が定まらない理由、それは業界選びから入っていることです。

志望企業を決める時、まず業界から入るのは一般的に推奨されていますし、自然な流れかもしれません。
私も、実際にESや面接で話す時は「業界 × 仕事」という軸がとてもやりやすいとは思います。

しかしこれは最終的に面接官へ伝える場面までに完成させればよく、
まずは「どんな働き方がしたいのか」という点に絞って考える方が効率的です。

1:まず「業界 × 仕事」の仕事にフォーカスして、分解します。

ここではひとまず業界は置いておいて、職場環境を思い浮かべた時に、絶対に譲りたくない点を洗い出します。

例えば私↓
仕事=やりがい × 成長環境 × 年収 

ちょっと意識高いものがでできて自分でも引いていますが、
これが「終身雇用」とか「残業時間」でももちろんいいと思います。

2:出てきたものを、さらに分解する

私の例を使うと、
⑴ Mattは「やりがい」をどういう時に感じるのか?
⑵ どのような環境が「成長環境」なのか?
⑶ 「年収」は具体的にどのくらい欲しいのか?

私が出した答えは、
⑴ やりがいは「人に感謝された時」、転じて「自分が誰かの役に立っていると実感できている時」に感じる。
⑵ 成長環境とは、自分の裁量が比較的大きく、労働時間もある程度長い環境。
⑶ 年収は30歳までに1000万円超を目安にしたい。

このようになりました。

3:2での答えを、仕事選びができるよう最適化する

⑴ 「誰かの役に立っていると実感できている時」にやりがいを感じるが、少数よりも多数の人の役に立てればやりがいはもっと大きい ⇒ どちらかというと大企業志向?
⑵ ⑴に加え「裁量の大きさと長めの労働時間」を満たせるのは金融や総合商社、コンサル、一部のストイック系エネルギー会社、一部の特定部署採用のメーカー(他にもありますが当時はこれくらいを想定していました)
⑶ ⑵の上で「年収」を満たせるのは金融、総合商社、コンサル、エネルギー

このように1~3の考え方で、自分が「行ってもいいかな」と思える職業は見つかりました。
やりたいことが明確でない場合は、このように仕事内容の周辺からある程度絞っていくことが効率的です。

②「働き方」軸に「業界」軸を刺してロックオンする

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最初に述べましたが、あなたにやりたいことが見つからない理由は仕事について詳しく「知らない」からです。

働き方軸である程度仕事を絞ったら、ここから業界について詳しく調べる作業に移ります。

例えば私だったら「再生可能エネルギーはとても面白そうだったけど、既存の石油やガスの収益が大きすぎて、自分が取り組める余地は少なそうだな」と思い、エネルギーを切りました。

このあたりは皆さんの意見や直観で優先順位を変動させればいいと思います。
まあ、これくらいまで絞れていれば全部受ければいいと思うんですけどね笑

【最終段階】本音軸と建前軸の使い分け

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ここまでを軽くまとめます。

・やりたいことは見つからなくて当然。なぜなら業界や仕事について詳しく知らないから。
・だからこそ、「働き方」の軸を先に考える。
・「働き方」軸である程度絞った後、業界を調べて優先順位をつける。

ここまでは、「本音」軸ですね。
ただお察しの通り、ESや面接で本音軸を話すわけにはいかないので、最後にここで「建前」軸を作りましょう。

ここでポイント。
建前軸には、自己分析をした結果を必ず盛り込みましょう!
(その理由は正しい自己分析を読めばしっかり理解できます)

先程のMattの例を使うと、
⑴ 「やりがい」 実際にアルバイトで自分が頑張れた理由は顧客の感謝の言葉だった。その経験から私のやりがいとは顧客からの感謝だと気づいた。
⑵ 「成長環境」 昔から負けず嫌いの性格で、自分の周りの人たちが成長しているのにまったり働くことはできない。
⑶ 「年収」 正当に評価されていると感じることが自分にとって重要。(評価されていると感じて頑張ったインターンの経験を述べる)

こんな感じで自分の軸を、経験を使って説明できるようにしましょう。

ちょっと無理やりな感じのあてはめでも、理由付けがないよりは100倍マシです。

まとめ

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長い作業でしたが、ここまでお疲れ様でした。

今回の記事は、やりたいことが見つからない人に向けて、違う観点からの業界・企業の絞り方をお伝えしました。

皆さんお気づきかもしれませんが、
この「働き方軸」は、絞った後の業界どれ受けても使える軸です!

あとは個別に企業研究をすることで、「なぜこの業界and御社なのか」ということを説明すれば良いだけです。

働き方軸をしっかり自己の経験につなげる(=建前軸)ことで、
様々な企業に応用が利く、とっても効率的な軸の完成です。

やりたいことが見つからないなら、視点を変えてみましょう。
やり方は一つじゃありません!

(今後も戦略的な就活記事を書いていきます。フォロー&♡で見逃さないようにしてくださいね!)

                                 From Matt

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