レンズ1本のすすめ
まさきです。
写真を撮りに行く時、レンズを何本持っていきますか?
2本ですか?3本ですか?
色々な焦点距離で撮影したいと2本持っていく人が多いのではないでしょうか。
カメラも1台だけでなく、2台持っていくという猛者もいるほどです。
今回はそんな読者の方へ、レンズ1本のすすめを紹介していきたいと思います。
レンズ1本のすすめ。
つまり、レンズ1本しか持たずに撮影に挑むことです。
複数のレンズは持っていきません。
1本だけです。
なぜ、1本なのか?
それには3つのメリットがあるからです。
・体力を温存できる
・思考力を温存できる
・人を感動させる表現ができる。
この3つです。
まずは、体力を温存できるから話していきます。
これは、分かりやすいですよね。
レンズ2本より1本の方が軽いし、カメラ2台持ちより1台持ちの方が小回りが利きます。
大きなカメラバックをせよって歩くよりも、何も持たずカメラだけを持って撮影した方が疲れませんよね。
疲れないというのは、ものすごいメリットです。
なぜなら長く撮影することができるからです。
例えば自然を撮りにいくとしたら、撮影場所までは車で向かいますよね。
目的地まで30分かかるとして、それだけで気づかないうちに体力を消耗していきます。
周りの車や信号、歩行者を気にしながら30分。長い時で1時間、2時間運転する。
車から降りた時にはふらふらです。
さらにそこから重い機材を持って撮影に行く。これだけで帰りたくなってくる人もいると思います。
長時間運転して高重量の機材を背負って歩く。トライアスロンやないんですから。
そうなると、1時間の撮影で限界がくるかもしれません。
せっかくキレイな紅葉を撮りに来たのに、すぐ帰ってはガソリン代と時間の無駄ですよね。
しかしレンズ1本だけだと体力の消耗も少なし、気分的にも楽なわけです。
重たい機材では1時間が限界だったのが、2時間3時間と撮れるわけです。
これが、1つめのメリットです。
2つめは、思考力を温存できるです。
1日の思考できる数は決まっていると言われています。
そのため、ムダなことへ脳のリソースを割くのをやめる必要があります。
写真撮影にとって一番大切なのは、被写体と向き合う事です。
被写体が今どんな状態なのか、どうやって撮れは最高に輝くのか、どんな表現が良いのかを向き合い、考え、撮影していくのが大切です。
しかしレンズを2本も、3本も持っていると、どうなるでしょうか?
「このレンズやなくて、もう一つのレンズに変えようかな?」
「望遠のいい写真が撮れたら、次は広角で撮りたいな。」
「重いな。バックの中の機材重いな。」
「やば!肩にかるってるカメラずり落ちよる。ぶつけそうや。どこかに一回置かな。」
こんな感じで、他の機材が気になって被写体に集中できないことがよくありませんか?
結局、たくさん撮ったのにどれもイマイチやったと愚痴るわけです。
大切なのは、たくさんの機材を持っていくことではありません。
どれだけ被写体と向き合えたかです。
そのためにもレンズを1本にして、思考力の消耗を抑える必要があるのです。
これが2つめです。
さいごに3つめ
人を感動させる表現ができる。
イメージとしては、プラモデルを作るとします。
金持ちは、そのままプラモデルを買って作ります。
貧乏は、空き箱や、枝、竹などを利用したりして作ります。
クオリティはどちらも同じです。
さて、どちらに感動しますか?
試行錯誤して作った、貧乏のほうだと思います。
金持ちのほうは、お金を出せばだれでも作るやつなので、ふ~んでしょう。
つまりそいうことです。
望遠レンズを使って望遠表現な写真を撮っても、当たり前すぎてつまらないのです。
広角レンズを使って広角表現の写真を撮っても、ありきたりなのです。
すごいけどよくある量産型で、SNSで目が肥えたユーザーを感動させるのは難しいのです。
「本当にこの写真。そのレンズで撮ったの?」と周りにはない発想の写真が撮れとき。人からうまいな~言われるわけです。
そのためにも、1本のレンズで5つも6つも表現していく。
ここは望遠で撮りたいと思ったら、手元にあるレンズを駆使して近い表現にならないかを試行錯誤する。
そうすることによって、どんどん、どんどん、写真がうまくなって人を感動させる写真に近づいていきます。
これがメリットの3つめです。
以上がメリットたちでした。
レンズを1本に絞るのは最初不安だと思います。
一週間のうちに本格的に撮影できる日なんて、1日あるかどうか。
ぼくもそうです。その1日にすべてをかけています。
撮り漏らしたくない。たくさんの良い写真が撮りたい。そう思う気持ちは痛いほど分かります。
しかし、身体は1つです。
どれだけレンズ、カメラを持って行っても身体は1つなのです。
体力、思考力、時間を奪われるだけです。
最初は怖いと思いますが、1本に絞ってください。
レンズは何でもいいです。
24-105でもいいですし、70-200でも、200-800でも
単焦点50mmでもいいです。
ぼくは、単焦点50mmをおすすめしています。
なぜなら、めちゃくちゃ軽いからです。
軽くて疲れないし、いろんな表現が出しやすいので便利です。
さて、まとめとしてもう一度メリットをお伝えいたします。
・体力を温存できる
・思考力を温存できる
・人を感動させる表現ができる。
ぜひ、レンズ1本で撮影を行ってみてください!
お互い良いカメラライフを!
またね
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ギリギリ無料期間中ですので、読んで笑ってください!
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