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Offseason

母親の墓に異常があった手紙を受けとったマリー。けして良い母親じゃなかったマリーの母親の墓とは言え、墓石が破壊されたのを放置しておくのも忍びなく、マリーは離れ小島にある母親の墓がある墓地を見に行く事にした。

この場所は観光地で観光シーズンは人が賑わい、唯一島と本土を繋ぐ跳ね橋もひっきりなしに稼働していたが、今のシーズンは1日に決められた回数しか動いていないようだ。

生前の母親から色々と聞いていた島の住民もこのシーズンオフにノコノコやって来たよそ者に対してあからさまに態度が悪く、マリーも一緒に来てくれた恋人のジョーも居心地の悪さから一刻早く島から帰ろうとしていたのだが、こともあろうことに跳ね橋が下がる時間に遅れてしまい、母親の墓地のある島に閉じ込められてしまった。

この時のマリーは、島に来てからマリー達を付け狙う謎の影の存在に気づいてはいなかった・・・。


ヘッドホン推奨!音で怖がらせるホラー。

音、怖ぇーよ・・・。

久しぶりのミッキー・キーティング監督作品です。ちな、私この監督さん御贔屓にしたいと思ってる監督さんなんで、今回の作品はもう楽しみで、楽しみで小躍りで鑑賞しました。

と、言ってもミッキー・キーティング監督言っても『ハンティング・パーク』って、『ようこそ虐殺公園へ』なるキャッチフレーズ貼られてレンタルされてるヤツと『サイコパス・連続殺人犯たちの夜』ぐらいしかジャパンでソフトスルーしてない思うんでな、是非とも名前を憶えて帰ってくれよぅ。

今回の『Offseason』、良かったです。

跳ね橋に閉鎖された人のいない観光地、観光地の土産店の街並み、かすかに聞こえる波の音、さらに霧・・・『サイレント・ヒル』を思い出される設定よ、たまらんくないか?

さらに、なんとなくルチオ・フルチの臭いも、そこはかとなく漂うような気もするんだが、ココは私の勘違いかもなんで、観た方の意見が聞きたかったりする、観たら教えてくれよ。

マリー達を着け狙う謎の影(達?)に襲われ閉鎖された島を逃げまどう展開になるんだが、これが・・・物理的な怖らせじゃなくて、聴覚に来る怖がらせ方がこの作品の特徴にして最大の売りだったりする。

効果音で驚かす手口を結構な数でやってるんですが、舞台が静まり返りやがる無人の島、静けさに驚かしがブーストさせられて心臓チヌ。

誰も居ない島に微かに聞こえる波の音だけでも怖いが、その波音が徐々に人影(達?)のコソコソ話す声に変わるシーン、コレ鳥肌だったわ!

このシーンは、私の天敵『ダークアンド・ウィケッド』のシャワーシーンに匹敵するショックシーンだったね、こっちのほうが鳥肌だったが。

そんなんで、この作品を1.5倍増しで怖がりたい方はヘッドホンをオススメしとく。

マリー役のジョサリン・ドナヒューさん、あんまり知らないんですが『サマー・インフェルノ』に出てたらしいんですが、イマイチ思い出せないんだが、彼女がなかなか良くって、次回作も観てみたいなぁ。
マリーの母親ちょっと毒親な役をメローラ・ウォルターズが演ってるんですが、メローラ・ウォルターズ良いですよねぇ、ここ最近やたらやさぐれた母親役で見掛けるんですが、もうタバコ吸いながらあの口調で子供にメンドクサイ絡み方するのハマり過ぎていいっすね。あの場末感はメローラ・ウォルターズにか出せませんわ。

あと、ミッキー・キーティング監督なんですが、この作品は5作目なんですが長編デビューしてからズーとラリー・フェセンデンがイッチョカミしてるんですが、今回もさり気に出演してます。あと、ジェレミー・ガードナーも出てたんで探してみよう(お買い得あるよなこのキャスト)

劇場で観るより、部屋でじっくり観る方がしっくりくる作品だったんでサブスクかなんかで配信されたらいいナァ。

とりあえずココ最近ではオススメだよ。

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