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公務員一次試験に合格しました。今までの公務員就職活動の歴史。

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 タイトルから書いています。話が逸れて行ったら申し訳ありません。
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 2022年11月15日(火)。21時47分。

 なんでこんなに遅くに書いてしまっているのだろうかと、自分でも思ってしまっているが、明日が休みなのである。

 明日が休み。

 午前中に行こうと思っていた耳鼻科も、意外と薬がまだ余っているので、なんとなくキャンセルした。キャンセルというよりかは、自分の中の予定を無くしたとというただそれだけ。

 明日の午前中に、所得税控除申請書を作り上げようと思っているけれど、内容も把握しているのでそんなには時間が掛からないと思う。

 なので、まあ、午前中はゆっくり寝ようと思う。二日連勤で充分疲れた。

 おやすみ。

 と言ったら、題意を全く反映していないので寝るわけにはいかない。

 はい。公務員障害者枠一次試験、無事合格いたしました。

 公務員の障害者枠を最初に受けたのは、第二回全国国家公務員障害者枠一斉試験から始まりました。

 このときも一次試験は合格して、それ以来、公務員一次試験は無傷の6連勝らしいです。

 それで、公務員障害者枠二次試験、いわゆる面接試験は数えてみたら16連敗していたらしいです。なんでやねん。

 最初の頃は、「統合失調症の神さまが、私を決して成功させないように運命を動かしている」とか思っていました。

 しかし、二年目に、公務員試験一次試験の開示請求をしてみると、筆記試験は50人くらいいるなかの、普通に1位でした。それで、普通に面接試験も落ちました。

 「1位ってすごくない!? それで受からないってそれまたすごくない!?」

 とか、言いたいわけではないのです。本当にそういう気持ちはありません。

 公務員障害者枠の一次試験は、驚くほど簡単なのです。まず、障害者で大学受験を突破する人が少ない(と勝手に思っています)ので、そのレベルで問題が作られるので、とても簡単にできています。

 公務員試験の一年目とかは、どんな問題が出るかも分からなかったので、教材を買って必死に勉強していました。国家公務員の全国障害者一斉採用の一次試験は、ある程度難しかった記憶がありますが、その他の公務員障害者枠一次試験は驚くほど簡単です。

 そして、ほとんど落とされないのも、公務員障害者枠一次試験の特徴です。よほどのことがない限り合格します。

 ほとんど、2次試験の面接試験の数十分間で、その人の人生が決まります。残念ながら、勉強ができるだけの人間は、ある意味で公務員障害者枠一次試験で何もしなくとも上位に行ける分、それだけ人生で大学受験や浪人生活で勉強をしてきた分、一次試験には合格はするものの、才能の無駄遣いというか、障害者枠では一次試験などただの足切りにしか使われないので、なんの意味も無いのです。

 本当になんの意味もない。面接でいかようにも点数を操作することができるのですから。

 公務員障害者枠面接試験を16連敗してきた経験から言わせてもらうと、リーダー性のある人はまず落とされます。障害者枠にそういう人材を求めていないからです。大卒枠、院卒枠の採用でそういう人物を求めているわけで、障害者枠では「みんなを引っ張るタイプ」の人間は必要ありません。

 あと、企画力がある人も障害者枠では求められていません。障害者枠で入ってくる人は「指示する側」ではなく「指示される側」として採用され、仕事をこなしていくわけで、企画力とかプレゼンテーションの能力とかは、まずいりません。というよりかは、言い方は悪いですが、面接官の職員さんから「うざい」と思われ、マイナスの影響を与えてしまいます。

「あなた、障害者ですよね? あなたが考えていることは、まずウチに入っても実現することはできないと思いますよ」

 これは面接官に言われた、本当の言葉です。

 もう、私はやる気を無くしました。やる気が無くていいとようやく気が付きました。面接対策とかするから落ちるのだと、四年目になって思いました。どうでもいいや、くらいの気持ちで受けたほうがいいと、悟りました。これで落ちたら、落ちたで、もういいやという気持ちしかありません。

 統合失調症だから落ちた、という可能性も否定はできません。

 月一で通院が必要だから落ちた、という可能性も否定は出来ません。

 こんなことを言ったら、色んな人から、色んなことを言われそうで怖いですが、公務員だろうが、会社員だろうが、障害者枠で求められる人材は、

 安定感があって。

 自分の意見は控えめで。

 通院の必要も無くて。

 目上の人に従順で。

 我慢強くて。

 無口で。

 心臓が悪いとか、腎臓がちょっと小さいとかの目に見えない身体障害だったり。

 軽い鬱とか、適応障害とか、精神保健福祉手帳3級くらいの人。

 そんなタイプが求められています。

 統合失調症とか、双極性障害とか、発達障害とか、通院が必要で安定感もなく、我慢強くもない、そんな障害を持っている人は、病名だけで弾かれるという現実が待っています。

 「こんにちは。年賀らせです。でも井上さんは、今回、一次試験に合格した人のうち上位5名だけが受けられる特別枠に受かっちゃってるわけじゃないですか。普通の人なら期待とかすると思いますが。まあ、過去の経験ですね。申し訳ございません。現実は厳しいということを嫌というほど味わってきた井上さんですよね。すみません」

 昔。一次試験で3人までしぼられたことがあった。募集人員2名。一人しか落ちない。面接を受けた。普通に話した。結果。

 『障害者枠での今回の合格の該当者はいませんでした』

 人生ってこんなもんだ。現実ってこんなもんだ。本当にそう思った。やる気を出して生きるのをやめた。安定感を以て、毎日を淡々と生きていこうと思った。

 どうでもよくなってしまった。

 普通の人がひょいと乗り越える試験を、毎回、毎回、やる気はあるのに、理由も分からず弾かれる。

 もういいよ。現実がそうなら、もういいよ。

 ブログを始めたきっかけも、そんな気分からだったように思われる。

 考えてみれば、公務員志望の人間がブログを書くこと自体、守秘義務の観点などから不利に働くというのは、考えなくても分かることだが。

 考えることをやめた。不安になることをやめた。《《どうでもいいと心の底から思った。》》

 どうなるかなど知らない。受かったら受かったで、生きていく。落ちたら落ちたで生きていく。それだけであり、それ以上でもそれ以下でもない。

 どこかに固執するということも、もうない。

 ブログが続けられたら、とは思っているが、どうだろうか。未来は誰にも分からない。書くのは楽しいけれど……何もお金にもなっていない。考えてみれば結果も何も出ていない。そんなブログである。

 流されるままに流されて、それでいいような気もする。面接も、流されていこう。

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