マガジンのカバー画像

文字

56
散文
運営しているクリエイター

記事一覧

無題

人の生態系を壊さないで
人の聖域に入れない
人は神聖に扱わなければならない

わたしが汚れているから触れるもの全部汚れてしまうから1人で居なければいけない決まり

私が人といる光景
想像するだけで、ぞっとする

ありえないから
寒気がする

今まで生きてきてまだ人に慣れてないから

誰もみていないから、誰もいないからこそできる
最初から誰もみていない
最初からだよ

これも明日も
生きてても死んでても変わりのない毎日同じ
代わりはある毎日同じ

それでも生きてるのは
死ぬのは痛いから
何か露のようでも希望があるから

自分が存在しない証明を
何度も何度もしよう
それさえも見えないから
してもいいんだよ

やっと嫉妬の意味が分かった
私は死んだ人を僻んで妬んで嫉妬してる
今まで感じなかった感情が湧き出している

私はいない
大丈夫
だから何をしても大丈夫
息も聞こえていないから
意識もないから
何をしようが見えないから
何もしないほうがいいみたい

no title

元気なふりするにも

暗い人のふりをするにも

何の才能も要らないし

ふりをしてる時点で本当の事なんだって気づいてやれないのは

おなじ目にあった事無いからだよ

どうして怖がらずに

どうして怖がらずに

どうした怖がらずに

不確かな世界の隅っこで

私の上にだけ雨が降る

怖くて

傘がさせない

森の中は干涸びた赤ちゃんたちでいっぱい

そこに立って何も言えなくなる

祝ってあげられなく

もっとみる

no title

君が心を開いて

全力で私を拒んだ時

もういいよって思った

あの時

嫌いじゃないって言ってくれたから

それ以上なんて思ってない

こんなに女々しい私を遠くまで置いて来てくればよかった

何もかも固めて欲望から逃げたいよ

なんで人間に生まれて来てしまったのかな

最終回 抱き合って燃える二人の少年

命を落としながら光ったそれを

流れ星だと言って祈った人がいる

違うんだ

あれはもう

もっとみる

no title

いきなり外に出るドアを開け、

コンクリートの地面にグチャグチャに布団を一組敷いた

そして私に向かって

そこで寝ろ

と叱った

あまりに寒く、

恥ずかしい

母親が私を

悪魔と呼んだ

私はまだ子供だったから

暗闇が怖くて泣き喚いた

物が当たれば音は煩いし

話せば声がする

当然の事が嫌だった

あの子の最後の手紙の字はみみずみたいに震えてて

別人が書いたみたいに見えた

君は私

もっとみる

no title

窓から見える世界は水槽で

雨と雫の違いを述べた

雨は最初から一つで最期は同じ物体になるけど

雫は一つの物体から離ればなれになって落ちていく

私たちはどちらでしょうか

できる事ならば雨でありたいが

そうもいかなかったね

全ての人が上手く行くはずが無いもの

ああ、人の焼ける煙が見える

上にあがって雲に混じって

下に落ちて来る

それを見て私たちは目から涙の雫を流す

悲しくないよ

もっとみる

no

どうすればこの世界から離れられるのだろう

人と繋がるのが怖い

ピアノの音だけが聞こえる

奇麗だった

道はみえなくて横断歩道もしみて灰色になった

わたる事ももう難しいけれど

目を閉じれば意識に 心地いい意識の中に沈む事が出来る

ここにずっといるよ

ここでずっと歌って

一人で

誰とも繋がれずに震えている

どこにいるか分からない

でも歌っている

嫌いな声が響いている

大嫌いな

もっとみる

no title

言い訳をしながら生きている

それは私の事

私と本当の私は文章の中でしか存在出来ない

この体は嘘っぱちだ

早く消えてなくなれ

全ては膜で覆われている

誰ひとり哲学に触れない

私は悲しくなる

友達のようなものも一人もいない

私は哲学を語る人がもう一人欲しいのだ

でもいないなら

物語で作れば良い

それが私の現実なのだから

目に見える世界に頼ろうとしないこと

それを大事に胸に秘

もっとみる

no title

優しい人は守るべきものに殺される

そんな気がする

でも もう そんなこと

どうだっていいのかな

頭 痛いんだもん

闇を弱らせることは粘り強く生きる事

けれども それが出来る自信がない人は

どうしたらいいのだろう

優しい人たちが狂うのに

そんなに時間はかからない

大人になればそうなるんだ

私もあなたも

問題は無い

きれいごとなんて子供の時に

すでに終わってる

なんかもう

もっとみる

no title

あなたは強い子だから立てるでしょって言われて育った子供たちは

大人になってできた友達にも言われる

あなたは強い人だから羨ましいって

強い人間は誰も助けられない事を

あなたは知らないのでしょう

このままじゃずっと人類は分かり合えないまま

遺灰になって土に還る

不憫な生き物

翳り

泥をかぶる癖をつけたい

全部 誰かのせいにしすぎてきたのかもしれない

そう思うと 罪は認めないけれど償いはしたくなる

別に誰とも関わってないのだから。

本を手に電車に揺られる

その行為の繰り返し

けれどもその中で誰かの人生は確実に重なって老いて行く

私は数日しか年を取らないのに

私は本の中のひとくらい急がなければもう間に合わないかもしれない

どこにも行けないって分かったんだ

もっとみる