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「一生遊んで暮らしたいな」と思った話

こんにちは!半年前に勢いでフルマラソンにエントリーしたことを死ぬほど後悔している井上です。

最近フルマラソンの練習のためによくランニングをしているのですが、走ってる最中にpodcastを聴いて色々と勉強しています。

先日その中でなるほどなあと思った話がありまして、それが「遊びの定義とは、それ自体が手段ではなく目的化していること」みたいな言語化がされていたんです。

これすごく面白いなと思い、今日はそれについての記事を書いてみます!

仕事やタスクと遊びの違い

遊びの定義をわかりやすくするために、まず正反対のイメージが強い「仕事」を例にします。多くの人にとって仕事はお金のためにしているものだと思います。目的はお金で、お金を得るために手段として仕事をしている、みたいな感じです。

あと例えば「すごい痩せたい」という目的があって、その手段としてやるランニング、筋トレとかも続けるの大変ですよね。目的は「痩せたい」なので、ランニングや筋トレは手段としてのタスクになってしまいます。

一方で、家族や仲の良い友達と過ごす時間や、大好きな趣味をやるときってそれ自体が目的で、なにかの手段としてやってるわけではないですよね。ただ純粋に好きで、楽しくてやっている状態。

「何をしているか」ではなく「手段か目的か」でそれが遊びなのか、そうでないのかを定義するってすごく面白いなと思いました。たとえばめちゃくちゃランニングが好きな人からすると、ランニングは遊びになるが、ダイエットのためにランニングする人からすると、それは手段でありタスクになので遊びではなくなる。

遊びとして働いていた

そうなると元々正反対のイメージが強い仕事と遊びの違いも「何をしてるか(WHAT)」ではなく「なぜしているか(WHY)」によって変わってくるなと思いました。

これ、今回の遊びの定義の言語化されてすごいスッキリしたんですけど感覚的には以前から同じようなことを自分も感じてまして、、

自分は普段毎朝5時に起きて夜7時くらいまで、ちょいちょい運動したり家のことやりつつ、基本はずっと仕事しています。土日も5時起きで午前中は基本仕事してるので月間仕事してる時間でいったら300〜350時間とかになります。

当然もっと仕事時間多い人もたくさんいますが、300〜350時間も一般的には多い方だと思うのですが、これまで全く辛いとかしんどいとか思ったことがないんですね。理由は「めっちゃ楽しそうだし手伝いたい!」と思う会社や事業の仕事しかしてないからなんです。

お金をもらうことを目的にするともっと高単価の仕事を受けることもできるかもしれないのですが、それがテンション上がらない内容だとどこかでモチベ無くなるし、毎朝5時に起きて仕事するとかも続かない気がしてるんですよね、、

まさに目的が「その会社やプロジェクトを手伝うこと」なので完全に「遊び」として日々の仕事をしていることになります。つまり、これまで自分は長時間働いていると思ってたのですが実はそんなことはなく、ただたくさん遊んでるだけということがわかりました。すごい腹落ち感。

SNSとか動画サイト、エンタメコンテンツも同じ?

もうちょっと議論の対象を広げると、これスマホでついつい見ちゃうSNSや動画サイト、エンタメコンテンツにも言えることかなと思いました。

SNSとか動画サイトってちょっとした仕事の合間とか寝る前のベッドの中とか、隙間時間の暇つぶしでつい見てしまうことが多いですよね。

で、これよく考えると「暇をつぶす」が目的でSNSや動画サイトは手段としてやってることになるので、これは全然遊びじゃない気がしてきたんです。遊びじゃないからそこまで満足感もないし充実感も得られない。

一方で、例えばずっと見たいと思ってた映画がネトフリでも見れるようになったときや、好きな漫画の最新刊が発売されたときは、そのために時間を確保して映画を見たり漫画を読んだりすることが多いと思うんです。

そのコンテンツや作品を見ることが目的になってるのでちゃんと「遊び」になっていて、暇つぶしの手段として消費しているコンテンツなどと比較して満足度が高まる気がします。

仕事だけでなくSNSやエンタメコンテンツみたいな普段の生活の時間も「なにをしているか(WHAT)」ではなく「なぜしているか(WHY)」で遊びになるかどうかが変わってくるのかなと思いました。

「遊んで暮らす」とは?

「一生遊んで暮らしたい」みたいな言葉をきくとなんとなく仕事なんか一切しないで一日中ゲームしたりゴルフしたり、旅行いったりして過ごすみたいなものをイメージします。

でも「遊びの定義とは、それ自体が手段ではなく目的化していること」ということを前提にすればゲームもゴルフも旅行も全て「なにをしているか(WHAT)」の話なので、それをやっているからといって遊んでることにはなりません。

なので新しい遊びの定義でいうところの「一生遊んで暮らす」とは仕事でも家族や友達と過ごす時間でも趣味でもなんでもよいのですが「心からそれがやりたくて、その時間を過ごすことが目的になっている」ことだけをして暮らすことなのかなと思いました。

多分それにはたくさんのお金は必要もなく、健康的な体と自分が心から好きなことや時間はどんなものかを認知さえできれば、理想とする「一生遊んで暮らす」生活ができそうだなと思い、今回の記事を書いてみました。

参考までに自分でいうと家族との時間、仕事、運動、映画や漫画などのエンタメ、たまに会う地元の友達との飲み、とかですかね!

普段の生活の中でなんとなく充実感や満足感が足りてないなと思ったら、「今やってることはそれ自体が目的になってるものか、なにかのための手段としてやってることなのか」をメタ的に考えてみると良いかもしれません。

ということで自分は引き続き朝は早く起きて、一生遊んで暮らしていきたいと思います!



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