スタートアップの役員→フリーランスになって半年経った振り返り

こんにちは！note書くのめっちゃ久しぶりになってしまいました、井上です。

自分は元々スマホアプリをたくさん作っているスタートアップ企業で取締役COOをやっていたのですが、昨年の7月に退職をしてフリーランスになりました。

(最近法人化したのでフリーランスといえないかもですが便宜上、フリーランスと表記していきます)

在籍していた7年間で、多分50個近いアプリやサービスの開発・運用に関わったりしたのですが、経営という立場でいるよりももっとサービスや事業を現場でやりまくる環境に身を置きたい！と思ったのがざっくりとした理由です。

なんだかんだ気がついたら独立して半年ほど経ったので、フリーランスになってみた振り返りをまとめてみたいと思います。同じようにスタートアップで働いてる人の参考に少しでもなれば嬉しいです。

(そもそも他のスタートアップのCOOの方ってその会社辞めたら皆さんどうしてるんですかね.. 起業したり他のスタートアップの役員やったりするのかしら..)

色々な挑戦に関われるのめっちゃ楽しい！

前職の会社も複数の事業やサービスをやる会社だったのでたくさんの挑戦をすることが出来たのですが、それでもやっぱり1つの会社なので挑戦するジャンルやカテゴリみたいなものがある程度決まってくるんですよね。

もちろんそれ自体が悪いとかつまらないとかそういうことではなく、むしろ会社としてミッションやビジョンを掲げてる以上、その道筋に沿った事業を展開するべきなのでそれが正しいかと思います。

が、フリーランスになって以降は母体が会社ではなく自分自身となったので、極論を言えば自分が楽しそうだなと思った事業やサービスに見境なく関われるようになるわけです。(相手の会社さんもそれを望めば！)

実際に今自分はコミュニティアプリ開発・VRゲームのマーケティング・eスポーツ選手のコミュニティサービスなんかに関わってるのですが、どこか1つの会社に属してるとここまで多岐にわたって関われるケースは少なそうです。

フリーランスのデザイナーさんやエンジニアさんなどからすると「当たり前じゃん」って話かもしれないのですが、自分のようなディレクター職の立場で様々な挑戦の、しかも割と上流行程に関われる体験は、かなり新鮮で楽しいものでした！

色々な組織に所属できるのめっちゃ楽しい！

会社の数だけ組織の数があり、その組織文化や所属しているメンバーのカラーもマチマチだと思いますが、そこに所属できる体験もめちゃくちゃ新鮮です。

これは自分も役員として組織周りの課題に取り組んで四苦八苦してきたから尚更思う部分があるかもなのですが、改めて「経営側」ではなく「メンバー側」から組織を見ると、全く違う視点で組織を見ることができるんですね。

さらにそれが複数の組織に所属するってなると、めちゃくちゃ気付きが多くて面白いです。

もちろん、ただ一人で各社の組織を見てニヤニヤしてるだけとクッソうざいやつになってしまうので、気付いたことや思うことはその会社の経営陣などにちょこっと共有なんかはしております。(おそらく少しは役にたってるはず..そう思いたい..)

このあたりの「経営側」→「メンバー側」での視点の違いによる気付きはめちゃくちゃ多かったので、また別の記事で書いてみたいと思います！

色々な可能性があるのめっちゃ楽しい！

今、色々なスタートアップでお仕事をさせて頂きながら、自分でも知り合いのデザイナー、エンジニアと一緒にアプリを作る企画を進めています。

元々自分はtoC向けのサービスを考えたり作るのが大好きで、そういったノウハウを生かして他の会社さんの1→10や10→100なんかをお手伝いしているのですが、やっぱ自分自身も0→1はやっていきたいなと。。

独立したばかりの8月〜11月くらいは非常にバタバタしてそれどころじゃなかったのですが、少しずつそんな余裕も出てきてプロジェクトがスタートしました。

この「やりたいアイディアと時間が出来たらいつでも自由に挑戦できる」という可能性に満ちた環境は、1つの会社の役員をやっているとなかなか難しい(そんな暇あるなら本業に専念すべき)ので、改めてその価値を噛み締めている昨今です。

所属欲求がちょっと満たされない

基本的にはフリーランスになってからは楽しいことが多く充実した日々を送ってるのですが、とはいえポジティブな内容ばっかだと「自分にバイアスをかけて独立の選択が正しかったことを言い聞かせてるヤツ」みたいなので、ネガなポイントも1つ。

人間には「なにかしらのコミュニティに所属したい(人と繋がっていたい)」という欲求が本能的にあるようです。

この所属欲求が、スタートアップでみんなで一枚岩となって事業や会社の成長に向かって頑張ってる時より、明らかに満たされていない実感はあります。

これは、今お仕事している会社の人たちが冷たいとかそういうことでは全くなく、むしろ外部の人間なのに社内イベントに参加させてくれたり1on1やってくれたりと、めちゃくちゃ招き入れてくれていてとても感謝しています！(これは本当に！)

が、なんて言うんですかね..完全に自分のせいなのですがやはり同じ船に乗ってるというよりは、本船の横で小舟で並走しているような感覚は若干あるのが正直なところです。

繰り返しますがこれについては不平不満とかでは全くなく、複数の会社や事業に携わる以上、ある程度仕方ないことだと思っています。

スタートアップで全力で数年感走ってきた後にフリーランスとして独立すると、ちょっとした「一体感ロス」になるよというお話でした。

まとめ

ということでこの半年間をざっくりまとめると「基本的には刺激的で楽しい変化が多かったけど、強いてネガなポイントをいえば所属欲求がちょい満たされないよ」という感じです！

引き続きフリーランス生活楽しんでいきたいと思います！