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「是非全世界の人にこの映画を観てもらいたい」 ~映画「ひろしま」上映会レポート~

こんにちは、井上・月丘映画財団です。

8月5日、OCA TOKYO THEATREにて、映画「ひろしま」の上映会とトークイベントが開催されました。映画「ひろしま」は、終戦後わずか8年後に、約9万人の広島市民、実際に被爆した方々がエキストラとなって制作された映画です。

本上映会は「未来に生きる子どもたちのために」というテーマを掲げ、災害支援や小児がん・難病援助などを行っているカーネーションズの主催により開催されました。月丘夢路に長く心を寄せていただき、実現いたしました。貴重な機会を本当にありがとうございます。

ご友人に誘われて来場された方、ずっと映画「ひろしま」に関心を寄せながらも見る機会がなかった方、この機会にもう一度見たいと考えた方などが訪れ、定員30名が満席でスタートいたしました。


映画「ひろしま」をご覧になったの声

上映会後のアンケートに寄せられた、皆様の感想を一部、ご紹介します。

特に印象的だったシーンやセリフを教えてください

生徒が「身近な人に被爆した人の現状を知って欲しい」と言ったシーン

想像を絶する場面で臨場感が凄かった

実際の被爆と思われる傷跡の方がたくさんでていてリアルだったこと

新しい命が芽吹いて喜んだところと最後みんなが力強く前を向いて歩いていくところ

行くあてもなく被爆した人々が歩き、家族を探す行為

結婚を諦めた女性のシーン

父親母親が子供を探し回るシーン。70年は草木は生えないと聞いてたのに大根の種を植え芽が出た感動のシーン

子どもたちが言っている言葉、先生が言う言葉、全てが現在にも、そのまま
通用する言葉ばかりで、歴史的な事ではなく現在に発言されて居るようでした。そして、この現在も 紙一重で同じではないか…と云う怖さを思いました。子どもたちの危機的状況には、お母ちゃーんと助け声をあげるのだな…と思いました。

作品全体から原爆投下の実相とその後の広島に生きる人々が伝わりました。
印象的なセリフは「この教室の人に知って貰いたい」と言う被曝青年の言葉。教師の方々がお金を出し合って作成された思いがよくわかるシーンでした。

映画をご覧になって、意識が変わった点や気づきなどありましたら教えてください。

原爆当時の様子をここまで見ることがなかったので、改めてむごいことだと思いましたし、こんな思いをもう誰にもさせたくないなと思いました

これまで、断片的だった事柄が全て繋がって理解出来ました。

何度か広島にある原爆資料館にて原爆投下の悲惨さを知り涙をながしてました。絶対目を背けず原爆の恐ろしさを世界の方々に観て頂きたい。 どうして今まで公開出来なかったのか!

資料館などで絵や写真は見て来ましたが…ここまでの臨場感は読み取れ無かったです。とても リアルで 細かに表現されてて大事に制作されたのを感じました。映画の表現力が素晴らしいと思いました。

決して原子爆弾投下といった悲劇を繰り返したくないと思いました

是非全世界の人にこの映画を観てもらいたい。

小学生の頃から原爆の悲惨さの教育を受けて来ましたが、やはり民間人や無差別な攻撃には強く反対します。放射線は目に見えないものでコントロールが難しく、非核廃絶に向かうことを願います。


このほか「改めて学び直す必要性を感じた」「これは今、世界に見て頂きたい…日本の政治家にも見て欲しい」「また上映会をお願いします」「この映画を作られた方々に敬意を表します」といったコメントをいただきました。

また、「戦争に行った父が、戦争はどんなことがあってもやってはいけない、誰にも良いことはないから、と言ったのを今でも覚えている。ただ、子供達にはきちんと伝えていないのが悔やまれる」といったコメントがあったことが大変印象的でした。

「この映画を友人や家族、同僚など親しい方に薦めたいですか?」

「この映画を友人や家族、同僚など親しい方に薦めたいですか?」といった質問には、アンケート回答者のうち「とても薦めたい」「薦めたい」と答えた方が過半数を超え、平均4.5点(5段階評価)という高い数値となりました。


映画「ひろしま」のオンライン視聴のご案内

映画「ひろしま」のオンライン視聴は下記にてご案内しております。この機会にぜひ、ご覧ください。(視聴期限はございません)


参考記事)紹介:広島出身の大女優が残した幻の映画『ひろしま』(カーネーションズ)


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