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「灯すラボポップアップ」始めました。

こんにちは、石橋です。現在は佐賀市内に住みながら、佐賀県の西端の(長崎県との県境に接する)有田町のNPO法人灯す屋で活動しています。※活動内容については団体HPをご覧ください。

今回の内容は、灯す屋が新しく始めた灯すラボポップアップの開催レポートです。



灯すラボポップアップって?

灯すラボポップアップとは、【つくるって楽しい!を見つける場】をコンセプトにした月に一度のイベント。アートや音楽、何が出てくるかは回ごとのお楽しみです。
(焼き物に限らず)日々試行錯誤してきた有田のまちの人達の姿を見てきて、「やったことがないことに挑戦したり、自分で生み出すことを楽しむ大人が増えると地域はもっとおもしろくなりそう」と感じたことが原点となっている実験的なイベントです。

つい最近、灯す屋は【一人一人がおもしろい未来を描ける社会をつくる】というビジョンを掲げていくことを決めました。ビジョンというと少し堅い気もしますが、灯す屋が実現していきたい未来の姿です(どこかのタイミングで僕が思う未来も書いてみたい)。
このビジョンを体現していく灯すラボプロジェクトの一環として行っています。



灯すラボポップアップvol.1【落書きじゃない楽書き】無事終了!

ここからようやくレポート。
2023年2月18日。灯すラボポップアップの第1回目を開催しました。

灯すラボのイメージカラー(オレンジ/水色)と、今回参加してくれた大学生アーティストのイメージカラー(赤)をベースに、ペンキみたいに混ぜてみました。
残念ながらコーヒーは、今回は提供なしでした。次回からお楽しみに!

第一回目は、佐賀大学学生団体Make-Sense(以下、Make-Sense)の皆さんと一緒に企画運営を行いました。Make-senseが運営する1㎡ Store(ワンエムストア)というアート×地域をテーマに企画されている、大学生アーティストの作品の展示販売イベントとのコラボ。アートを鑑賞するだけでなく、身近なものとしてどのように楽しんでもらえるか。お互いにアイデアを重ね、ハードルを越えながら当日を迎えました。


運営もアーティストも来場者も一緒に楽しむ

本番当日は残念ながら生憎の雨。屋外で予定していたライブペイントは屋内での開催に変更となりましたが、結果として間近にライブペイントを感じられる空間に。屋内は手狭になるほど盛況となり、17名の方にご来場いただきました。

会場からの外の眺め。路地裏でやってます
会場の様子。各々が楽しんでいます

イベントの内容は
ステンシルアート体験(既存の型や使ったり新しい型をつくったりして、スタンプで色をつけるもの。完成品はポストカードとしてお持ち帰りいただきました。)
ライブペイント(佐賀大学生アーティストYoshino Takehikoさんによるペンキを使ったアート制作)※屋内で実施。
大学生アーティストの作品展示・販売(ITO HiNaTaさんと真美矢 Mamiyaさんの作品展示・販売)

ステンシルアートの型紙をつくる大学生アーティストYoshino.Takehikoさん
Yoshino.Takehikoさんのライブペイント。子どもも興味津々
ITO HiNaTaさんの作品。細部までペン一本で書き上げる技術に脱帽。

ステンシルアートを体験するだけでなく、次の人のサポートをしていたり。アーティストもライブペイントの傍、ステンシルアートをつくって来場者と同じ体験をしたり。年齢の壁も越え、自然と場が一体になるような雰囲気がその場に漂っていました。さらには、来場者自身が作業中の編み物を持ち込み、数人で教え合いが始まったり。つくる楽しさは、人と繋がるハードルも下げてくれるのかもしれません。

初めて会うのに、おそろいもつくるほど仲良しに。
親子で一緒の体験。よい思い出になってくれますように
朝から夕方まで夢中になる人も。宇宙が広がってます

来場者からは「気軽にできるアートなら日常でもやっていきたい」という声が。
場にいた人がそれぞれのつくる楽しさを見つけていた今回の灯すラボポップアップ。次回以降も、遊びに来てくださった方とつくる楽しさを共有したり、おもしろい未来のための作戦会議をしていきたいと思っています。ぜひお気軽に遊びに来てください。


〜後書き〜

アートを見るだけでなく、つくることで新しい自分に気づける。メインで一緒にイベントを運営したMake-senseの武市さんと、ライブペイントをしてくれた佐賀大学生アーティストのYoshino Takehikoさんと一緒に試作づくりをした際にそう感じました。​​
企画段階で、試しにやってみよう!とステンシルアートをやってみた時、つくっている最中に「こうしたらどうなる?」「この色の組み合わせはどうだ?」と次々に発想が出てきたことが新鮮で。イベントをつくる過程で新しい考え方や目線が芽生えることもおもしろいと思うポイントでした。

社会が発達し、買って済ませることができることも増えました。今はいろんなものをつくる機会がそう多くはないように感じます。つくることでしか味わえない感情もあると思うし、何よりその「楽しい!」という感情は誰にも奪えないもの。自分だけの感覚として大切にしたい/してほしいと思います。

イベントが終わった後に「またやろう」「次はどうするか」と自然と次を考え始めたのは、楽しんでもらえたという実感と、自分たちが思い描いた未来に近づけた感覚があったから。

これから、没頭してつくる楽しさを感じられる企画を行ったり、時にはおもしろいことを一緒に企む作戦会議のような回も行っていきたいと思います。前身となるうちやまポップアップのようなゆるく繋がれる空気感は引き継ぎながら。

これから灯すラボポップアップをよろしくお願いします。
つくる楽しさを一緒に体感していきましょう!

石橋



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