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『あ』

あ、いのぴーはじめました

ども、日本一態度の悪い理学療法士(他称)えることえるです。

いのぴー?

よくわからない?大丈夫、私もです。
キックオフミーティングが4月20日の夜にあったんです。

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(図1)日本一態度の悪い理学療法士だの実業家だの謎の紹介をされて参加者が苦笑いをしている時の様子

話を聞いていると、キャリア云々を選択する以前に理学療法士として枠組みをはみ出して活動している人たちの存在を知らない人も多くいるらしい。だから自ずと選択しが狭いなかでもがいている人も多いよう。

シンプルにそれはしんどいなと思う。

そういう人たちが情報をキャッチアップする一助になればという思いも、このいのぴーにはあるようです。こういう切り口って確かにあんまりないよね。

どう働くかって問いはよく建てられていて、その解答を求められることはあっても、その問いに対してどれだけ多くの選択肢を持てているだろうかと考えると、あんまりないなーって人も多いかもしれない。

病院で働く理学療法士像ってのはなんとなくそれぞれに輪郭をもって理解していて、それでも病院の機能や規模によってもチームによってもまた少しずつズレがある。それが介護保険分野になればより違いがあるだろうし、自費に行けばさらに違うし、役所?協会?連盟?厚労省?スポーツチーム?コンサル?福祉用具?起業?・・・もう挙げだしたらきりのない働き方の多種多様さ。

病院に留まる選択をしなかった人を呼んで話を聞いてみる。そんな企画を用意しているのが「いのぴー」。



今は放送されていないNHKの「デザインあ」って番組しってる?この番組、子供向けと言いつつ鬼のようにクオリティが高いし攻めている番組。この番組の中の1つに「デッサンあ」ってのがあるのよ。

1つの被写体を囲んで老若男女がそれぞれデッサンをして、最後にそれをパラパラ漫画みたいに連続して映すってやつ。

同じ被写体なのに色々な視点でみるから少しづつ違う捉え方になるし、描く人によっても大きさや濃淡からまるきり違う。

おもしろいんだよねぇ。

上手い下手とかじゃなくて、違いがおもしろい。

正解とか不正解とかじゃないんだよねぇ。

病院勤務とはちょっと違う道に一歩すすんだ人に話をしてもらう企画って、まーありふれてるんですよね。

でも「いのぴー」では、ただその人の話を聞くだけで終わらない。

その話を、メンバーがそれぞれにまとめてみる。
テーマをつけてみる。
そのテーマについてディスカッションしてみる。
また、そのディスカッションをそれぞれまとめてみる。

いろんな背景の人がそれぞれどう感じて話を聞いているのか、その感じ方はなぜ産まれたのか。

ここを知る・知ろうとするだけでも、沢山の情報に触れることは間違いない。

まるで『デッサンあ』みたいに、1つの話をみんながどう感じているかを知ることができる。そして自分の感じ方を発信することもできる。

あ、これおもしろくない??



あいうえおの『あ』

ひらがなの一番最初に出てくるくせに初学者には難易度の高い『あ』。「く」とか「へ」とかが出てくればいいものの、出鼻を挫くには最適の『あ』。直線のみでなく、曲線と直線を組み合わせつつ曲線をぐるっと一周させたり貫いたりさせる『あ』。あいうえおを書けるようになろうとした子供の心を折るには本当に最適の『あ』。

キャリアを考えるって時のキャリアとか、将来を考えるの将来とかってキーワードがそもそも難しいよね。もうこの時点で心が折れるし思考が止まる。

『あ』に似てない?

いきなり難しい『あ』の練習するよりも、まずは一歩進んで何かにトライしている人の話を聞いてみたらどうだろうか。そして、その話を聞いてほかの人はどう捉えたかを見てみたらどうだろうか。そしてそして・・・自分でそれを言葉や文章にしてみたらどうだろうか。

気づいたら一歩踏み出せてそうじゃない?

ちょっと踏み出したい・踏み出そうとしてる「いのぴー」メンバーの捉え方や発信をみて、一つの情報を少し立体的にみてみるのはどう?「いのぴー」はそれができるんじゃないかな。

あ、いのぴーはじまってますよ

執筆:える
30代理学療法士
回復期→急性期→在宅の経験を経て、地域急性期病院の酸素療法関連の運用や認定看護師の教育を非常勤コンサル。その後、訪問看護ステーションの開設をおこなってる人。日本一態度と口が悪い理学療法士と一部界隈で不本意な噂されている。

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