『判決、ふたつの希望』レバノンやヨルダンに難民として移住したパレスチナ人を知る作品(イスラーム)
レバノン人監督ジアド・ドゥエイリさんの『判決、ふたつの希望』を鑑賞。
日本人にとっては以下の山本七平氏のコメントを知っているとより深く感動できると思う。
また以下は、立花隆氏のコメント。
「ええぇぇ、まるで米国におけるディープステートの位置づけがアラブ諸国におけるパレスチナ人?」 と驚いた人も多いと思いますが、ヨーロッパで迫害されたユダヤ人はアメリカに移住し主要な要職についているのと同じように、アラブ諸国(おそらくトルコやイランを除く)では山本七平氏や立花隆氏のコメントにあるように、総じて優秀で、逞しく生きている。
この映画は、キリスト教マロン派とイスラム教スンニ派とシーア派(ヒズボラ)、そしてドルーズの4自治集団によるミレット制のレバノンが舞台。
先日まで観ていたイラン映画の内面的描写とまったく違うレヴァント系映画で、米国の裁判ものとまったく違う面白さがある。今の分断されたアメリカ人が観るべき映画なのかも知れない。
Creative Organized Technology をグローバルなものに育てていきたいと思っています。