『第三の男』ストーリーと音楽のミスマッチが面白い
『市民ケーン』のオーソン・ウェルズつながりで『第三の男』を観てみた。
脚本がグレアム・グリーンとのことなので、カトリック的なストーリーかと思ったが、宗教色はまったくなく、第2次大戦後のヴィェナの分割統治(米英仏ソ)時代の物語。ヴィエナの地下にあれだけの水路があるとは知らなかったが、コレラの流行から19世紀にできたもので、地元民は「コレラカナル」と呼んでいるらしい。
軽妙なツィターの音色が耳に残る映画で、ストーリーとミスマッチにも感じるが、印象に残る音楽だ。もともとの原作ではハッピーエンドを予定していようだが、美しい並木道で終わる。
残念ながらヴィエナにはトランジットで空港までしか行ったことがなく、街に立ち寄り、オーストリア料理などを味わってみたいものだ。
Creative Organized Technology をグローバルなものに育てていきたいと思っています。