僕はあらゆる住環境に適応する。

ふと振り返ってみたのだが
僕の住環境はどんどん悪くなっていっていることに気がついた。

僕は新卒で入社した会社で
最初の勤務地は縁もゆかりもない北海道札幌市であった。

友達いない and 雪国 and 実家から遠い

と内示を受けた直後は
ショックを受けていたのだが、初めて一人暮らしをする部屋だけは満足していた。

住んでいた場所は
円山エリアの1LDK。1人で住むには充分すぎる部屋の大きさ。それなのに家賃6万円と激安だった。

これが人生最高にして最上の部屋となり
ここから住環境は転落の一途を辿る。

続いては千葉県に異動になり
下総中山駅近辺に住むことにした。

これに関しては部屋選びを完全に間違えた。
国道沿いに面したマンションだったのだが

・車がうるさすぎて窓を開けられない
・排気ガスが凄くて外に洗濯物を干せない
・深夜にダンプが走ると部屋が揺れる

と環境最悪な部屋であった。
本当に車の騒音がうるさく、すぐに引越しをしようと思ったのだが、人間というものは不思議なものですぐに慣れてしまった。

当時付き合っていた彼女が
初めて部屋に泊まりに来たときに深夜のダンプで部屋が揺れたため、地震だ！と言って飛び起きていたのが今でも記憶に残っている。

結局、うるさいと思いながらも
下総中山には5年住んでしまった。車がうるさい以外は本当に良い町だった。

続いて、ついに都内に進出。
マッチングアプリで出会った彼女(妻)と休みが合わないため、彼女と同じマンションの別部屋に引っ越すことにした。

そしてこちらのマンションの住環境が
人生のなかでも底辺に位置することになる。

・築約30年
・駅遠い
・ワンルーム
・ユニットバス←これが最悪

みんな、ユニットバスってわかるか？
お風呂とトイレが一緒なんだ。

みんな
わかるか？

要はうんこやおしっこをするところと
身体を綺麗キレイするところが一緒なんだ。

これでは身体がキレイになっているのか
汚くなっているのかわかったものではない。

彼女(妻)と近くで住み
会える時に会っておきたい…
しかし、トイレとお風呂が一緒…。

想像できるか？
この時の僕の葛藤を。

しかし、
会いたい気持ちはうんこを上回るんですね。(？)

僕は決めた。
うんことお風呂を一緒の空間でする暮らしを。

そして現在、もう住んで１年以上になるが
人間というものは素晴らしい生き物でして、もう慣れました。

嫌だなあ…と思うことは
ビチビチうんこをした後に、シャワーに入るとうんこの匂いがするなぁ…と思うくらいです。

それ以外はもう何も気になりません。

僕は適応する。
呪術廻戦の摩虎羅のようにね。

同じマンションに住む妻の部屋もユニットバスなのか？と思うひとがいると思うが、妻の部屋はリフォームされており、トイレとお風呂は別です。