【感想】アンガールズ田中エッセイ「ちょっと不運なほうが生活は楽しい」
映画や本のレビューを書くのは好きじゃないが
アンガールズ田中のエッセイは宣伝の意味も込めて、流石に書く。
8月31日に発売され、ラジオでも宣伝されていたので発売日に購入。
本の構成は新潮社で元々連載していた21話プラス2本の書き下ろしとなっている。
ラジオリスナーなら聞いたことのあるエピソードがあり、それを文章として読むことができ、その時の細かい描写なども描かれてるので読んでいて面白かった。
ラジオには「有楽町リベンジャーズ」という、昔ヤンキーに苦しめられたエピソードをリスナーが紹介し、その時どうすれば良かったのか、どうすればヤンキーを撲滅できるのかを考えるコーナーがある。
お決まりのパターンとして
ヤンキーに苦しめられたエピソードから始まり、苦しめられたリスナーはその時思ったことを言いたいが言えないことを、「〜と言えるはずもなく…」で表現するのだが、その表現をあってクスッとした。
エピソードの内容としては
お母さんとのお弁当と話がやはり面白かった。
バラエティ番組の芸人の母親が作るお弁当ランキングで田中のお母さんの作る弁当が最下位になったときの話。
詳しい内容は以下のYouTubeを見てくれた方が早いので、ご覧ください。
あとは書き下ろしの「結婚相手の条件」のエピソードも良かった。田中がされた合コンのエピソードや結婚相手に求めた条件、女性に対して持っていた歪んだ偏見が今の奥さんに出会って、変化していく過程が描かれている。
あとがきには、亡くなったお母さんに関する記述もあり、エッセイに何回かお母さんが登場することもあり、目頭が熱くなった。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?