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9話:世界のワイン見本市 in デュッセルドルフ

今日は、毎年デュッセルドルフで開かれる、世界一大きいワインの見本市(ドイツ語でメッセと呼ばれます。)「Prowein(プロワイン)」をご紹介します。

この見本市では、ヨーロッパ各国はもちろん、世界のワイン生産者が参加しています。僕は毎年参加しているのですが、イタリアだけのセクションでも1日で回り切れないほどの広さとワイナリー各社が出店しています。

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イノモンが現在日本に輸入しているビオワインの取引先約30社のワイナリーブースを回り、試飲をしながら、今後のことを話したりしてお互いの関係の絆を深めることが一番の目的です。その後で、今後の取引につながりそうな新規のビオワイナリーさんと話をしに行くことになるんです、が、、、、

しかし、新規のワイナリーさんと言ってもイタリアの見本市スペースだけで1000社以上あるので、ここは、2話で登場したイノモンワインの右腕、フラビオの登場です。

彼は日ごろからイタリア国内の新規ビオワイナリーやチーズやハム、オリーブオイルなどなどオーガニック食材の開拓にも従事していて、フラビオが気に入ったワイナリーのリストがその都度、僕のところに送られてきます。そのリストを持って、新規さんに挨拶&試飲をしていきます。(もちろん、ふっと立ち寄るワイナリーさんもありますが・笑)

何を基準にイノモンがワイナリー候補者を決めるかというと、まず、日本に販売代理店がないことです。もし他に同じワインを輸入している業者がいれば、価格競争になったり、市場でもめたりするからなんです。もちろん市場は、自由競争なんで法律上、何ら問題はないのですが、その辺は、暗黙の。。。という感じでお互い敬遠しています。ヨーロッパでは、あまりそういう暗黙の、とかないので、実力市場になります。
その他の大切なポイントは、日本市場に興味があるかないかや、メールや電話の対応の早さ、話し方なども大切なポイントです。それがクリアになって初めて試飲へとつながっていきます。そして、その中で日本の気候や風土に合ったワインと出会ったとき、ワイナリーを訪問し、畑を見たり施設を見たりして、晴れて輸入することになります。
やっぱり、お客様の視点でいうと、おいしいかどうか、と値段の折り合いだと思います。輸入者やワイナリーの人がどういう人かまで中々見えないわけで、けれど、僕は輸入する立場として、基本は人だと思っていて、おいしいのはとても重要なポイントで、それは大前提の話。僕やフラビオは、味もさることながら生産者さんの「人」を大切なポイントとしてみています。

話が逸れてしまいましたが、こういう中で、気が合う人たちと出会ったときには、とても楽しくなり、この先もずっと良い関係が続いていくと思います。このワインを飲んで喜んで頂いた日本のお客さんからの感想や写真も各ワイナリーに送り、みんなで一緒に喜び合うことができるのがやっぱり一番うれしいですね。

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コロナで中断していたワイナリーツアーも再開し、お二人からご参加いただけますので、ご希望の方はお気軽に希望場所や日程などご連絡くださいね☺✌  

 ↓会場には首相が来たり、サッカー選手も飛び入り参加したり↓

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9話完。

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オーガニックワイン&食品輸出入販売店 INOMON(イノモン)

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