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イタリア旅行記vol.1 念願のイタリアへ~ボンジョルノ~


伊丹空港、細鏡前にて。
なお、この後猛ダッシュのはめに。

ボンジョールノ。

さて、私は今どこにいるでしょうか。

いかにもどこかで聞いたことがあるセリフだが、
いざそういう場面になると、自然に頭に浮かんでくるものだ。

私は今、飛行機に乗っています。

正確には、コペンハーゲンの上辺り。高級アイスのような名前だが、立派な地名である。

私の目の前のモニターが、半球の地球をリアルに映し出している。そしてその上には、これまたリアルな飛行機の映像。まさに私が乗っている機体である。

今この機体は、我らが母国、日本の東京を出発して、ドイツのミュンヘンへと向かっている。約13時間のフライトだが、残すところ1時間半といったところだろうか。

目の前のテーブルには、美人なドイツ人が華麗に配膳してくれた、サンドウイッチが太太と置かれている。

太太(ふとぶと)、とあえて書いたのは、サンドウイッチと呼ぶには少し恐れ多いくらいの、言ってしまえばフランスパンに近しいサンドウイッチだからである。

いわゆるフランスパン的なものに、オニオン、色鮮やかなパプリカ、そしてチーズが豪快にサンドされている。


日本時間深夜12時に出てきたパン


これがドイツ流のサンドウイッチか、と舌を巻いている。とは言ったものの、もちろんまだ食べてない。
なんてったって今は日本時間で夜12時を少し回ったところ。
お腹なんて空くよしもない。


それにしてもこいつ、もう少し早く出てきてくれてもよかったものを。残り1時間半のタイムリミットの中で、こいつを食べ切れる自信が今のところ微塵もない。


数時間後には、バッグの中でペチャンコになったこいつの姿が想像できる。通学バッグの奥底から出てくる数ヶ月前のプリントのような。


さて、話が少し脱線したところで。


私がどこに向かっているかというと、ドイツのミュンヘン。そして最終目的地はイタリアのローマである。


仕事か?
いやもちろんそんなハイセンスな仕事に就ける訳もなく、ただのバカンスである。


転職を機会に1ヶ月半ほど休暇に入ったので、迷わず海外旅行、そしてイタリア行を選択した。
全行程にして約2週間ほどの旅行である。


では、なぜイタリアなのか?

これを書くと、話がとても長くなってしまって、読む人が疲れてしまうだろう。軽く1時間はかかるかもしれない。うむ。割愛しよう。

簡単にまとめると、なんか憧れてたから、です。


思い返すと昔からイタリアには憧れがあった。
父がイタリア車を扱う仕事に就いていたので、FIATやアルファロメオは昔から知っていたし、それもあって大学の語学ではイタリア語を選択した。

大好きなジョジョでは、第5部の舞台がイタリアで、アリーヴェデルチ!(さようなら)はここから学んだ。

友達と遊ぶとなったとき、ピザを一番最初に頼みたがるのはいつも私である。


そんな訳で、私の人生の随所には、イタリアが確かに散りばめられていたのである。(最後のはこじつけだが)


言ってしまえば半分イタリアの血が流れている(?)私であるが、今回が初の訪問である。

かといってヨーロッパ自体が初かというとそうではなく、大学2年のとき、学友と共にヨーロッパを周遊したときがあった。

その時は3週間程度の日程で、実に8カ国ほどを回るという、学生らしい実にハードなスケジュールだったのだが、その時はイタリアには寄らなかった。


もちろん、その頃からイタリアへの興味はあった。
だが、大学4年の卒業旅行まで取っておこう、と心に決めていたのである。
それほど、私にとってイタリアは特別な土地であった。


ほんの数日しか滞在できないのに、イタリアという土地に足を踏み入れるのは、イタリアに失礼な気がしたのだ。
「ナニしに来たんだ、そんなモンじゃイタリアにイッタってイワセナイヨ〜!」と、私の頭の中のイタリア人が叫んでいたのである。

脳内のイタリア人イメージ

イタリアに初めて行くときは、しっかり日程を確保して、存分に観光してやろう、と誓っていた。


ところが世はコロナ時代。


卒業旅行で海外なんて行けるはずもなく、そのまま就職。イタリアに行くのは何年後になるのやら、、と思っていたが、存外早くその時はやってきた。



転職のタイミングで、自分の残有給日数を数えてみた。


1.2.3.4….22.23!?

そんなわけで、私のイタリア童貞は、24歳と4ヶ月で晴れて卒業となった。


2週間でイタリア1カ国のみと聞くと、結構長いのでは、と感じる方もいらっしゃるだろう。
ところがどっこい、イタリアを舐めてもらっちゃコマルーヨ。


下記が現時点での仮日程である。


2/22 関空発 夜ローマ着
2/23 ローマ観光 コロッセオ フォロ・ロマーノ
2/24 ローマ観光 バチカン美術館など
2/25 午後ローマ発 フィレンツェ着
2/26 フィレンツェ観光 
2/27 フィレンツェ発 ピサ観光 チンクエテッレ着2/28 チンクエテッレ観光 チンクエテッレ発 ジェノバ着
3/1 ジェノバ観光 ヴェネツィア着
3/2 ヴェネツィア
3/3 ヴェネツィア→ミラノ
3/4 ミラノ
3/5 ミラノ
3/6 ミラノ→パリ
3/7 パリ観光
3/8 パリ 11:00発
3/9 成田着

どうだろうか、結構詰まってる感じしません?
さすがイタリア、一つひとつの都市が魅力的すぎる。

Google先生で「都市名 観光 必要日数」で検索すると、大体の都市が2-3日と出てくる。

こりゃ2週間じゃタリナイヤ!

今回はゆっくりイタリアの空気を満喫したいので、
さすがに全ての都市を回ることは難しいと判断。
よってターゲットをイタリア上部に絞って計画を立てた。


具体的には、ローマから上の部分。ローマから入り、そのまま北上。ミラノを楽しんでそのままパリへ。エッフェル塔を横目に見ながら日本へ帰ろうという算段である。

このあたり

ナポリや、マルタ島なども行きたかったが、そちらはまた次回。


まずはローマから攻める。


いきなりメインディッシュにありつくのは、
イタリアンのマナー的によくなさそうだが、限りある体力を考えるとそうも言っていられない。


なにを楽しみにしているか。
たらたら書いてると長くなりそうなので、今回の旅で楽しみなことを箇条書きで下記に記してみる。

・史跡巡り
・ グルメ
・ジョジョ第5部の聖地巡り
・ファッションアイテム巡り
・お酒巡り

う~む、実に魅力的なラインナップだろう。
特に3つ目のジョジョ。

ジョジョ第5部は、先にも記したが舞台がイタリアで、それもかなり全土である。
しかも、史跡や食べ物、乗り物に至るまでアニメで忠実に再現されているのである。

せっかくイタリアに行ったからには、聖地巡礼しないわけがない。

特に私が行きたいのは、ヴェネツィアである。


~ここからは分かる人だけ読めばよろしい~

ヴェネツィアで、ジョルノとミスタが、ボスへの手がかりとなるディスクを探しに行く場面。

肝心のディスクは、駅前のライオンの像の中に隠されているのだが、向かう途中で強敵と対峙する。

ホワイト・アルバムという、温度を自在に操る敵に対して、2人はボロボロにやられるのだが、ここからが名シーン。

ミスタは、敵を倒すために自らの銃弾を受ける’’覚悟’’をする。
それを見て、ジョルノは言うのである。「’’覚悟’’とは、暗闇の荒野に、自ら道を切り拓く者のことだ。」と。うろ覚えだから正確には違うかも。

まさに死闘を制した2人。
ジョルノの背後から朝日が登り、クライマックス。
超カッチョイイテーマソングと共にそのシーンが流れるわけだが、私はこのシーンが本当に好きなのである。
ミスタの覚悟も、ジョルノの覚悟も、セリフも、そして音楽も。


何度このシーンを繰り返し見たことか。
ついさっきも見た。


この場所だけは是非、いちジョジョファンとして見逃せない。


ワクワクが止まらないZE☆


こんなことを書いていたら、着陸まであと30分のアナウンスが流れた。


ありゃ、一時間も書いてたのかこれ。


やることなさすぎて、つい書きすぎてしまった。
ちなみにこのフライトでは、下記作品を観た。


・ レインメーカー
・ローマの休日
・ ジョジョ第5部19話(例のシーン)
・霜降り明星のオールナイトニッポン(1/27)
・ガンニバル全話


全て離陸前にダウンロードしていた自前のものである。ガンニバル超絶面白かった。

目の前のモニターで映画は流せそうだったが、対応するイヤホンがなく断念。
ちなみに、CAさんが配布してくれたイヤホンもジャックが対応してなかった。いや何のために配ったん?

使われどころのない哀れなイヤホン

Bluetooth、そしてCtypeの充電。これらは全て機内では対応外である。SAMSUNGのCEOがエコノミーに乗って、現状を変えてくれることを切に願う。

そろそろ着きそうなので、PART1は終わりである。

また移動時間や空き時間で、色々記録していこうと思うので、是非興味ある人は読んでミソ。

目標は、最後まで書き切ることです。


ちなみに、このブログでは前回のヨーロッパ旅の記録も読めますが、途中で終わっちゃってます。テヘペロ。


どんどん雑になっていくことは自明ですが、
ひとまずこんなところで。


行ってきまーす!

いってきまプ

アリヴェデルチ!

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