【PjM】プロジェクトを完遂させるマネジメント
おはようございます!
今回はプロジェクトマネージャー側の投稿をしようと思います。
プロダクトの人でしょ?と思うかもしれませんが、自分は20代前半から叩き上げでチームを見ていていたのでこっちの方が経験長いんですよね..w
かく言う私は、とあるあだ名があります。
これは、Slackのスタンプに登録されており、プロジェクトを完遂させると言う敬意を評され『完遂=DONE』する井上と呼ばれています。
(実際はdoneのことを間違えてドゥーンと呼んでしまい自分で作ったスタンプですが、最近は割と社内認知があり皆使ってくれています...笑)
まぁそんな前置きもあるのですが本題いきましょう
プロジェクトは計画通りに進まない
まずは声を大にして僕は言いたい。
『プロジェクトは計画通りに進まない』
PjMをこれから実施する人や上司の方にこれは理解して欲しいのですが、まずプロジェクトはうまく行くことはないです。
「プロジェクトとは、独自の製品、サービス、所産を創造するために実施される有期性の業務である。」
出典 プロジェクトマネジメント協会が制定しているPMBOK(第5版)
プロジェクトはサービスを創造するためのもので、新しいサービスや独自の製品を作る活動が計画通りに行くこと自体ありえないです。(計画通り行くぐらい簡単だったら既には開発されている)
だからこそ、PjMの皆様は安心してプロジェクト開始のタイミングは
出典 花の慶次/原哲夫 集英社
こんな気持ちでいましょう!!
プロジェクトを完遂させるために出来ること(応急処置編)
PjMの皆様はプロジェクトを開始し、計画を立てサービスやシステム開発を進めていきます。
問題が発生します!! → 納期通りに終わんないぞこれ...
その時の応急処置方法からお伝えします。
ビジネスフレームワークで『QCD』と言う考え方があり、
「クオリティ(Quality)=質」
「コスト(Cost)=お金」
「デリバリー(Delivery)=納期」
この3点であなたが進めるプロジェクトで絶対に守るべき物は何ですか?
例えば、一番よくあるのが納期です。
これはビジネスを実施する上で絶対に避けて通れない問題です。
例えば、納期を守るために一部の質を下げる(プロジェクトのスコープからはずす)などの調整をしないといけないんですね。
もしくは、コストをかけて開発者を投入し納期は守ると言う考え方もあります。
なので、絶対に守るべき物を決めたら他の部分でトレードオフしましょうねって話です。
これは自分だけではなく、会社としてチームとして納得する形で周知も含めて絶対にやってくださいね。
自分の経験上、この調整は一番タフになるためプロジェクトの納期直前になってもやらずに、気合で何とかしようとするPjMがいますが、それはお客様に一番迷惑がかかる行為なので強引に突破するのは辞めましょう。
と、一般論をお話ししましたが、こんなのはどこにでも書いてある話です。
これはあくまでヤバイって気付いてから応急処置の話なのでもっと本質的に出来ることをお伝えしたいと思います。
プロジェクトを完遂させるために出来ること(健康管理編)
前の章で応急処置を書きましたが、本来は健康管理に努め病気にならないようにプロジェクトも進めたいですよね。
健全にプロジェクトを進め計画通りに終わらせるためにできることはこれです。
1.早期に課題を発見する。
2.日常的に課題を管理する。
3.早期に課題を解決する。
簡単に言うと小さな問題でも早期に発見して、プロジェクトリスクは取り除いて行こうねって話です。
簡単に見えますが、自分が分身することができない以上、プロジェクトメンバーの『課題の発見』『課題の報告』が一番難しく大事になってきます。
よく昔は「なんで出来ないんだ?」「どうリカバリーするつもりなのか?」「もっと早く言えよ」こう言ってくる上司がいました。
メンバーを責めてもプロジェクトは終わらないです。
(それを考えるのがPjMの仕事です。)
実際にメンバーは開発や製造が職責であるため、知っていることと知らないことがあります。
【知っていること】
・プロジェクトの納期
【知らないこと】
・自分の作業がプロジェクトの納期にどれぐらいインパクトがあるか
・自分の作業期間に余裕があるのかないのか
納期は知っているけど自分の作業がその納期に対してどのぐらいインパクトがあるのかわからないから、問題なのか?それとも問題でないのか?がわからないんです。
なので、納期は教えていると思いますが、セットでメンバーにもその作業がクリティカルパスに乗っているのか乗っていないのかをちゃんと伝えて欲しいです。
そうすることで、
「あ、これは納期に影響があるからまずいぞ」→「問題を報告」
の流れができます。
現場に理あり。問題の発見の大半はプロジェクトメンバーなんですよね。
こうやってPjMは早期に課題を発見することができたわけです。
長くなってしまったので、2.課題を管理する。3.課題を解決する。は要望があれば別記事で記載しますね。
2020/07/13(追記)
「2.課題を管理する。」の記事を追記しました。よかった
まとめ
・プロジェクトは計画通りにいかない物なので諦めよう
・もうどうしようもならない場合はQCDで削る部分を考えよう
・もうどうしようもない状況にならないように状況にしよう
→メンバーに自分の作業がプロジェクトに対してどれぐらいインパクトのある作業なのかを教えておこう。
長くなってしまいましたがこんな感じです。
ここまでやってプロジェクトが成功せずに責められるのであれば、謝るしかないです。
出典 ONE PIECE/尾田栄一郎 集英社
良いとか悪いとかではなく、本当にできない物はできないんです。
そうなってしまったらちゃんと振り返りましょうね!
ゆうても、期待してくれているお客様や会社やメンバーのためにはそうならないように頑張りましょう!!
と言う話でした。いのでーでした。
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