ポンコツ看護師はアーティスト
小さいころの夢
大人になったら何になるか?
八百屋(実家がそうだから)、美容師
絵描き、保母さん、デザイナー、先生、介護福祉士
色々変わってきたけれど
その一方で
理由はないけど
看護師だけはなりたくないと思ってた
結果
今看護師
なんなんだろうね?
そういうもんなのかね?(笑)
でも、今思うのは
看護師として働くことは
私が私になるために
私が私に出会うために
必要なことだった
たくさんの失敗
思ったようにいかないこと
心が潰れそうなできごと
死と向き合う人と関わること
たくさんの人たちとの別れ
そういうことすべてが
私の感覚を呼び覚ましてくれた
生きるってこと
そのいのちの素晴らしさを
教えてくれた
こんなこと大きな声では言えないけど
私病気に対する知識はペラッペラ
病気をもつ方やその家族の方がよく知ってるし
今でも「へーそうなんですかぁ」と言うことが多い(笑)
よく友達とか知り合いに
この病気ってどうなの?とか色々聞かれてたけど
看護師が病気のこと全部知ってると思うなよ!
とか思ってた
(今はあまり聞かれなくなったな)
※もちろん知識豊富な看護師もいます
その一方で
看護師なのに知らない自分はダメだなぁとか思ってた
学生のとき勉強はするけどね
90分授業で60分くらい寝てたけど
実際現場にでてわかることの方が圧倒的に多い
(私の場合ね)
わからないことだらけだし
注射やら検査やら処置やら
最初は本当に下手くそで
患者さんへの説明も上手くできなくて
なんて声かけたらいいかわからないし
私には向いてなーい!と
はじめはしょっちゅう泣いていた
でもできなかったから
やろうと努力したり工夫したり
できるようになったよね
慣れもあるだろうけど
そしてなにより
人と関わるのが苦手だったけど
嫌がられても
一度失敗しても
向き合い続けたことで
信頼関係を築く大切さに気づいたし
人の素晴らしさを知ることができた
毎日がぶつかり稽古のようだったわ、、、
病気や死と向き合っている人と向き合うことって
その人と向き合いながらも
自分と向き合うことで
死と向き合うことは
生きることなんだと思った
生きること
いのちと向き合うことを
たくさんの方から教えてもらった
看護師として働きながら
いのちのこと
生きることを学ばせてもらい
お金をもらえるなんて
贅沢で有難いことだよね
十数年働いてやっとそう思えるようになった
それは私が
看護師である自分を受け入れられるようになったからかもしれない
どこかで看護師である自分を否定してたから
なりたくてなったんじゃなーい!
とかって
ひねくれていたんだろうね
あまのじゃくなんで
でももう降参しよう
看護師として働かなかったら
たくさんの素晴らしい人たちに出会えなかった
たくさんの素晴らしいいのちに触れられなかった
そしてなにより
私のいのちも素晴らしいと思えなかったはず
看護師になってよかった
今は胸を張って言える
それは自分が自分でよかったということだから
私に生まれてよかったってことだから
ポンコツ看護師だけどね
ポンコツだからこそ得られたものが大きかった
だから看護師として悩みながら働いている人も
大丈夫だって言いたい
看護師じゃない人にも大丈夫だって言いたい
病気をもっていても
死と向き合っていても
出会った人みんな
なんかわからないけど大丈夫だと
私は思えたから
それをこのブログを通して伝えていけたらいいなと
思っています
ポンコツ看護師の部分しかかけなかったので
アーティストの部分はまたかきます
サポートいただけると嬉しいです! その喜びを更に循環させていきまーす((o(^∇^)o))