アプローチの仕方 110
イノチの樹では、
クライアントさんの悩みや症状を解決していくために、
次の3つのアプローチを用いています。
1
内臓・脳・脊髄・骨・関節・筋膜・血管・神経・椎間板・感覚器など身体構造組織に行うアウターアプローチ。
2
姿勢・運動・食事・栄養・水分・睡眠・呼吸・電磁波・有害金属・気圧・湿度・細菌・ウイルスなどの習慣や環境に行うインナーアプローチ。
3
人が大事にしている考え方や価値観・観念という思い込み・感情・思考・言動・振る舞い・人間関係・目標・ビジョン・使命など本当に自分は何を大切にして、何を実現するために生きていきたいのかというところまでみていくメンタルアプローチ。
全てのカラダにあらわれる症状は、蓄積発症 (外傷・感染症以外)です。
少なくとも3ヶ月以上生活上での負担が続くと、症状としてサインを出します。このサインを見逃していると、負担が蓄積し続け、限界に達すると病気として発症するのです。
そのため、
1,負担となっていることに気づき、可能な範囲で日常的に今後の負担を減らす
2,施術やセルフケアで、現状まで蓄積してしまっている負担を減らす
この2つを意識していることで、症状の改善に向かうことが大切なのです。
【クライアントの心理】
●メンタルの5重構造理論
人には先天的に大切にしている10通り(博識、善行,調和,伝統,秩序,権勢,達成,快楽, 刺激,自決)の価値観、そして、
産まれてから今まで生きてきた成功・失敗体験、人間関係、情報などから形成された観念(思考パターン)という後天的な価値観が存在します。
人はこの2つの価値観を基に感情を抱き、考え、それらを言動や振る舞いに表現し人間関係を形成しています。
ストレスは自分の価値観からズレが生じた時に感じ、人間関係のストレスはお互いの価値観のズレが生じた時に感じます。
なので、自分の価値観を知って大切にした上で、相手の価値観を知って大切にしていくことがメンタルアプローチを行う上で重要になります。
●コミュニケーションサイクル
人の印象は開始3秒で決まります。
メラビアンの法則では次のようにいいます。
・言語7%
・声38%
・表情55%
つまり、何を言ったかよりも、どのように言ったかで相手の反応が変わります。自分が行ったコミュニケーションの意味は、受け取る相手の反応の中にあるということです。
人は相手の言動によって影響を受け、内的反応((=感情や思考)が起き、それが言動という外的反応に繋がります。そして、今度はその影響を受け相手は内的反応を言動という外的反応に繋げて表現します。
このフィードバックループのことをコミュニケーションサイクルと言います。
●ラポール
ラポールとは相互理解と調和のある関係のことを言います。
ラポールを形成するために必要なスキルがいくつか存在します。
1、ペーシングスキル
ペーシングとは相手の振る舞いに合わせること。
振る舞いとは、動き、姿勢、声のトーン、速さ、大きさ、雰囲気に合わせ相手と世界を1つにすることが大切です。
2、リーディングスキル
リーディングとは自分の振る舞いを緩やかに変えて、相手がそれに追従してくるかどうかを観察することでラポールの構築度合いを確認し、ペーシングによって築いた影響力を相手に与えることができます。
3、リスニングスキル
リスニングには「聞く」「聴く」「訊く」の3つに「きく」があります。
「聞く」は情報が耳に入ってきている状態。
「聴く」は熱心に関心を持って耳を傾け、タイムリーに反応している状態。
「訊く」はこちらが知りたいことを尋ねること。
これら3つの「きく」を理解し、使い分けることが大切になります。
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【栄養療法】
●水
水が身体にとって重要という事は理解している人が多いと思いますが、
「何故、水が重要なのか?」
ということを明らかにしている人は少ないです。
人は、何も食べずとも2~3週間は生きていられますが、水を飲まないとたった4~5日で命を落としてしまいます。
それは、身体の60%以上は水であること、そして60兆個ある細胞、全てに共通する原理原則である「吸収→代謝→排泄」のサイクル全てにおいて「水」が必要だからです。
その「水」が足りない状態が続くと、腎臓は毎日使い回しの水を大量に濾過していることになります。
腎臓への負荷をかけるだけでなく、全ての細胞に共通するサイクルも上手く機能しないこととなり、筋肉や関節だけでなく神経など様々な場所へ弊害が出てきます。
●糖
糖質は、生命で最重要のエネルギー源。
一方で、摂り方を間違えてしまうと様々な弊害を人体に引き起こし、依存性が高い栄養素。
糖は本来、C(炭素)・H(水素)・O(酸素)の組み合わせでできており、CO2(二酸化炭素)とH2O(水)にまで分解できるクリーンな栄養素。
人にとって糖質は、エネルギー源の約60%を占めます。
しかし、糖の摂りすぎによって引き起こされる「糖化現象」は、細胞のタンパク質に“錆びつく”様にくっつき細胞は硬直し機能低下します。
これが脳の血管なのか、筋肉なのか、内臓なのかどこに錆びつくか=疾患に繋がるのです。
糖の正しい知識を身につけ、糖質制限ではなく、糖質選択をしてくことが重要になってきます。
●グルテン
グルテンとは、「接着」という意味の「グルー」と「タンパク質」という意味の「プロテイン」の2語が語源で成り立っています。
小麦に含まれる「グルテニン」と「グリアジン」がくっついてできるタンパク質であり、小麦に水を入れてこねると、もちもち固まるのはこの理由です。
実はこの弾力が、身体に悪影響を及ぼします。
それは、消化・吸収が難しく、腸の中にこびりつき、腸内にある免疫細胞が、栄養素として吸収できなかったグルテンを攻撃し始めると、腸内で「炎症」が起こります。
それだけでなく、未消化のグルテンが吸収されると、末梢の毛細血管に根詰まりを起こし、関節痛や頭痛、神経痛だけでなく、様々なアレルギー症状の原因になっていきます。
治療で最大の結果を出すための
【内臓血管治療】
●イネイトインテリジェンス
人間が生まれながらに持つ「自然治癒能力」の事を指します。
この能力には、排泄(=解毒)、同化(=消化・吸収)、適応(=免疫)、循環(=体液)、この5つの生殖が存在し、この順番にアプローチしていかなければその人が持つ最大限の自然治癒力を発揮できず、症状を改善させることができません。
これらの働きは、主に内臓・血管、それをコントロールする自律神経によって行われています。適切な内臓へのアプローチは、その人の持つ自然治癒力が発揮しやすい状態を整え、普段行っているその他のアプローチ効果を高めていくことができます。
●治療効果を高めるタッチの仕方
あなたが普段使っている手技の治療効果を最大化するためのタッチの3ステップをお伝えします。
1,進入角度
いきなり触れるのではなく、「どの角度から触れていくか?」を意識します。「進入角度」を意識するだけで、治療効果のムラが減り一定の効果を出せるようになります。
2,深さ
「狙っている組織はどのくらいの深さなのか?」を解剖のイメージと触診の感覚を頼りに探っていきます。「深さ」を意識するだけで治療中の反応や実感度合いに違いを作れるでしょう。
3,ベクトル
深さまで意識ししっかりと対象部位を捉えることが出来たら、「どの方向に誘導するとより緩むのか?」を触診の感覚を頼りに探っていきます。「ベクトル」を意識するだけで、硬さの「もどり」を抑える効果が上がります。
●肝臓血管アプローチ
肝臓自体のアプローチと肝臓内血管のアプローチについて、身体の原理原則に基づいた考え方とテクニックをお伝えします。
肝臓は、横隔膜と膜組織を介して繋がっているため、構造学的に体幹の動きの制限やそれに伴う腰痛などを引き起こすケースが多いです。
また、内臓内血管までアプローチが出来るようになることで、より効率的かつ再現性高く施術効果を出すことができるようになります。
●腎臓血管アプローチ
腎臓自体のアプローチと腎臓内血管(腎動静脈)のアプローチについて、身体の原理原則に基づいた考え方とテクニックをお伝えします。
腎臓は、大腰筋と膜組織を介して繋がっているため、構造学的に腰椎や股関節の動きへの制限やそれに伴う腰痛や股関節通などを引き起こすケースが多いです。
また、内臓内血管までアプローチが出来るようになることで、より効率的かつ再現性高く施術効果を出すことができるようになります。
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