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死にたがりの私と余命宣告の奥さん

今日の話はとっても重い&考えさせられます。だからTwitterとかでの宣伝はしない。知り合いに見られるのはちょっと恥ずかしいし心配されそうだから。見てくれたあなたと私だけの秘密にしてね。

さて、私はうつ病です。だからといったらなんだけど、死にたがりです。正直これを書いている今も死にたい。死にたいというか正確には消えたい。

世の中に絶望しか感じてない。なんでこの世の中は何をやるにしても頑張らなきゃいけないの?好きなことだけして生きてくなんて努力の上に成り立ってるじゃん。努力しないで好きなことする人生は選択できないの?

こんな世の中で生きていくのが辛くてつらくて、楽しいって感情は昔のばぶちゃんだったころに置いてきた。最後に楽しいって感じたのはいつだっけ。

好きな人といても友達と遊んでも、その人が悪いわけじゃなくて自分の心が渇ききっているせいで楽しいと思えない。すごく申し訳ないのにこの渇ききった心は変えられない。

どうだい、傍から見ても辛そうな人生を送っているだろう。ここまで見たら少し、私が死にたいって思ってる気持ちを否定しないでいてくれますか。

今日も友達に会ってきたのに、相変わらず帰りたくて仕方なかった。嫌なことは一切されていないのに。

でも一つ、ものすごく考えさせられる出来事が起きた。

それが「余命宣告をされた奥さん」。

その人と私のかかわりは一切ない。つまり他人だ。なのに何で知っているかというと、ちょっと話が複雑なんだけど、「私の元バイト先の社員の奥さん」であり、友達はその元バイト先で今もバイトしているから。

「〇〇さんって覚えてる?あの厳しかった人。」

「あー覚えてるよ。理不尽に怒ってきたよね。」

「そうなの、でも今はすごく優しいんだよ。」

「え。何で?」

「多分奥さんが余命宣告されてるから、他人怒る暇なんてないんだと思う」

ドキッとした。

身近ってほど身近でもないけど、でも自分の近くに余命宣告をされている人がいるのは初めてだった。

聞けばその奥さんは1年前からがんのステージⅣ(病状が深刻な奴)らしい。

奥さんと〇〇さんの間には双子の子どもがいる。きっと可愛くてしょうがないだろう。

そんな子供たちと旦那さんを置いていくなんて、奥さんはどんな気持ちなんだろうか。

どれだけ泣いて、どれだけ後悔して、どれだけ絶望してるのだろうか。

生きたいに決まっているんだろうな。

友達と別れて家に帰っても、ずっと余命宣告が頭をぐるぐるしていた。何ならその後仮眠して、自分が余命宣告された夢を見た。

そのときの私は。あれだけ死にたがりで世の中に絶望しているのに、余命宣告されて「生きたい」と言っていた。

生きたいんだって。私生きてたいんだ。

正確に言うと、自分の好きなタイミングで死ねないのが嫌なんだよね。

わがままなやつだなあ。死ぬタイミングなんてほとんどの人が選べないのに、自殺以外はね。

その奥さんからしたら、健康でまだ若くて先がある私が死にたいとか言ってたらきっと激昂するだろう。だったらその命をくれというだろう。

結局この世の中は理不尽だし、思うようにいかない。

結局私は今も「死にたい」に感情が戻ってきたし。

でもほんとの私は、心の奥の奥の、もう声が聞こえないようなところにいる私は、

「生きたい」っておもってるんだなー。

それが分かっただけで、今日は生きていてよかった。

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