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ダイエットと自己成長:2つの道の共通点

ダイエットの成功と自己成長の達成は共通点がある。

はじめに

2015年に「結果にコミットする」というフレーズが流行語大賞にノミネートされ、特定のパーソナルジムが一世を風靡したのは記憶にあるだろうか。その印象的なBGMと共に、メタボリック症候群のタレントがスリムに生まれ変わるCMは視聴者に強い印象を残した。

しかし、そのタレントが数カ月後にリバウンドしている姿を見て、このジムのプログラムは一時的な効果しかないという意見も出始めた。果たしてこれは本当にその通りなのだろうか。

人が太る理由、それは簡単なロジックだ。
日々の活動で消費するエネルギー(基礎代謝と活動エネルギーの合計)よりも多くのカロリーを摂取した場合、余剰のエネルギーは脂肪として体内に蓄積される。

例えば、1日に必要なエネルギーが2500kcalだとする。しかしランチにラーメン定食、ディナーにカツカレー大盛りを食べ合計で3000kcal摂取した場合、その500kcalの余剰エネルギーは脂肪として蓄積される。


パーソナルジムの指導内容

パーソナルジムで指導される主な要点は次の2つだ
・筋肉トレーニングによる基礎代謝の上昇
・食事管理による摂取カロリーの制御

筋肉トレーニングによる基礎代謝の向上
筋肉は体内で最もエネルギーを消費する組織の一つで、それ故に筋肉量が多いほど基礎代謝も高くなる。つまり、筋肉トレーニングによって筋肉量を増やすことは、基礎代謝を高めるということに直結し太りにくい体を作ることができる。

食事管理で摂取カロリーのコントロール
我々の体は食事からエネルギーを取り入れ、そのエネルギーを生活活動に使う。そして、そのエネルギー消費と摂取のバランスが体重を決定する。摂取カロリーが消費カロリーを上回ると、体は余ったエネルギーを脂肪として蓄える。これが体重増加の主な原因となるため、食事管理によりカロリー収支を適切にコントロールする指導が行われている。

これらの指導を真摯に受け入れ、実践することで、誰でも体重を減らすことができるのだ。しかし、なぜリバウンドし、再度体重が増加するのだろうか。その原因は、パーソナルジムにあるわけではなく、受けた指導を継続できない人たち自身に問題があるのだ。メタボリック症候群が生活習慣病であることからもわかるように、ダイエット成功のためには生活習慣の改善が不可欠である。受けた指導を自身の生活習慣に取り入れ、それを継続することでリバウンドを防ぐことができる。

ダイエットに成功した後も、以前のようにラーメン定食やカツカレー大盛りを無制限に食べていれば、リバウンドは避けられない。ジムでの指導が終了した後も、自分自身でカロリー収支を均衡させることが、体型を維持するための重要なポイントである。


自己成長について

そろそろ自己成長の話をしよう。

人が痩せたいと思うのと同様、多くの人が自身のキャリアに対して「もっとこうなりたい」という目標を立てるだろう。自己成長の目標を立てるきっかけは人それぞれで、読書やセミナー受講、友人や先輩、メンターからのアドバイスなど、その源は様々である。

自己成長を実現できる人たちの共通点は次のようなものだ。
まず、そのアドバイスを取り入れるかどうかは言うまでもない。そして、そのアドバイスに基づいた行動を継続的に行うことができているかどうかだ。これらを習慣化できる人こそが自己成長を実現できている。

三日坊主では何の意味もないし、「いつかやる」という考えも意味を成さない。ダイエットと同様、まずは行動を開始し、それを続け、そして習慣にする。これが基本原則である。


まとめ

が代表を務める株式会社エンビジョンでは、スタッフのウェルビーイングを追求し、働きやすい職場づくりを目指している。また、自己成長実現の面でも1on1などを通じてサポートし、社全体のエンゲージメント向上に努めている。ダイエットと自己成長という、一見無関係な二つのテーマについて話をしたが、それらは「始める、続ける、習慣化する」という点において共通している。これを読んだあなたも、ぜひ参考にしてみて欲しい。

そして、これらの行動を始める最適なタイミングはいつがいいのか、2010年の流行語大賞で締めくくりたいと思う。

今でしょ!


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