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【ベナ拡】キャラ紹介

 この記事では、小説「ベナンダンティは拡張現実の夢を見る」に登場するキャラクターの紹介をしていきます。話の区切りごとに更新します。

地球組

ユッフィー(ユッフィーの中の人)

主人公。気付いたら夢の中で「うちの子」の美少女「ユッフィー」になっていたが、オグマの妨害で本来の姿に戻れず、そのままの姿で冒険する羽目になったおっさん。アバターの種族はドワーフ。

その胸は、オグマの枕であった。青髪ツインテールのロリ巨乳な褐色娘。
「〜ですの」「〜ますの」な「お嬢様口調」だが、ときに「とっとと失せろですの」などどグレることも。

ゲームに課金するなら、アバターは見栄えのいい女子に。現代日本のゲーム事情が生んだ、奇妙なようで必然の存在。中の人に女装趣味は無く、性自認も男性。好奇心が強く、夢の記憶を小説に書いて忘れまいとしている。

中の人は「最初のRPGダイス・アンド・ドワーフ」発売の翌年1975に生まれ、中学生のときに伝説のRPG「竜騎士の旅ドラグーン・ジャーニー3」の洗礼を受けた。RPGの歴史と共に生き、RPGの未来を救おうと奮闘する。

本人の戦力評価は「中の下」。リアルの戦闘経験がなく、武道などもやってないため異世界の戦士たちに地力で劣るも、知恵と機転と開き直りで困難をなんとかするタイプ。

銑十郎せんじゅうろう

ユッフィーの「中の人」が、P B Wプレイバイウェブで知り合ったゲーム仲間。付き合いは長く、地球人では数少ない理解者。ゲームの中でユッフィーと「結婚」したほど、よく気が合う。中の人の素性は不明。関東の人ではないらしい。

「ターミネーター2」でジョン・コナーを守ったT-800を連想させる、人間に偽装したアンドロイドのアバター。そう言えば聞こえはいいが、その実態はピンク髪でオタクな小太りのおっさん。お腹はビーズクッションみたい。

ユッフィーと同じく、ミリタリー・パレード社のPBW「偽神戦争マキナ」で使っていたオリジナルキャラが「拡張現実の夢」でのアバターとして具現化した。

元のクラスは衛生兵メディックだったが、回復スキル自体が存在しない悪夢のゲームでは狙撃手スナイパーに転向している。仮面もシューティンググラス。

ドン・キホーテの従者サンチョ・パンサのポジション。実質的にユッフィーのダンナだが、「嫁」のエルルちゃんや「愛人」のオグマとの複雑な関係に悩める「一般人の代表ダイ大のポップくん」。よく妄想し、よく嫉妬して独占欲もある。

謎のご隠居

自称「越後のちりめん問屋」。オグマよりも賢者に相応しい風格を備える。決して偉ぶらず、印籠を振りかざすことを好まない。ペストマスクの詩人。

悪夢のゲームと化した「拡張現実の夢」が、現実世界で流行っているスマホの位置情報RPG「竜騎士の散歩道ドラグーン・ジャーニー・プロムナード」にそっくりなことに疑問を感じ、真相を知るべく各地をたずね歩いている。

ビッグ社長

PBW運営企業、ミリタリーパレード社の名物社長。ユッフィーの中の人は、彼に並々ならぬ因縁があるらしい。アバターは赤鬼の面+江戸の将軍風。

地球人プレイヤーたち

「ジョーカー」の影響を受けた、暴徒のポジション。もちろん私たちと同じごく普通の地球人だ。悪夢のゲームでは「ガチャへの恨み」を口にして欲望のままに暴れ回る。世紀末のモヒカン野郎。

全員が仮面をかぶっており、各自が好みのアバターに変身までしているので素性は分からない。現実の世界に住んでいる、あなたの隣人かもしれない。女性アバターの中身がおっさんかもしれないし、逆もあるかもしれない。

ごく少数ながら理性的な人もおり、悪夢の謎を解明しようと各地を旅したり「ヒュプノクラフト」を駆使してシェルターを築き、のんびりスローライフを謳歌するプレイヤーもいるらしい。

「ベナ拡」の二次創作を書くのなら、一番分かりやすく共感しやすい作者のオススメなポジション。小説を書くことは、最も原始的で最も自由なRPGのカタチです。 #ベナ拡2次創作 のタグを見かけたら、読みに行きます!

ハリー・ユージーン

現実世界の日本で、伝説のゲームクリエイターとして知られる有名人。彼は行動派であるらしく、あちこちに顔を出すことがあるらしい。国民的RPG「竜騎士の旅ドラグーン・ジャーニー」生みの親。

異世界組

エルルちゃんズ

前代未聞の「増えるヒロイン」。キャラガチャのあるゲームの配布キャラを具体的に描いたらこうなります。そのせいで、ウイルス扱いされたり。
「ですぅ」「ますぅ」な間伸び口調。「ユッフィーさぁん?」などど独特のイントネーションで話しかけられたら、憎しみの心も脱力するであろう。

その名の通り「悪夢のゲーム」に巻き込まれた地球人のプレイヤー全員に、もれなく配布されている。その胸は、ささやかであった。

パートナーの特徴を真似る習性があるようだ。あなたは人の姿をしたヨウムですか。笑顔の魔法の使い手。衣装替えの別バージョンが多数存在するのもキャラガチャのあるゲームそのもの。

どこかに「本人」がいるらしく、ユッフィーやオグマとは知り合いの様子。ドン・キホーテが想い姫ドゥルシネーアに見立てた、田舎娘のポジション。

エルルちゃんズの七変化

  • ユッフィー担当:水色の肩出しのディアンドル姿。背中に光で形成された蝶の羽が浮いている。オリジナルに最も近い?

  • 「ご隠居」担当:「越後のちりめん問屋」を名乗るご隠居に合わせて、助さん角さんらしきコスプレをしている。

  • 銑十郎担当:ユッフィーがプリントされた痛Tシャツを着て、サイリウムダンスを得意とする。推しは銑十郎×ユッフィーのカップリング。

  • モヒカン担当:革ジャン+革ビスチェ+ダメージドジーンズ。世紀末の香りがする?

  • ビッグ社長担当:どこかのバカ殿のお城にいそうな腰元姿。

ガーデナーの道化人形たち

異世界側メインヴィラン。映画「ジョーカー」の主人公アーサー、聖剣伝説3の「死を喰らう男」、ダイの大冒険の「キルバーン」的道化ポジション。
「アナタ」「ワタシ」など慇懃無礼な、皮肉めいた口調。自身は手を下さず人間社会の歪みからチカラを得る、狡猾な知恵者。

歴史上の実在の道化師も、主人である王の代理として敵軍へ単身で降伏勧告を伝えに行くことがあったらしい。マジで実力者じゃないと、務まらない。

悪夢のゲームでは、ゲームマスター的存在として地球人たちに便利アイテム「仮面」を配り歩いている。言うまでもなく、コロナ禍での「マスク」だ。

夢の世界に起きた「ロックダウン」の影響で「庭の手入れ」や「出荷」などに多大な悪影響を受けたらしく、地球人の手を借りて事態の打開を図る。
その手段だった「悪夢のゲーム」が、なぜかエルルちゃんズの「勇者育成プログラム」に感染してしまい、呉越同舟を強いられている苦労人でもある。

強キャラのオーラをまとっている割に、オグマの暴走で身体を乗っ取られたユッフィーに素手で粉砕されてしまったが。彼らは「量産型」であるらしくどこかに超強い「オリジナル」がいるのかもしれない。

はじめは「夜の守護者」を気取っていたが、オグマが語るには「自分の庭は手入れするが、地球人は庭で飼ってる家畜ぐらいにしか思っていない」。

ドヴェルグの賢者オグマ

ユッフィーの師匠であり愛人。ドラゴンボールでいう亀仙人のポジション。声変わり前の少年の声をしているが「〜じゃ」など、古風な老人口調。ロリババアならぬ、ショタジジイ。

北欧神話において、神々のために数々の神器を作成した闇の妖精ドヴェルグの生き残り。ファンタジーRPGによくいる、ドワーフの祖先。本来は男しかいない種族だった。女性ドワーフの誕生は、日本神話と関わりが?

故郷の異世界「アスガルティア」を滅ぼしたガーデナーに、底知れぬ憎しみをいだいている。「ヴェネローン」なる場所、または組織から追放された?

本人は「フリングホルニ」の防衛準備で忙しいらしく、自分の人格をコピーした「炎の首飾りブリーシンガメン」を制作してユッフィーに授け、首飾りと触覚を共有して「おっぱい枕」を堪能するヘンタイ。色仕掛けが弱点のようだ。

イノビトの将孟信もうしん

夢世界のロックダウンに際し、トヨアシハラのガーデナーが送り込んだ先遣隊のリーダー。オグマも「飲み仲間」の昔話で聞いたことのある武人で、名前通りの猪武者。過去の戦死者が、悪夢の怪物として復活させられた存在。

トヨアシハラ人は「十二支」の動物いずれかの姿で生まれ、成長に伴い獣人形態への変身能力を得る。猪の獣人である孟信が、豚骨ラーメン店の看板を見て激怒したのも無理はないだろう。その姿は忍びん。

亥の人イノビトは多産の種族で、多くの子を産み育てることを何より重んじる。孟信も「強き雌」を探し求めているとか。北欧神話でも猪は豊穣のシンボルだ。

モデルは「ダイの大冒険」の獣王クロコダイン。生き残れたら、嫁探しでもするかと言っていたが…こんな形で実現するとは(笑)。

幻星獣ケルベルス

「ケルベルス座」の星獣。現在は使われてない星座のため、幻の星獣と呼ばれる。地獄の番犬ではなく、リンゴの木に絡む大蛇の姿で顕現した。

ドラゴンボールの「シェンロン」に相当する存在。星獣は「願いの果実」をくれた相手の願いを叶えるが、星獣にも数多くの種類があり個体差がある。
エルル・ミキ・マリスの三人娘が見つけたケルベルスはまだ生まれたてで、素質は最高だが経験不足だったため「難しすぎる願い」に苦労した。

地球観測員リーフ

氷の惑星バルハリアから、地球を観測している天文学者のような魔法使い。ヴェネローンの紋章院でトップクラスの天才であり、地球の文化にハマってRPG同好会を主催するほど。

地球での宇宙望遠鏡に相当する「フリズスキャルヴ」を使い、エルルたちの星獣探しをサポートしていた。ケルベルスが願いを叶えるのに難儀しているのを見て「悪夢のゲーム」へのハッキングを提案する。

かつて「勇者の落日」と呼ばれる事件で姉を失ったらしい。

女神アウロラ

フリズスキャルヴのオペレーター。エルルの「女神の先輩」。ヴェネローンの人々からあつく信仰されているが「人間に見境なく恋する呪い」を受けているため、政治的権力は一切持たない「都市の象徴」。

惑星バルハリアで起こった「全球凍結」の災厄のとき、唯一逃げ遅れた神。多数のアバターを同時に動かし、使い分けている。

神殿長エンブラ

アウロラ神殿の長。敬愛する女神が悪い男に騙されないよう、見張る役割。朝になると、日常の忙しさに紛れて「夢を忘れてしまう」地球人を野蛮人と見下している。ヴェネローン評議会でも、最大派閥のトップ。

意地悪ばあさんであり、いわゆる老害。けれども同情すべき悲しき過去を背負った人物でもある。

氷都の舞姫ミキ

ユッフィーの中の人が以前書いていた小説「氷都の舞姫」のモデルになった人物。異世界では実在の人でした。エルルを先輩と慕う巫女見習い。

夢の記憶をほとんど忘れてしまったユッフィーの「中の人」だが、彼女のことは断片的に覚えている模様。

マリス

ヴェネローン所属の凄腕エージェント。ボーイッシュな元気娘。生身で単身ある異世界へ調査に行き、エルルに協力して星獣探しや願いの果実を育てていた。優れた霊媒体質の持ち主。

マリカ

マリスに憑依してる精神だけの「夢渡りの民」で「元祖ベナンダンティ」。「地球人なんか、みんな邪悪よ」と口にする、その真意は…?

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