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観劇

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観劇の感想など
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#読書

鎮魂の物語~舞台『最高の家出』を観て思った取り留めのないこと…(感想に非ず)

舞台『最高の家出』(三浦直之作・演出。以下、本作)を観た。 53歳の私は主演の高城れにが所属…

アンマchan
8か月前
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舞台『シラの恋文』を観て思った取り留めのないこと…(感想に非ず)

舞台『シラの恋文』(北村想作、寺十吾演出。以下、本作)は、「物語の輪廻転生」を描いているの…

アンマchan
9か月前
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演る阿呆に観る阿呆~舞台『ジャズ大名』~

「ロス」とはこういう状態なのか…… 舞台『ジャズ大名』(筒井康隆原作、福原充則上演台本・…

アンマchan
10か月前

舞台『宇宙船イン・ビトゥイーン号の窓』

京都に向かう新幹線の中で、「新潮」2023年10月号に掲載された『宇宙船イン・ビトゥイーン号の…

アンマchan
1年前
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舞台『いつぞやは』を観て思った取り留めもないこと…(感想に非ず)

舞台『いつぞやは』(加藤拓也作・演出。以下、本作)を観るために三軒茶屋に向かう電車内で、作…

アンマchan
1年前
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舞台『ピエタ』

一枚の特殊な楽譜を巡る物語である。 そして同時に、ある一人の男性天才音楽家を巡る物語でも…

アンマchan
1年前
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舞台『嵐になるまで待って』

舞台『嵐になるまで待って』(成井豊脚本・演出。以下、今作)が、初演から30年を迎えた。 今作は演劇集団キャラメルボックス(以下、劇団)の主宰者で作・演出を務める成井豊が、1991年に出版した小説『あたしの嫌いな私の声』(主婦と生活社)を自ら上演台本に起こしたもの。 しかし、30年前の初演は劇団の本公演でなく『1993 キャラメルボックス・アナザーフェイス ダブルヴィジョン「い」組』として、劇団ショーマの高橋いさお氏の演出で上演された(ちなみに、今作も劇団公演ではない)。

舞台『幕が上がる』の幕が上がった

驚いた。 舞台『幕が上がる』(久保田唱脚本・演出。以下、本作)は、平田オリザ氏の原作小説の…

アンマchan
1年前
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舞台『新ハムレット~太宰治、シェイクスピアを乗っとる!?~』

悩む…… 私は本家本元のシェイクスピア劇『ハムレット』を観たことがないし、太宰治の『新ハ…

アンマchan
1年前
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2023年GW 酒。読書。観劇。それだけ

私の「note」のプロフィールは、『酒。読書。観劇。それだけ』とそっけない、というか投げやり…

アンマchan
1年前
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小説・2023年GW前半、京都への「旅?」

これは「旅」なのか? 2023年4月28日ふと窓の外を見て、乗っている新幹線が新横浜駅のホームか…

アンマchan
1年前
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舞台『ブレイキング・ザ・コード』(補足資料的な…サブテキスト風)

タイトルがまさに彼を言い表している。 舞台『ブレキング・ザ・コード』(ヒュー・ホワイトモア…

アンマchan
1年前

舞台『たぶんこれ銀河鉄道の夜』(たぶんこれネタバレ)

たぶんじゃなく、ちゃんと『銀河鉄道の夜』だ。 舞台『たぶんこれ銀河鉄道の夜』(上田誠脚本…

アンマchan
1年前
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ナイロン100℃公演 舞台『Don't freak out』雑記

舞台『Don't freak out』(ケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)作・演出。以下、本作)は、久々にナイロン100℃らしい公演だった(と言っている私は、同劇団を多く観ているわけではないが)。 それはきっと劇団も同じで、下北沢のザ・スズナリという200人も入れないような小さな小屋で肩寄せ合って座る観客に向けて、部屋にある謎の井戸の底が部屋よりも高い位置に設えてあるという倒錯した舞台から、劇団の看板俳優であるみのすけ演ずる狂者が、『これが見たかったんだろ?』と堂々と