ナイロン100℃公演 舞台『Don't freak out』雑記
舞台『Don't freak out』(ケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)作・演出。以下、本作)は、久々にナイロン100℃らしい公演だった(と言っている私は、同劇団を多く観ているわけではないが)。
それはきっと劇団も同じで、下北沢のザ・スズナリという200人も入れないような小さな小屋で肩寄せ合って座る観客に向けて、部屋にある謎の井戸の底が部屋よりも高い位置に設えてあるという倒錯した舞台から、劇団の看板俳優であるみのすけ演ずる狂者が、『これが見たかったんだろ?』と堂々と