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引用の効用

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普段の生活の中から気になったことを、手持ちの本からを引用しながら思考していきます
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記事一覧

映画『トノバン 音楽家 加藤和彦とその時代』を観て思った取り留めもないこと…(感想…

先日、2006年に木村カエラ氏をボーカルに迎え再々結成した「サディスティック・ミカ・バンド(S…

アンマchan
1か月前
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二度と彼のような犠牲者を出さないために~映画『ゲバルトの杜 彼は早稲田で死んだ』…

1972年11月8日。早稲田大学2年生の川口大三郎君が友人と談笑しながら大学構内を歩いていたとこ…

アンマchan
1か月前
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2024年5月1日~5月5日 酒。読書。観劇。それだけ。GW後半戦

私の「note」のプロフィールは、『酒。読書。観劇。それだけ』とそっけない、というか投げやり…

アンマchan
2か月前
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渡辺芳子著『夢さがし アルフィー・高見沢俊彦物語』&『THE ALFEE SUMMER EVENTS 198…

40年以上も前の出来事だ。 2024年現在、多くの人にとってアルフィー(現・THE ALFEE)は、物心つ…

アンマchan
3か月前
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鎮魂の物語~舞台『最高の家出』を観て思った取り留めのないこと…(感想に非ず)

舞台『最高の家出』(三浦直之作・演出。以下、本作)を観た。 53歳の私は主演の高城れにが所属…

アンマchan
5か月前
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何かを見れば(聞けば)何かを思い出す~映画『すべての夜を思いだす』を観て思った取り…

数年前まで、多摩センターにある会社に勤めていた。 サンリオピューロランドもある多摩センタ…

アンマchan
4か月前
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サンタクロースはいるのです。ルドルフの赤い鼻を追いかけよう。(2023年版)

サンタはいるの?もちろん! サンタはいる。ちゃんと新聞にそう書いてある。 ニューヨークのサン新聞の1897年9月21日火曜日付「社説」に、ちゃんと。 『サンタの友だちバージニア 「サンタは いるの?」と新聞社へ投書した少女』(村上ゆみ子著・東逸子絵。偕成社、1994年。以下、『サンタはいるの?』)という児童書によると、アメリカで有名なこの社説は、当時8歳だったバージニア・オハンロンという少女の投書への回答だったそうである。 友だちに「サンタはいない」と言われてショックを受け

2023年11月23日~11月25日 酒。読書。観劇。それだけ~広島・今治・横浜~

私の「note」のプロフィールは、『酒。読書。観劇。それだけ』とそっけない、というか投げやり…

アンマchan
7か月前
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舞台『アカシアの雨が降る時』(2023年再演版)を観て思った取り留めのないこと…(感想…

2021年に初演された舞台『アカシアの雨が降る時』(鴻上尚史作・演出)が、2023年に再演された(…

アンマchan
9か月前
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映画『アンダーカレント』を観て思った取り留めもないこと…(感想に非ず)

映画『アンダーカレント』(豊田徹也原作、今泉力哉監督、2023年。以下、本作)は感想が書きづら…

アンマchan
9か月前
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現代版・民話の伝承~映画『緑のざわめき』~

映画『緑のざわめき』(夏都愛未監督、2023年。以下、本作)を観ながら、現代を舞台にした地方共…

アンマchan
10か月前
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映画『天国か、ここ?』

『天国か、ここ?』(いまおかしんじ監督、2023年。以下、本作)はとても不思議な映画で、どう説…

アンマchan
10か月前
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2023年8月14日~20日 酒。読書。観劇。それだけ(夏休み後半)

私の「note」のプロフィールは、『酒。読書。観劇。それだけ』とそっけない、というか投げやり…

アンマchan
11か月前
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NODA・MAP 舞台『兎、波を走る』(ネタバレ?)(第31回読売演劇大賞 優秀作品賞受賞作)

ドボルザークの「家路(遠き山に日は落ちて)」が流れる中、目の前の舞台で行われている「事実」と、その後、アリスが繰り返す『お母さん、お母さん、お母さん、お母さん、お母さん、お母さん、お母さん、お母さん、お母さん、お母さん……。』(戯曲にあるとおり10回、全て手入力した。あのシーンを「目撃」した者として、コピペなんて絶対にできない)を聞きながら、涙と鼻水と全身の震えが止まらず、それでも舞台から目を逸らすことができなかった。 「目を逸らしてはいけない、"目撃"せよ」 理性がそう叫ぶ