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引用の効用

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普段の生活の中から気になったことを、手持ちの本からを引用しながら思考していきます
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記事一覧

2024年5月1日~5月5日 酒。読書。観劇。それだけ。GW後半戦

私の「note」のプロフィールは、『酒。読書。観劇。それだけ』とそっけない、というか投げやり…

アンマchan
3週間前
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渡辺芳子著『夢さがし アルフィー・高見沢俊彦物語』&『THE ALFEE SUMMER EVENTS 198…

40年以上も前の出来事だ。 2024年現在、多くの人にとってアルフィー(現・THE ALFEE)は、物心つ…

アンマchan
1か月前
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鎮魂の物語~舞台『最高の家出』を観て思った取り留めのないこと…(感想に非ず)

舞台『最高の家出』(三浦直之作・演出。以下、本作)を観た。 53歳の私は主演の高城れにが所属…

アンマchan
3か月前
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何かを見れば(聞けば)何かを思い出す~映画『すべての夜を思いだす』を観て思った取り…

数年前まで、多摩センターにある会社に勤めていた。 サンリオピューロランドもある多摩センタ…

アンマchan
2か月前
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サンタクロースはいるのです。ルドルフの赤い鼻を追いかけよう。(2023年版)

サンタはいるの?もちろん! サンタはいる。ちゃんと新聞にそう書いてある。 ニューヨークのサ…

アンマchan
5か月前
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2023年11月23日~11月25日 酒。読書。観劇。それだけ~広島・今治・横浜~

私の「note」のプロフィールは、『酒。読書。観劇。それだけ』とそっけない、というか投げやり…

アンマchan
5か月前
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舞台『アカシアの雨が降る時』(2023年再演版)を観て思った取り留めのないこと…(感想に非ず)

2021年に初演された舞台『アカシアの雨が降る時』(鴻上尚史作・演出)が、2023年に再演された(以下、初演版、再演版と表記)。 この2年半の間で世界は大きく変わった。 新型コロナウイルスは、表面上何とか収まり、以前の生活を取り戻しつつある。 しかし良いことはそれくらいで、世界的にはウクライナ戦争や再演と同時期に勃発したイスラエルによるパレスチナ自治区ガザへの攻撃など、激しい争いが後を絶たない。 そして、淋しいことに、初演版で主役の香寿美を演じた久野綾希子さんが亡くなった。

映画『アンダーカレント』を観て思った取り留めもないこと…(感想に非ず)

映画『アンダーカレント』(豊田徹也原作、今泉力哉監督、2023年。以下、本作)は感想が書きづら…

アンマchan
7か月前
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現代版・民話の伝承~映画『緑のざわめき』~

映画『緑のざわめき』(夏都愛未監督、2023年。以下、本作)を観ながら、現代を舞台にした地方共…

アンマchan
8か月前
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映画『天国か、ここ?』

『天国か、ここ?』(いまおかしんじ監督、2023年。以下、本作)はとても不思議な映画で、どう説…

アンマchan
9か月前
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2023年8月14日~20日 酒。読書。観劇。それだけ(夏休み後半)

私の「note」のプロフィールは、『酒。読書。観劇。それだけ』とそっけない、というか投げやり…

アンマchan
9か月前
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NODA・MAP 舞台『兎、波を走る』(ネタバレ?)(第31回読売演劇大賞 優秀作品賞受賞作…

ドボルザークの「家路(遠き山に日は落ちて)」が流れる中、目の前の舞台で行われている「事実」…

アンマchan
10か月前
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「コト」までもが雑貨になる~三品輝起著『すべての雑貨』~

「雑貨」とは何か? 「デジタル大辞泉」には、『日常生活に必要なこまごました品物』とある。…

アンマchan
1年前
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舞台『ブレイキング・ザ・コード』(補足資料的な…サブテキスト風)

タイトルがまさに彼を言い表している。 舞台『ブレキング・ザ・コード』(ヒュー・ホワイトモア作、小田島創志翻訳、稲葉賀恵演出。以下、本作)の主人公、アラン・M・チューリング(亀田佳明)はまさに第二次大戦時にナチスドイツの悪名高い「エニグマ暗号」を解読した男だ。 また「code」には「規約」といった意味もあり、或いは「code of conduct」とは「行動規範」を意味するが、チューリングの性格・行動は世間の「空気」からは逸脱していたと見られよう。 それは、彼が「世間のcod