生産性が2倍になり、人生が変わった社員のお話
こんにちは!
経営理念策定からチームの思考と感情を整え、企業の習慣を整える経営理念浸透から、社員の行動を変えて成果を出す。経営理念浸透コーチの石黒です。
今回は10年以上にわたり予算クリアが出来なかったスタッフが、半年で生産性が2倍となり予算クリアした事例をお伝えします。
経営理念を策定、浸透コンサルティングをしている企業様のスタッフの方でした。
10年以上成果が出ない方でも、変わります!!!
ではなぜこの方は成果がでたのでしょう?
要因は一つではなく、複数の要因がありますので、一つずつ確認していきたいと思います。
① 対人関係が変わった
アドラー心理学には対人関係論という考え方があります。
❝全ての悩みは対人関係の課題である❞
とアドラーは言っています。
小さい組織ですと、同じメンバーが同じような話を繰り返すことがあり、組織が硬直化してしまいます。
このような組織に、社外の私のような者が入ったことにより、人間関係に変化が生まれることにより、変化が起き始めました。
② 自分たちで決めた経営理念のもと チームが変わり始めた
今までトップダウンで指示や命令が来て、それをこなしていた方達でしたが、自分たちで考えて決めて動くことが少しづつできてきました。予算未達成のスタッフや、スタッフから退職する話が出た際は、以前は社長から言われたスタッフが動いていました。今はスタッフたちが自ら動くケースが出ていました。
経営理念も半分はスタッフ達自身で作り、経営理念を起点として思考が揃ってきたことにより、行動が整い成果が出始めてきました。
③ 勇気づけと覚悟
経営理念も浸透して社内の雰囲気も変わってくる中、社内体制の変更も予定されていて、〇さんは自分の立場に危機感を持っていました。
しかし今月も予算クリアペースではありませんでした。
このままではまずいと私は肌感覚で感じ〇さんに声をかけ、トップ画像のホテルのラウンジで彼と会いました。
「〇さん、本当はどうしたいの?」〇さんのお話を聞きました。
「〇月までに結果を出す。これでだめなら2月に退職します」
今までにない力の入った口調で、彼は覚悟を口にしてくれました。
「本気ですか?」と聞くと、「本気です」と言いました。
私も覚悟を決めました。彼を本気で信じて、本気で応援しようと。
「私も本気で付き合いますけど良いですか?」と意思確認すると
「お願いします」と彼はいいました。
ここから本気の毎日報告と、そのフィードバックが毎日始まりました。彼は本気で信じてもらい、本気で寄り添ってもらうことにより、あり方が整理されて自ら動き始めました。
④ 報告内容が具体的になり、着眼点が変わった
SPACEモデルというフレームワークをご存じでしょうか?詳しくは次回お伝えしますが、彼はこのフレームワークを学んだことにより感情に注目して、部下の感情へアクセスするようになりました。
この感情へアクセスするようになたのは、チームを作るたまにはとても大きな気づきとなりました。って出来るようになった事。チームワークを醸成するにあたり、とても大きな変化となりました。
さらに今チームで足りないのは、思考(考えや知識)なのか?感情なのか? 身体(健康状態や疲労・ストレス)なのか? 行動なのか? 職場環境なのか?具体的に細分化して検討できるようになったのは大きかったです。
「今チームの認知がずれているから、そこを整えます」
具体的な対策を効果的にうてるようになりました。
⑤ 結果
3人体制のチームでしたが、10月から毎日報告毎日フィードバックをスタート。10月中盤から変化が起き始めて、10月には入社10年来初めての予算クリアを達成しました!しかも前月対比で2倍以上の20件もの契約件数を獲得されました。
そして11月も連続達成。そして現在は部下に任せる形をとりながら、さらに倍の月50件を達成しながら、以前からやりたいと言っていた新規プロジェクト立ち上げを社長から任せられて日々奮闘しています。
私はここから、全ての人には無限の可能性があること。
人は環境や思考や感情が変わることにより、大きく変化できること。
覚悟を持って本気で向き合うこと。
勇気を持つこと、持ってもらうことの大切さを学ばせて頂きました。
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