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【2021セミナー】食と農の流通とマーケティング

篠山イノベーターズスクールのセミナー「食と農の流通とマーケティング」の講義全6回が終了しました。

このセミナーは、和歌山大学の食農総合研究教育センター/経済学部教授の岸上先生を講師にお招きし、2コマ連続×3日で開催いたしました。

岸上先生は民間企業で働かれ、その後地方移住して公務員(和歌山市役所)、水産大学校(農林水産省直轄の大学)、そして和歌山大学の教授...と幅広いご経験をお持ちの方。ご自身でも、流通やマーケティングを専門としてきたけれど、市役所での公務員時代で一気に"地域づくり"という幅が広がった、とおっしゃっていました。

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そんな岸上先生のセミナーは全回を通して、多くの事例を元に「食と農の流通とマーケティング」の要素を様々な視点から講義いただきました。

中には内情の話もたくさん飛び出し、聴講スタイルですが毎回2コマがあっという間に過ぎ、講義をしている教室は終わった後も受講生から質問が飛び交う...というのが印象的なセミナーでした。

食や農に関係した事業を考えている方が多いからこそ、具体的な知識と様々な事例からとても参考になった講義だったのではないでしょうか。


各回のハイライトと受講生の感想も合わせてご紹介させていただきます。


1日目:流通の役割と仕組みを学ぶ

初日の冒頭、「この講義はお配りしている資料通りには進みません」。
という話からスタート。社会人経験のある方ばかりのこのスクールは、テキスト通りよりももっと実情を盛り込んだ内容にしていこう、ということで満場一致。

前半の90分は岸上先生の自己紹介をマーケティング視点でお話いただきました。後半は流通の役割と仕組みを事例を交えながら分かりやすくお話しいただきました。

【1日目の受講生のご感想】

テキストの説明だけでなく、生きた現場の話を聞かせてもらってとってもためになりました。先生のテンポの良さとユニークな講義が楽しくあっという間の2コマでした。もっと生の話を聞きたいと思う飽きたいものでした。
前半のようなお話がとても興味深かったです。教科書的な学びよりも雑談の中にエッセンスが散りばめられたセミナーが楽しいです。今日はありがとうございました。

2日目:食品・農産物の流通の仕組み・特徴と 新たな動きを知る/秋津野ガルテンの農業の移り変わり

この日は流通の仕組みや特徴について、コミュニティビジネスの事例、秋津野ガルテンの事例を交えながら講義を進めていただきました。

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【2日目の受講生のご感想】

地域の活性化には周りをまきこむ力が大切だと思いました。地元を好きな人を見つけることがワンステップと感じました。
秋津野ガルテンの話が大変おもしろく、今自分が考えている事業にもいろいろヒントになるものがありました。関係者の巻き込みも参考になりました。
マーケティングの考え方、地域ビジネスの利益の落とし先が興味深かったです!

3日目:6次産業化・農商工連携/農産物直売所の あれこれ

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最終日は6次産業化・農商工連携について、後半は直売所のたくさんの事例を通して成功例だけでなく失敗例なども紹介いただき理解を深めました。
和歌山の加工特産品も実際に持ってきていただき、それぞれ解説していただきました。

当日のスタッフのメモも一部を大公開します。

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【3日目の受講生のご感想】

全ての講義が非常に価値のある講義でした。
資料等、見やすく作っていただき、別の機会の講義ありましたら是非参加したいと思います。
直売所事業を計画している中、先生のお話は大変参考になりました。今日お伺いした失敗例が特に良かったです。


プログラムについては、こちら
https://school.tscapital.jp/program.php?id=77