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「できている」に目を向けてみる(あいこす/3)

昨年2023年はインターンを始めたことで、新たな挑戦をたくさんできた年でした。

その挑戦の中では、自分の中で手応えを感じるときもあれば、後悔が残ってしまうときもありました。うまくいった時はそれでよかったのですが、うまくいかなかった時に、私はよく落ち込み過ぎて自信を失ってしまうことがよくありました。そしてそれを引きずったまま、他のことに対しても自信を無くしてしまうという、悪循環に陥ってしまうこともありました。

しかしある時考えました。

落ち込んで引きずっている時間ってもったいないんじゃないかということ。そしてその落ち込みが影響して自分の最大限のパフォーマンスができなくなっていたら、もっともったいないということ。

そして、私は、何かうまくいかなかったときに「できない」ということに囚われ過ぎていることに気づきました。できない自分を素直に受け入れらずに、「できない」をなんとかして「できる」にしなきゃいけないと焦ってしまっていたように思います。

焦ってさらなる不調を引き起こさないようにするために、「できない」を受け入れてみようと思いました。できないことはできないこととして割り切って捉え、逆に、自分が今できていることにも目を向けることを意識してみました。

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あるときのメンタリングで、自分の思ったことを「思った通りに」言葉にできなかったと感じたことがあり、生徒たちにあまり伝わっていなかったかもしれないと不安になりました。

そのときは、具体的にうまく言葉で表現はできなかったと感じたけれど、終わったあとにふりかえってみると、「思った通りに」ではなかったけれど、良くなりそうな箇所自体を伝えることはしっかりできていたのでは、とも思えました。そう思うことで、自分を少し励ましてあげられた気がしました。

それだけでなく、「思った通りに」伝えるためにはどうしたらいいだろう、と次を考える余裕が心に生まれ、前を向けたようにも思います。

「できている」に目を向けたことで、次のメンタリングの時にも、発言すること自体を恐れてしまい、またうまく言えなかった、というようなことはなく、最後まで、自分の言葉で生徒たちに思いを伝えることができたのではないかと思います。

このことは、自分の中で、小さな成功体験になりました。

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こうして、できないことだけに囚われないようにしよう、できていることにも目を向けようと考え始めてからは、悩み過ぎてしまうことや、その悩みが影響してさらに悩みの種を作ってしまうという悪循環に陥ることが減ったような気がします。

経験も少なく実力がまだまだの今の自分だからこそ、自分の性格を理解しておいて、少しでも良いパフォーマンスをするために様々な工夫を考えるべきだということを学びました。

あいこす

<この記事を書いた人>
あいこす。青森県中泊町出身。埼玉大学教養学部所属。大学ではヨーロッパ文化を専攻。インターンを通してイノベーションについて学習中。楽器演奏が趣味。最近は専らジャズトランペットに熱中。

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