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愛憎卒業スピリチュアル

嘘つきたちとの共演がおわった。

「やります」と言ってやらない。頷き、聞いている風を装って実は聞いていない。人生を変えたいと言いながら何もやらない。まるで誰かに操られることを望んでいるマリオネットのような生き方をしてる。全く命の輝きを見いだせない不毛な時間を終えてこの記事を書いている。なるほど、それが今の俺が映している現実。なるほど「今のおれ」がそうなんだな。


お前の魂はなんて言ってんだ?

俺の師匠が言ってた言葉。あれからもう15年が経つ。

師匠の周りにはいつも若者が集まっていた。道に悩んでいる人、起業した人、成功して小金持ちになって粋がっているやつ。普段は温和な師匠がこの3番目の粋がっているやつに対しては極端に冷たかった。

年収4000万、20代でベンツ、時計はカルティエ、靴はクロケットジョーンズ、白金に事務所があって毎月好きな時に旅をする。(ちなみにこれは当時の俺だ)こういうのを全面に押し出して自分の成功をアピってくるやつに、師は本当に厳しかった。

師はこういう話を一通りきいたあといつも2つの問いを相手に投げかけていた。一つが「お前それ、ビル・ゲイツの前でも同じこと言えんの?」、もう一つが「お前の魂はなんて言ってんだ?」だ。

一つ目の問いから二つ目の問いの間にはだいたい1時間ほど間がある。その間に言われたやつは決まって困惑するか怒るか泣くかまたその全部のせを経験する。


怒ったまんま帰るやつ、首をかしげたままそこにいるやつ、泣いて吹っ切れて自分らしさをとりもどしたやつ、いろんなやつを見てきた。あの頃まわりにはなんかしらの業界で日本一とか世界一になった人たちがいた。あの人たちもみんなそんな師の本氣度に触れ自らを覚醒させて集まってきた人たちだった。



仕事柄、いろんな人と時間を共にしてきた。6年ほど前まではスピリチュアルの世界の有名人とかなり長く深い時間をすごしていた。

スピリチュアルと言われる領域は20代の頃から好きだった。船井幸雄、中丸薫、中矢伸一。(ん?ほとんど船井さん界隈やん、まいっか。)実際のところはおいといて彼らが発するメッセージは当時のおれには人生を切り拓くための後押しになってたのは間違いない。

でも、振り返ればいわゆる自分が「スピリチュアル業界」に入りそういう人間と関わるようになってからおれは大幅におかしくなった。


生命の躍動感
圧倒的な道を切り拓くチカラ
自分の人生に責任をもつ覚悟

こういったものがどんどん自分の中からなくなる感覚。

夢を叶えたい。自分らしく生きたい。成功したい、金持ちになりたい。それらを「エゴ」と一蹴し「あなたはあなたのままでいい」という牢獄に押し込める、決して自分よりもうまくいくひとを増やしたくない自称スピリチュアルな人間が集まる世界で、おれは自分じゃない自分を演じ続けた。昔から聞いていた言葉を自分自身が嫌というほど経験した。その言葉は「環境が人生をかえる」だ。


ありのままでいい。

今の自分を愛してね。

あなたはそのままで完璧。

今おもえば、このたぐいの言葉は呪いだった。おれの知る限りこれを言い始めた人間はその状態になる前にやることをやるべきことをやってきた人間だ。その人たちの言葉を受けとったその他大勢はやることもやってないのに「今の自分をしあわせ」だと認定したいただ現実逃避をしているだけの人間だった。キモすぎる。


あれから数年はリハビリが続いた。本当(元)の自分に戻るためには、自分じゃない自分を演じ続けた時間の倍の時間がかかった。

2024年はその総仕上げのつもりで今を生きてる。見たくもない現実、人を見せられてそれを自分自身が創っていると認め自分の中に残っている感情を直視し成仏させ、本来の輝きを外の世界へ発揮する自分を許可する作業。


チカラを宿した言葉はそれが光でも闇でも文字通り自分にブーメランのように返ってくる。だから言おう。ずっと言いたかったことがあったから。

おれはスピリチュアルが大好き。だから言いたい。

スピリチュアル、死ね。


おれはスピリチュアルが大好きだ。視えない世界も神々の物語もエネルギーも宇宙の神秘も。すべてが大好きで愛してる。だから言いたい。

スピリチュアル、死ね。


おれの大切な人はスピリチュアルの世界の人間だ。そしておれもその世界観を生きてる。そしてその宇宙意識こそが今一番おれら人間に必要だと確信してるから言おう。

スピリチュアル、死ねよ。


それがエゴだろうが本音だろうが3次元だろうが5次元だろうがどっちでもいい。すぐ思考でグルグルしてしまっても内観が得意でもどっちでもいい。どんな人でも言えるのは自分の魂の声はまちがいなく聞こえてるってことだ。


「あなたは今のままでいい」これを聞いてお前の魂はなんて言ってる?

「あなたはすでに完璧」これを聞いてお前の魂はなんて言ってる?

おれの魂は今こう言ってるよ。「うるせーばーか。」


現実世界を必死に生きてこなかったやつに言われて響くことなんて一つもねーよ。ちゃんと「人間」やりきってこなかった奴がいきなり「宇宙意識で生きる」とかマジできもちわりーからこっちみんなよ。どっかいけ。

スピリチュアルって生き方だ。
そのとおりに生きてはじめてスピリチュアルな人だ。

あと何年生きるか生きれるか。数十年後かもしれないし明日かもしれない。

地球での人生は元々一つだったおれたちが一旦分かれてまた一つになる物語。ボーナスタイム、遊びだ。本氣でやらない遊びなんてなんの価値もない。


熱を思いだせ。たぎれ。挑戦をあきらめてそれなりにぬくぬくいいポジションに甘んじた人間の「ありがたいメッセージ」を真に受けて堕ちるな。

2024年は地球大変革の年だ。来年からこの星はガラッとかわる。そこに住んでるおれら人間にももれなく変革が起きてる。それこそかつてないレベルで。



とまあ今わきあがっているものをつらつらと書いてみた。
いまは来月、来年がどうだとかどうでもいいとおもってる。とりあえず今たぎってることを書いて話して生きていこうと思ってる。

ミッチーのように


そういえばある人に言われたことを思いだした。魂の願いがこの言葉に集約されている。

自分のやりたいことかき集めて、それをやった先に自分の未来があるんでしょ。

自分の氣持ちいい高いところに立って、自分の好きな人たち、好きな層の人たちに でしょ。

誰に何言われても、見向きもされなくても、俺これやってたら最高なんだよねって。え?自分の人生なんだから俺の最高だけやるよね?

っていう、俺が惚れる俺なのかどうか。

ナルシスト度合いが全然足らないよ!

あと最後。男は母船があればどこまでもいける。それが愛する人だったり、コミュニティだったり会社だったりそれぞれだけど、母船がない男は結局何を成し遂げても虚しい人生を送って人間やりなおしだ。

幸い俺には母船がある。人もコミュニティも会社も全部ある。そしてこれらを失う恐怖を超えていく。これがおれの挑戦。

今年、俺は俺にもどる。来年すべてを失っても悔いはない。



【お知らせ】

そうそう今年の1月からラジオはじめました。本氣で一緒に遊んでる仲間たちとの対談はこちら。毎週水曜日おれが創ったコミュニティIWCのメンバーとあーでもないこーでもないと語ってます。面白い回はほんと面白いよ。















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