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嵐をマインドフルネスで語ってみる

【ラジオ文字起こし】
みなさまこんにちは。マインドフルネスセラピストの三嶋かよです。
この番組は、あなたの奥で眠っている本来の美しさを見つけるための「心のクレンジング」ラジオです。

今回は、少し変わったアプローチで、マインドフルネスの効果について解説しようと思います。テーマはですね・・・「嵐とマインドフルネス」です。

嵐・・・そうです。国民的アイドルグループの嵐です。

実はですね、私はジャニヲタというか、嵐に、というか、嵐の二宮くんに夢中だった時期があります。2006年に公開された「硫黄島からの手紙」というクリントイーストウッド監督の映画を夫に誘われて見にいっったことが、始まりでした。

その出会いから、嵐に夢中だった数年の話をしちゃうと、何時間でも語れてしまうので、今日は割愛しますが、2011年くらいまでどっぷり嵌っていました。

先日、11月3日に、新国立競技場を使った無観客でのコンサートを、ライブ配信するということで、仲間と一緒に、友人が準備してくれたプロジェクターを使って、壁に大きく映しながら、そのライブ配信を見たんですけど・・・

ファン目線で楽しんでる私もいたんですけど、こういう心を取り扱うセラピストとしてのスイッチが入る瞬間もあって、ちょっと冷静に彼らの様子を観察していたんですが・・・

彼ら「メタ認知能力」の高さを目の当たりにして、これは絶対ラジオで話そう!と思って、まだ余韻が残っているうちに、収録しています。

メタ認知・・・聞きなれない方もいらっしゃるかもしれませんが、定義は、「認知していることを認知すること」。心理学で使われる言葉なので、ちょっと難しいんですが、自分の行動について、もう一人の自分が客観的な立場で観察して、その行動を調整したり調和したりする能力のことです。

たとえば、自分が何かをしているときに、もう一人の自分が冷静に見ている・・・という感覚を味わったことはないでしょうか。その時働いているのが、メタ認知能力。「自分を客観的に眺める力」です。

何万人も収容できる国立競技場での無観客でライブ。何百回もコンサートをしてきた彼らも、気持ちを作るのがそう簡単ではないんじゃないかなと思いますが、冷静さを保ちながら、求められる最大限のパフォーマンスをはっきしていました。

収録とはいえ、LIVE感、躍動感も必要なので、ただ、冷静なだけでなく、感情のたかぶりも上手に表に出しながら、全体を俯瞰してみていて、自分を見失わない・・・そこにありながら、もう一人の自分を客観視している感じ。

実際は分からないですけれども、私の目にはそう写りました。

ステージの流れや全体の雰囲気、カメラワークだったりとか、フォーメーション、他のメンバーの動きも視野にいれながら、歌も歌わないといけないし、ダンスもしなくてはいけない・・・同時にいくつものことをこなして、瞬時に判断してパフォーマンスをし続ける・・・いったいどんなメンタルなんでしょうか・・・ただただ感心するばかりでした。

マインドフルネスでは自分自身を客観的に眺め、感情の波を受け入れ、手放す・・・ということを、瞑想によって繰り返していくことで、「メタ認知能力」が育つと言われています。

彼らは、十代の頃から大人の中で揉まれながら、コンサートをしたり、彼らはお芝居もするので、感情の管理、内面の表現をしながら、少しずつ、メタ認知能力が磨かれたのかなと思いました。

自分の中に湧き起こっている感情に気づいて冷静な自分を取り戻し、自分の間合い、ペースを立て直す能力は、アーティストやスポーツ選手だけではなく、私たちの日常の中でも、落ち着いたパフォーマンスを維持することに役立つ能力です。

ということで、今日は嵐を題材にして、マインドフルネスの効果の一つと言われている、メタ認知能力について、お話ししてみました。
まだまだ話たりませんが・・・今日はこの辺でおしまいにしたいと思います。

それでは、今日もマインドフルな1日をお過ごしください。

inner  temple
三嶋かよ
マインドフルネス瞑想講師
シンギングボウル・サウンドセラピスト


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