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私たちは「未来の準備」をし続けている

前回のグループレッスンで「私たちはなぜ、頑張り続けてしまうのか?」というテーマで、お話しをしました。

私たちは幼少期からずっと「次の未来への準備」をしつづけてきたことに、どれだけの方が気づいているでしょう。

私たちの前には、いつまでも登りつめなくてはならない山が存在し続けています。永遠に山頂の景色は眺められないのではないか?も思わせるような、高く険しい山です。ところで、その山は本当にあるのでしょうか?

幼稚園は小学校に上がる準備、中学は高校、高校は大学、そして社会人へ。全て「次の準備期間」です。そして社会人になると「老後の準備」に入ります。ずっつずっと私たちは「準備」をしています。

今回、テキストを準備しながら、ちょっと泣きそうになってしまいました・・・

私たちはいつも、次の未来のために生きて、ずっと「今」を後回しにしてきたことを、改めて突きつけられたような気持ちになったからです。

哲学者のアラン・ワッツはこう言います。

何度も言うが、そうやって先のことを考えて生きること、計画を立てることが役に立つものだとキミは思い込んできた。将来のことを計画しても役には立たない。それは「今」となり、その時キミはそこにいないからだ。キミはその時もまた決してやって来ることのないまた次の未来に生きているからだ。

つまり、そんな感じで、人は「今この瞬間」の行動がもたらす恵みを受け取ることもできないし、喜ぶこともできないでいるのだ。「今この瞬間」に100%生きられるまで、本当の意味で、キミは生きることができないのだ。

私たちは、長い時間をかけて「次の未来の準備」をし続けてきたので、「今この瞬間」に生きることに慣れていません。マインドフルネスの瞑想は、「今、ここに在る」という感覚を、体を使って心にしっかりと根付かせる練習です。確かに、この社会の中で「今だけに生きる」ということは難しい。でも、次の未来の準備をしつづけて人生を消費したくはありません。

私たちに必要なのは「今、ここに在る」という感覚です。
そして、多くの苦しみは、過去の記憶や未来への不安が起因しているということを、頭だけではなく、体と心で感じることではないかなと思います。

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《 グループレッスン 》

次回「マインドフルネス・ラウンジ」では瞑想の練習と「あなたは右脳派?左脳派?」というテーマで、右脳と左脳それぞれの得意分野を紐解き、お金では買えない「充実感」を得る方法を探すワークを行います。

次回:10月8日(木) 21:00

今後の開催スケジュール:
・10月17日(土) 14:00
・10月22日(木) 21:00
・11月5日(木) 21:00
・11月14日(土) 14:00

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《 個人レッスン 》

日本では「マインドフルネス=瞑想」「ストレスケアに効果がある」「集中力が向上し、仕事の生産性が上がる」などのイメージが先行していますが、この講座では、表面的な効果を得るだけでなく、新しい人生の扉を開く「実践的なマインドフルネスの価値」を90分の個人レッスンでお渡しします!

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ココロとカラダの調律師
マインドフルネス・セラピスト
三嶋かよ


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