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マジック・ピル

漢方薬のように

マインドフルネス瞑想は、続けることで心の落ち着きやしなやかさを育て、過剰なストレスから自分を開放してあげることができます。身体的にも、睡眠の質が向上したり、自律神経を整えたり、免疫力をアップさせたり、様々な効果を得ることができます。

それらの効果を感じるまでには、どうしても時間がかかります。漢方薬のように、ジワジワと効いてくるのです。残念なことに「即効性」はありません。

マジックピルはどこにもない

私の瞑想の師匠である、河津先生のブログの一部をご紹介します。

 どんな瞑想であれ、繰り返し繰り返し、そして繰り返し実践を行うことで徐々に効果が現れてくるものです。才能や向き不向きはありません。ただ繰り返し行うこと。これが瞑想が機能する唯一の方法です。残念ながら瞑想をたまにやっても効果はほとんどありません。私の先生であるDavidはよく「マジックピル(魔法の薬)はどこにもありません」という言い方をしますが、まさに瞑想してその日に効くということはありません。瞑想の効果を得るにはある程度の継続とそれにかかる時間が必要だということをまず知っておいてください。

瞑想というと「リラクゼーション効果」をイメージされがちですが、瞑想によって、すぐに心が軽くなったり、ストレスから開放されると誤解されていることがよくあります。

瞑想の直後は、心が落ちつき、脳が休まり、リラックスできることはありますが、継続しない限りは「その場しのぎのリラクゼーション」で終わってしまい、日常に戻ると同時に、不安や恐怖がすぐに舞い戻ってきます。

その不安や恐怖を呼び起こす思考のパターンは、そうカンタンには緩めることができません。長い時間をかけて、体になじませてきたからです。脳は変化をきらいます。心を落ちつかせ、思考のくせに気づき、ストレスから自分を開放するためには、どうしても積み重ねが必要です。

すぐに心を軽くしたり、ストレスから開放してくれる「マジックピル(魔法の薬)」は、残念ながらどこにもないのです。

その場しのぎのリラクゼーションは、意識を他に向けて気を紛らわせているにすぎません。ストレスをお酒で紛らわせて、見て見ぬ振りをしているのと同じ。そのストレスの中に、自分を置くことを選択しているのは自分。開放してあげられるのも自分です。

マインドフルネスを深めて、頭の中のおしゃべり、不安や恐怖の捕らわれから、自分を開放させてあげましょう。

グループセッション「マインドフルネス・ラウンジ」

マインドフルネスの本質を深め、瞑想の継続を助けるグループセッションを開催しています。瞑想だけでなく、書くマインドフルネスのワークを組み合わせた、新しい自分と出会える60分です。

次回のテーマは「恐れの正体とは?」
私の愛読書、エックハルト・トール「超シンプルな悟り方」より、「恐れの正体」について紐解きます。

「怖れ」は、不快感、不安、いらだち、緊張、心配、恐怖など、さまざまなかたちで表れます。この種の怖れの気持ちは、いつでも「いま、起こっていること」ではなく、「これから起こるかもしれないこと」に対するものです。あなたがいるのは「いま、ここ」です。それなのに、あなたは「未来」を見ているのです。

次回:7月18日(土) 14:00

今後の開催スケジュール:
・7月18日(土) 14:00
・7月21日(火) 21:00
・8月1日(土) 14:00
・8月6日(木) 21:00
・8月22日(土) 14:00
・8月27日(木) 21:00

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セラピストの個人レッスン!「マインドフルネス入門講座」

ストレスケアのための瞑想法だけでなく、自分らしい人生をサポートする「マインドフルネスの本質」をセラピストの視点で、個人レッスンでじっくりお伝えします。

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inner temple
ココロとカラダの調律師
マインドフルネス・セラピスト
三嶋かよ


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