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Netflix映画おすすめ【ただ映画を見る】名画座インコさん vol.8

いよいよ6月にもなろうとしている中ですが、ここ2ヶ月の生活は変わらず、舞台に立つ身としてはなかなか元通りにはいかないもので、映画を観てインプットしながら配信ライブの準備をするという日々です。

「ノクターナル・アニマルズ」

「パーティーで女の子に話しかけるには」

「女は二度決断する」

「コールド・スキン」

「モンスター・ホテル クルーズ船の恋は危険がいっぱい?!」


なんといっても「ノクターナル・アニマルズ」が面白かった。
映画に「必見」という作品があるのはよくわかっているが、「なんとなく気のりしない」「今は長い物語ちょっとみれない」という気持ちになるときがある。
しかし今作はOPから「何見せられてんだ」というハテナの映像から入る(しかも結構長い)ので、なんだこりゃ。の気持ちで観れてしまう。

過去の思い出と小説との二重構造で主人公の気持ちを表してゆくのだが、この小説部分の追い込み方がえげつないくらい面白かった。
気弱な男が妻子をさらわれるまでをねちっこく描く部分にはまいった。

フィクションは言ってしまえば全部ウソである。そんなことは物語を観ている人間に言うのは野暮。
だが劇中劇になると「そうはいってもねえ、ウソのウソでしょ」という気持ちになる。
それでも今作は劇中劇の中に謎がある。という構成なので逃してくれなかった。
ラストもとても好み。表情でオチをつけられるのも映画のよさだと思う。「アイリッシュマン」もそうだった。

ただ、先程言ったOPだが、「なんだこりゃ」で再生を止める人もいるかもしれない…と思うと、言ったことが無駄にもなるが。面白い映画ですのでぜひ。

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