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星読みが語る「才能」の扱い方

星読みが語る『才能』の扱い方

星を詠んでいると、よく尋ねられることのひとつに
「才能」がある。

職業の向き不向きはもちろんのこと、趣味や生き方など、「才能」といっても、その内容は様々だが、
どんな内容にせよ、向いている、向いていない、を話し出す時点で、それは「才能」の話…と相違ない。

私自信、そもそも「才能」というものの、あるなしを、一言でしゃべってしまうのは、少し気がひけるところで、
天才は1%の才能と99%の努力でできている…なんて言葉を聴いたことがあるし、人の「努力」という過程は、人生の上でも、とても大切なものである…と感じている。

一方で、世の中を生きていると、私にはとてもじゃないけどできない…と心底思わされるような生き方をしている人と出会うことも少なくない。
例えば、どれだけ自分が、デザインをできることに憧れたとしても、で、実際ちょっとかじってやってみたりなんかしたとしても、根っからの芸術家肌の人のデザインを見せられると、その繊細さや感性の鋭さ、表現力の圧倒的な力の違いに、下を向いて小さくなってしまう。

星読み師として沢山のホロスコープと出会わせてもらってきた自分の感覚では、生れながらに持つ「才能」と言うものは、その個人の中で、やはり「圧倒的な存在感」を示すし、
出会った印象の中から感じたその人の特徴と言うものは、あとからホロスコープと掛け合わせても、かなりの確率で描かれている。

何をもって才能という?

星読みから知っていく、個人の才能…というと、見せていただく方の、その時の年齢や、課題にも影響している。

惑星の特徴から、たとえば、
月ならば、無意識にできてしまうこと、得意とするジャンル、普段使ってしまっているが、当たり前すぎて、本人は気づいていないもの…という使い方の才能が出てくるし、
金星ならば、好きなもの、やり方、愛情のかけ方などが分かるので、若いころから金星の示すジャンルの物には、何かしら関わっていることが多く、その結果、触れることが多いので、才能として開花していることがある。

もっと上の方の土星…などになると、
若い年齢の段階では、困難に感じたり、制限、プレッシャーのような、重々しく、とてもじゃないけれど得意ジャンルとは呼べない代物であったりするが、年齢を重ねていく中で、鍛えられ、最終的に克服していく課題となる…という点に関しては、ある種最も付き合いのある「才能」と言えるかもしれない。

ハッキリと言えるのは…

そんな風に考えると、苦手だ、課題だ、といわれているモノでさえ、年齢を重ね、人生を重ねていく中で、その人を象徴する、かけがえのない「才能」といえる。


ひとつだけ、ハッキリと言えるのは、
そもそも、才能がないと言えるものに関しては、たぶん生きている中で、自分は今世、触れることはない…ということ。

全く気にならない、意識が向かない、そんなジャンルに関してのみ、「才能がない」と言える。

逆に言えば、どんな形であれ、少しでも意識中で引っかかるような感覚があるのなら、それは、才能の片鱗かもしれない…ということ。

「才能」と言っても、他の人と比べて突き抜けているのかどうかは別として(ここには、時間と努力がかかわってくるのは冒頭にあげた通りですが)、その時に感じたものを、感じた感覚で素直に行動に移してみれば、
じつは意外なところから、芽が出て育つ…。

そんな可能性を、星はいつでも教えてくれる。

年齢や経歴なんて関係なく。
今ここから、どんな可能性に出会って、動いていくのか。
星と、あなたの気づいていない部分は、ちゃんと知っていて、静かにそーっと導いてくれているのかもしれない。

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