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一流の習慣とあと5分を天秤にかける

一流のビジネスマン、仕事ができる人は、朝が早い。朝活、と言う言葉があるように、朝から身体を動かしたり、知識を深めたり、できるビジネスマンは早朝を有効に使う。

そんな朝活のひとつに、早朝読書会というものがある。課題図書が決められていて、読み込んだ上で参加するものや、好きな書籍を各々用意し、その内容を発表するもの、大きく分けるとスタイルはこのどちらかが多い。
歌詠の会などではメンバーの歌を講師が批評を加えながら、みんなで鑑賞しあい、技量を深めたりもしている。
特に新型コロナ禍以降は、リアル参加だけでなくオンラインでの朝活が増え、多くの人がより参加しやすい環境になったように思う。

朝活が定着して以来、こんな私にも何度か、できるビジネスマン、ビジネスウーマンの集いに参加しないかと、お声がけがあった。
ありがたいことだし、おもしろそうだと興味を惹かれるものもあり、都度、ありがたく笑顔でお返事させていただいている。
多くの朝活は参加自由、入退室も自分のタイミングで構わないので、そもそも参加しなかったからといってペナルティがそうそうあるわけでもなく、自分の知識が豊かになる機会を逸し、できるビジネスウーマンへの階段を上がるチャンスを自ら損なうだけである。

その緩さゆえ継続もしやすいのだが、いかんせん私は朝が苦手なのだ。
まだ明け切らない暁光の中の静かな時間や、ひんやりとした早朝の空気感、だんだんと夜が明け鳥たちの囀りが始まって、朝日が昇り1日が始まる、あの躍動感を感じるのは大好きだ。
これらの時間を自分のペースでだらだらと楽しめるのは苦にならないのだけれど、一定の日にこれこれのために何時に起きる、と早起きすることにフォーカスする状態になると、途端に怪しくなる。
これから朝が凍てついてくると、なおさらだ。

メンバーはみんなとてもいい人ばかり。
尊敬すべき方々も多数。
こんな素敵な場に参加しないのは、もったいない。
そう、アタマではわかっている。
一流の皆さんは、早起きが習慣化されていて、朝活の日だけ早起きしているのではない。
だからいつもみんな、参加している。
私も見習わねば。
あのスタイルがノーマルな毎日に変身せねば。
そう、アタマではわかっている。
一流の習慣を身につけるまで、早起きを習慣化させれば、いいだけだ。
そう、アタマでは、わかっている。

実際、早起きを習慣化しようとチャレンジしたこともあるのだが、最初のうちはいい感じなのに、早起きするとその分早く午後のパフォーマンスが落ちてしまい、体調を崩してしまうと言うゴールに辿り着く。
気力の問題ではなくて、物理的に問題が出る。笑
みんなは朝早くから活動して、夜までこんなに活き活きと動き回っているのに、私は情けないヤツだ、根性が足りないのだと自分を奮い立たせても、夕方には集中力が途切れ眠気まで襲ってきて、仕事でミスしかねないことになってしまう。

BG5を学ぶとわかるのだが、私の身体のメカニズムが、そもそも長時間動き回るようにプログラミングされていないと言うのが背景にあり、情報を吸収する方法として朝活のようなスタイルを必要としないのだと知ったときは、そうだったのか!と妙に納得すると同時に、自分がダメ人間ではないと許された気がして、ほっとしたのを覚えている。

それがわかってからは、朝活のときだけ早起きで良いじゃないか、と思えるようになったのだが、なかなかどうして、起きる時間になり、
今日は一流の習慣の1日の日だ、頑張れワタシ!
と心で自分を応援しても、
あと5分…
の誘惑になかなか打ち勝てず二度寝をしてしまう。
頑張って目覚めたとしても、今日は朝の気分がスッキリしないからやめておこうかな…
という誘惑に絡み取られて脱落してしまう。
もうまるで人間失格と言わんばかりの惨敗率。

それでも許される緩さがありがたい集まりなのだが、そもそも先方では私の存在などもう忘れているのではなかろうかと。
たまに奇跡のように朝スッキリ目覚めた日は、そっとオンラインで耳だけ参加しているが、私ができるビジネスマンの集いの場に行き着くまでには、毎度自分の意志で、朝から行くか行くまいかを決めるという心の葛藤が巻き起こっている。

もちろん、メカニズム的に無理だからと言うのを免罪符のように使うつもりはない。
自分がそう言うメカニズムなのだと理解をした上で動くことが大事で、例えば午後のパフォーマンスが落ちるとわかっていれば平日の午後は休みにして朝活に参加する、とか、週末の休みを利用して朝活に参加するとか、自分で自分をうまくコントロールすることが大切なのである。そしてそれはできるようになったと思っている。
とは言え、多くの人はまだBG5をご存知ない。
多くの方には私は朝活にほとんど顔を出さないダメ人間に映っているのではないだろうか。笑

まあそれも良し、と言うか、そう見られないように動く生き方は、私らしくないし自分のしたい行動ではない。
わかる人にだけ、わかればいい。
その日の朝活が私にとって大切なとき、ちゃんと私はその場にいる。
そう考えて、今日も我が王道を歩くまれさんです。


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