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ファイナルファンタジー14ドマ式麻雀で人生初ツモをした

ごきげんよう。わたしの名はソフィア。エオルゼアに生きる冒険者のひとりです。

わたしの冒険を取り巻く情勢は予断を許しませんが、戦線はひとまず膠着状態にあるとラウバーン総司令官から聞いておりますので、今日は息抜きにゴールドソーサー(遊戯場)に遊びにきています。なにやら新しい東方の遊戯が楽しめるようになったとか…。

…まーじゃん?これは麻雀というのですか?数字や模様を…揃えればよいのですか?面白そうですね!ふむ、魔法人形さんと練習出来ると。さっそうやってみます!

えぇと…い、イーピン…?とサンピン…があるわけで、そこにリャンピンが来ているわけですから、これは、取っておいた方が、いいですよね…?

南(サウス)?と、とんなんしゃーぺい…を…揃える…?えっ、南南南とかでもいいんですか?ああっ、今捨てたの、無しです!無し〜!

役はまだ覚えてませんが、とにかくあとひとつで3,3,3,3,2になりそうなら、リーチといえばいいのですね。おぼえました!………そろいません!

これは…ポンとかいうアクション…。しかしポンするとリーチ出来なくなる…?堅実に進めるならやめた方がいいのですが…うう〜。

えっ、ロン?わたしが捨てたもので、モーグリさんが勝ちなんですか?!ううう〜!

…ぺち…ぺち…ぺち…ぺち

…ぺち…ぺち…ぺち…ぺち

あっ!これ、リーチです!リーチ!

えぇと、こう、横のところを持って…えい!ツモ!ツモですよ!

タンヤオ…断么とかいう役に、なってるんですか?わたしは東方文字に明るくありませんが、形の素敵な文字です!いい役ですか?!

よぉーし!このままどんどんいきますよ!

…ぺち…ぺち…ぺち…ぺち

…ぺち…ぺち…ぺち…ぺち

「終局、勝者モーグリ」

「やったクポ〜(合成音声)」

うぅ…いけずです…。初見には優しく…優しくしてください…。…はい…もっとルール読んできます…。

◆◆◆◆◆

座れ。魂だけの存在こと、おれだ。リプレイ小説が長くなったが、とにかくこの少女の顛末はおれの人生初の麻雀の記録そのものだ。はっきり言って全く揃う気がしないまま流れていく牌を川に捨てていくのみであった。豪奢な遊戯場にいたはずだが、そこだけは壁の向こうに広がる広大なメキシコの砂漠と同じだった。一度はツモというスーパーアクションを決めたものの、それ以降はなにもいいところがなく終わった。コンピューター相手ゆえ、そこには乾いた敗北だけがあった。なんというか、ポンとかがなんかこう「いまポン出来るよ!ヤッチャオ!」みたいに出て来るのでついついやってしまったが、よく考えたらなにも考えずにアクセルベタ踏みするようなものだ。サボテンに刺されて死ぬのは必然であった。次やるときはとにかく立直を狙ってみよう。まずツモること。銃を撃つ。そこからだ。メキシコの荒野と同じだ。

ちなみに先程のタンヤオスクリーンショットを秘密のFF14アカウントの方でアップしたところ、友人からこんな言葉が飛んできた。

第一打が5ピンなのに、断么で和了ってる辺りがあなたらしくて良いです

えっ…何…どういうこと…?なにか大きな手に気付いてないってこと…?つまりいつものごとくポンコツやろうだと…?なにか言われてるけど全くどうリアクションしていいのか判らない…。どう返せばいいんだ…。ちくしょう…。いつかオマエよりも上手くなって何らかの罰ゲームをお見舞いしてやるからな和彦…!!!!

未来へ

そんなわけで雀荘と化しているFF14である。導入した時点ですごいのだが、おれはゲーム内のマニュアルを見てびっくりした。「麻雀は誰かが上がるか牌が無くなるかをひとつのフェーズとします」「ポンというアクションが可能です」など、麻雀のマニュアルの各所におれたち光の戦士が普段バトルで使っている言葉で書いてあるのだ。よしだ…。おまえはそこまでしておれたちに麻雀を…。おもてなしの神かよ…。ありがとうよしだ…。おれ麻雀やるよ…。

ええもん読んだわ!と思ったらぜひ。ありがたく日々の糧にします。