ラスベガスのレストラン、バー事情
葉山の海近、月に1,2回、晴天の週末にシャンパーニュバーをオープンさせているインギャリオン店主です。
先週は仕事兼視察でラスベガスに行っていたので、ラスベガスのバー&レストランで経験して感じたことについて書いていきたいと思います。
今回滞在したのは、割合新しいWorld Resort、宿泊はConradでした。全部で5泊したのですが、そのほとんどの食事やバータイムはこの施設内で。レストラン、バー合わせて、20くらいはありました。
今回の滞在で、ワイン、料理などの値段が1番気になったところです。ラスベガスはじめ渡米は4年ぶりくらいでしたが、色々な人に物価の高さを聞いていました。
「ちょっとしたハンバーガーとビールで5,000円」とか、「ラーメンが3,000円」とか。インフレ、円安で、かなり高くなっているんだろうなとは想像してました。
施設内のいくつかのバー、レストランに行った際にリサーチしたワインの値段は、カジュアルなバーで一杯、2,000円くらいから。
アメリカでは1グラスでたっぷり150ml入れてくれるお店が多くあります。日本で提供されるグラスワインは120mlや100ml。そう考えると、1,400-1,600円くらいになる計算になります。
今回の施設内の少し高級なクラスのバーだと、1グラス、3,000円くらいからでした。
1グラス、4,000円や5,000円超のワインも並んでいたので、完全なapple to appleの比較ではありませんが、やはり4割-6割くらいは高い印象でした。
バーの早い時間のサービスとしてHappy Hourというのがありますが、そこではビールが1,200円くらい、ワインは1,500円くらいでした。
バーのドリンクメニューで気になったのがJapanese Whisky。山崎、白州、響などのラインナップが充実しているバーが、いくつもありました。ただ、驚いたのがその値段。
12年などの1番下のクラスで、1ショット、4,000円くらい。18年、20年超などになると、桁が違いました。つまり、1ショット、30,000円-40,000円くらい。
これらは特別なメニューというわけではなく、普通のドリンクメニューに当たり前のようにリストされていました。ラスベガスという場所柄、カジノに大勝ちしている人などは、頼まれるのかもしれないとも思いましたが、、、
料理の方は簡単なおつまみみたいな一皿でも、最低2,000円くらいから。ステーキや高級食材を使うようなものではなくても、施設内のレストランで少し食べて飲むだけで、すぐに1人10,000円くらいになってしまいます。
普通のバイトの時給が3,000円くらいからということですから、アメリカで働いていれば生活できるのだとは思います。
ちなみにリゾート施設を一歩外に出たレストランでは、ステーキ、ワイン、おつまみなどを頼んで、お腹いっぱいで10,000円くらい。やはりお店によっては、ある程度はリーズナブルに食べられるところもありました。
お金の話ばかりになってしまいましたが、サービスの話を少し。リゾート施設内の少し高級なレストランやバーでは、その内装や料理のプレゼンテーションなどを楽しむことができました。
なぜか、日本料理のお店に2軒行ったのですが、たとえば、牡蠣のプレートはドライアイスで演出、エビのサラダにはスポイトが刺さっていて、その中のドレッシングをポタポタ垂らして食べるといった感じ。
内装もピンクや紫などを品よく使い、モダンアートの中に魚もモダンにディスプレイされていました。
料理の味としては、それほど驚きはなかったです。中華やエスニックが混ざった変わった味や、塩気の強いものなど、どうかなと思ったものもありましたが、シンプルで丁寧に作られた料理もありました。
日本料理はアメリカでも人気も聞きますが、伝統的な日本料理に他の要素を合わせてエンターテイメントとして成立させているように感じました。
ラスベガスの今回の経験も生かして、また、楽しくバー企画を考えたいと思います。読んでいただきありがとうございました!
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