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天気をグラフにして読み解いてみる☁☀

天気はいつも刻々と変化しています。

流れる雲を見ていると分かるように、風や気温、湿度、日差しの強さなどがずっと同じことなんて滅多にありません。

特に、周囲を海に囲まれていて、山がちな国土の日本は天気が変わりやすく、そんな事態が起これば、おそらく、それは異常気象と呼ばれるでしょう。

しかし、ただ空を眺めているだけでは、その移り変わりを感じることはできるものの、実際に何がどう変化しているのかは、それこそ雲をつかむような話でよく分かりません。

それを数値として観測してくれているのが、気象庁のアメダスです。

全国各地に設置されているアメダスは、毎日24時間リアルタイムで気温、風速、降水量などを観測しています。

そのおかげで、私たちは自分の住んでいる地域の気温や降水量などを数値として把握することができます。

そこで、気象庁のアメダスデータを基に、3月26日の山形市の気温、露点温度、風速をグラフにしてみました。

ちなみに、「露点温度」とは、気温がその温度まで下がると、空気中の水蒸気が凝結して水滴ができるとされる温度のことです。

つまり、気温と露点温度の差が大きいほど空気が乾いており(湿度が低く)、気温と露点温度の差が小さいと空気が湿っている(湿度が高い)ということになります。

それを踏まえて、このグラフを見てみると、午前中の間は比較的空気が乾いていますが、午後に入るとだんだん空気が湿ってきて、24時頃にはほぼ気温と露点温度の差がなくなっていることが分かります。

そして、一日を通してあまり風が強くなかったことも分かります。

ということは、この日は、午後に入って徐々に天気が崩れてきたものの、大荒れではなかったと言えそうです。

実際に、この日の降水量を見てみると、15時から19時まで0.5mmの弱い雨が降っています。
そして、雨が降ったことにより、気温と露点温度の差が小さくなっている(空気が湿っていった)ことも見てとれます。

このようにデータをグラフ化してみると、大気状態の移り変わりが視覚的に把握しやすくなりました。

今回、グラフ化してみて、私自身も改めてそのことに気付かされました。

様々なデータを組み合わせてグラフ化してみると、いろんな発見がありそうです。

ちなみに、勘の良い方は、気付いたかもしれませんが、見出しの画像は、この日のグラフをイラストっぽくしたものです。
(だからどうしたという話ですが。。。😅)

最後までご覧くださり、ありがとうごさいました。

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