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コンピュータウィルスとその対策基準とは

こんにちは!
Kaetecの中の人です!!

コンピュータウイルスって怖いものだ~ってイメージは持っていてもそれについて詳しく知っている方はあまり多くないのではないでしょうか。

ということで今回は、コンピュータウイルスの定義と経済産業省のホームページに掲載されている対策基準について簡単にまとめてみました!

コンピュータウイルスについて

「コンピュータウイルス対策基準」においては、コンピュータウイルスは次のように定義されています。

第三者のプログラムやデータベースに対して意図的に何らかの被害を及ぼすように作られたプログラムであり、次の機能を一つ以上有するもの。
(1)自己伝染機能
自らの機能によって他のプログラムに自らをコピーし又はシステム機能を利用して自らを他のシステムにコピーすることにより、他のシステムに伝染する機能
(2)潜伏機能
発病するための特定時刻、一定時間、処理回数等の条件を記憶させて、条件が満たされるまで症状を出さない機能
(3)発病機能
プログラムやデータ等のファイルの破壊を行ったり、コンピュータに異常な動作をさせる等の機能

経済産業省 コンピュータウイルス対策基準

コンピュータウィルス対策基準とは

コンピュータウイルスに対する予防,発見,駆除,復旧などについて実効性の高い対策をとりまとめたものです。
基準は、システムユーザ基準、システム管理者基準、ソフトウェア供給者基準、ネットワーク事業者基準、システムサービス事業者基準の5つから構成されています。

システムユーザ基準

システムを利用する者が実施すべき対策についてまとめたものです。

システム管理者基準

システムユーザの管理並びにシステム及びその構成要素の導入、維持、保守等の管理を行う者が、実施すべき対策についてまとめたものです。

ソフトウェア供給者基準

ソフトウェア製品の開発、製造、販売等を行う者が、実施すべき対策についてまとめたものです。

ネットワーク事業者基準

ネットワークを利用して、情報サービス及びネットワーク接続サービスを提供する事業者が実施すべき対策についてまとめたものです。

システムサービス事業者基準

システムの管理、保守、レンタル等のサービスを行う事業者のための対策をまとめたものです。

おわりに

ほんとはウイルスによる具体的な症状とか対処法とかも書きたかったのですが、長くなってしまいそうだったのでここまでにします……

コンピュータウイルス対策基準を実際に見てみると項目とそれに応じた文章がずらーっと出てきます。

最初は圧倒されますが、こういう公的な文書にしては一つ一つの文章は短くて比較的見やすいですよ!

特にITに携わる人は一度は目を通しておくといいと思います!
ぜひ参考にしてみてくださいね~


情シスの運用やインフラの構築などでお困りの方は是非ご覧ください!!