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2011 カタルシス

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2011年10月 ゲリーボーネルとのセッション #knowing #アカシックリーディング
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記事一覧

カタルシス 0

これからここに書くことは、2011年10月のこと。
ゲリー・ボーネルとのセッションの記録です。

時間にして、たった45分のことです。

・・・にしては、21まで分けています。
読みにくいかもしれませんが、その区切りや余白は、そこに流れた時空間のリアルです。

(そして22枚の大アルカナ。タロットジャーニー-魂の旅-の鋳型です)

【自分のカタルシスの解放のために書く】という意図を持って書きなさい

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カタルシス 1

わたしには記憶があります。
以前生きていた時の。そして死に、ここに生まれてくるまでの。繋がりあって複合的な、同時に立ち現れる記憶です。

それでわたしにはわかりませんでした。
昨日と前生はなにが違うの?
同じなのになにが違うの?
 
それはカオスな混乱でした。

ただひとつ、
戻れないことはわかっていました。
それだけは。

その話が通じたものは、星とタロットだけでした。

本当の話はあらゆるすべ

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カタルシス 2

東京ー富士吉田ー高尾山
と、辻うらないをしてきた帰り。

高尾駅の喫茶から、眺めた景色を覚えています。

電車が交差していく様子がまるで、ふいに宇宙に浮かんだようでした。

まあ、なんて懐かしい。
このとき時空は
ごくわずかに
ずれました

ぽかっとまるい幻影みたいな、質量の密度が周りとはあきらかに異なる異次元が範囲を限定してあらわれました。

わたしはそこでぼんやりしすぎて。

1時間の約束のセ

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カタルシス 3

詫びながら部屋へと入り、挨拶をしてソファーに座ると、

開口一番、
彼はわたしに

君は、前生でアメリカに住んでいたね

と、いいました。

青い瞳で

髪はブロンド

この辺りにソバカスがいっぱいある

「女の子でした」

わたしは、たまらず言いました。

カタルシス 4

Yes,

と、うなずくゲリーさん。

オーマイガ.
高尾の駅であらわれた密度のことなる異次元は、わたしをここへと連れてきた。
この空間に入るには、わずかなずれが必要だった。

ずれから始まる人生のリフレイン。

なんてこと。

この人はいま、「わたし」をみている。
「わたし」に視線をくれている。

いま、生きている人に。

みられたの、はじめて。

カタルシス 5

そうきたか(想定外)。

じゃあ、わかった。しょうがない。

と、わたしは意識をくるっとチェンジ。
今日明日的な質問予定を変更し、

「わたし、海でしにました?」

と、聞きました。

「あたたかい、夏の海。。。」

Yes,と頷きながらゲリーさんは、

今からそこに連れて行ってあげるよ

と、机に置いてあるパソコンで、Googleマップを開き始めました。

カタルシス 6

大きめなスクリーンに映し出された世界地図。
上からの視点が降りていく。

もう、近づくほどに、たまらない。

うそでしょう。
たかだかGoogleマップだよ。
こんなにも揺さぶられるものなのか。

一般に人に許容されているボーダーラインを軽くぶちきるような、わたしの感情と意識の急降下。

揺れるたび、こんなのしんじゃうと悩まされてきたわたしの振り子。振り幅が肉体の範囲をこえている。

わたしはもう

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カタルシス 7-8

ここ、知ってる。
ここ、大好き。
会いたい。
大好き。
会いたい。

ニューヨーク、ボストンからほど近い、海に浮かんだ三角形・・・

"Martha's Vineyard"

この名前に聞き覚えはある?と、聞かれましたが、残念ながら、答えはノー。

「四国の、どこか、あたたかい内海だと思っていました」

と、いうわたしに、



8月で

ちいさな島

陸からほど近い

波のゆるやかな

内海だ

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カタルシス 9-10

リサは言う

・・・

そこでのことは覚えているよ。
夏の休暇をみんなで暮らすサマーハウス。
仲良しのビッグファミリー。
わたしは本当に幸せだった。
これ以上なく満たされて、自信にあふれ、未来は希望だけだった。

そこから海へと続くはらっぱに、大きな一本の木があって、よく木登りしていたよ。
とても忘れられなくて、今生で産んだ娘の名前につけたほど。

これは誰にも秘密だけれど、わたしは彼女に、その景

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カタルシス 11-12

ゲリーは言う

・・・

子どもが運転できるような小型のボート。速度の出る電気モーターがついている。

その日あなたはいつものように、それに乗って沖に出た。
何人かで乗ることもあったけど、その日はひとりだったんだ。

16才になったばかり・・・いや。その直前だ。誕生日の数日前。あなたの部屋にはプレゼントが積み重なって、そこで行われるはずのパーティを、とても楽しみにしてたんだけど。

それはほんの少

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カタルシス 13-14-15

2006年くらいから。
わたしはずっと、自分で選んでホメオパシーのネイチュミュアを飲んでいた。

固まった塩のレメディ。
わたしのレメディ。

忘れられるはずもない、わたしの身体いっぱいに詰まった塩の味。

直前にしんだ時の状況は、けっこう今生に影響する。身体は記憶をひきづりやすい。

魂の方が先だから、宿ると転写してしまうのだ。

その頃わたしは冬になると、咳がとまらなくなっていた。いつも肺が苦

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カタルシス 16-17

ゲリーは言う

・・・

まだ死ぬ予定じゃなかったんだ。

このことは、君の計画してきた人生の予定になかった。

外で身体を動かすことが大好きで、いつも男の子に混じって遊んでいたね。太陽みたいに明るくて、すごく元気で。

君はそのまま大人になって、弁護士になって・・・

祖父母が事業を興した家で、家族のメンバーそれぞれが、会社のために担う役割を持っていたんだね。君の場合は、それが弁護士。従兄弟や兄

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カタルシス 18-19-20

せかいは色と形の変わるエネルギー。まわりに漂うひかりの粒子。ラタンの籠に入ったお菓子はぜんぶ、触ると色がみえて味がした。

さまざまな時空間に存在する、同時多発的なあなたとわたし。

それは覚醒していたわけではなく。
悟っていたわけでもぜんぜんない。

ひとつの意識がまっすぐに
最速での再落下を【決めた】だけ。

地球上での【一度戻って忘れて生まれる】というお作法を、全速力で無視しただけ。

とに

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カタルシス リターン0

部屋をでて。
まるで幻影みたいな高輪プリンスホテルのイルミネーション

時空が重なってあるままに
帰りの電車に急ぎながら

いつもずっとそこにある
自分の胸から喉へのつまりが
ぽろっと取れていることに気づいたのでした。

(詰まってた水が抜けたんだ・・・・・・)

そのことに驚きながら

わたしをここまで連れて来た異次元が、しゅわしゅわとゆるんでいくのをみていました。

ここは二元性の星
どちらの

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