2回目のイスタンブール
2023年9月1日から5日まで、イスタンブールに滞在しました。同年2月末に続き2回目です。実用面の情報は前回の記事をご参照ください。観光情報はたくさんあるので、ここでは特によかったことをピックアップしたいと思います。
【美味しすぎるサバサンド】
イスタンブールのB級グルメとして有名なサバサンド。ガラタ橋を歩いた際に拾い食いしました。橋の歩道のレストランでも提供されていましたが、ガラタ橋北側で小さなグリルスタンドで焼いていたのがとっても美味しそうだったのでこちらで購入。1つ90リラ。
まあ名物だし食ってみるか……と舐めてかかったのを大後悔。なにこれ、美味しすぎる。サバは香り高く、しかし生臭くなく、サバを包むパン(平たい種なしパン)も一部パリッと一部もっちりと、フレッシュな野菜と香草がよく効いていて、何よりソース(醤油っぽい見た目だったけど、正体は不明)とチリパウダーがサバを引き立てる!!!!!!たまらずおかわりしました。
そういえばサバサンドって大絶賛の人とイマイチだったって人で評価分かれるなぁ…たまたまアタリ引いたのかなぁ…とググってみると、どうやらお店によってクオリティに大きな差がある模様。ポイントは「炭火焼き」と「焼いて(追い焼きして)すぐ提供」らしい。今回食べたスタンド(と言えるような様子ではなく、パラソルすらなく小さな炭火焼スタンドにおじちゃんたちがいるだけ)は、予め焼いておいて、お客が来ると追い焼きしてその場で包んでくれるスタイルで、ここは大当たりでした!お代わり覚悟で来てください。ガラタ橋北側(新市街側)とフェリー乗り場の間の海辺のベンチがあるところで、おじちゃんがちっこいグリルスタンドで焼いてるところです。もちろん現金オンリーなので100リラ札を握りしめていきましょう。
【営業再開!ブルーモスク】
現在はルメリ要塞が改装中で、いつも何かしらが改装中で閉まっている印象のイスタンブール。2月の訪問時に閉鎖中だったブルーモスクも少し前に再開したので、さっそく。
有名どころモスクにはスレイマニエ・モスクもありますね。もちろん行きました!
ちなみにブルーモスクの出口正面にはアヤソフィアが見えます。計画的導線でしょうか(違う)。
【営業再開!乙女の塔】
こちらも最近になって営業再開したようです。アジア側のユスキュダル停留所から海岸の散歩道を歩いていくとチケットオフィスがあり、そこからフェリーが出ています。
ガラタ塔同様に展望台まで登って街を一望できます。モスクやトプカプ宮殿を探すと楽しいかも。内部の階段のには説明パネルがあり、塔の伝説と歴史について知ることができます。塔を眺めるなら海岸散歩道から見たほうがいいけれど、実際に塔に上って周りを見渡すと、徴税棟、監視塔、防疫隔離塔とこの塔に様々な役目が与えられた理由がわかります。
【ネコさん】
はい、ネコさんのお時間です。猫の街の名にふさわしく、今回もいたるところにねこねこねこねこねこねこねこねこ!!!!!いちいち撫でてると全然前に進めないくらいです。
この春夏に生まれたと思われる子猫や若い猫も多かったです。
おそらくイスタンブールのネコさんたちは、自分たちこそがイスタンブールの住人で、人間は住み込みの下僕くらいに思ってると思います。
【チャイ・トルココーヒー・ナルギレ】
この素敵な3点セットをネコさんとともに味わうことのできるスポットがあります。その名もErenler Nargile Çorlulu Ali Paşa Medresesi。グランドバザールのすぐ近くで、マドラサ(イスラム教の学校)に併設されているカフェ的な場所です。ものすごいローカル感でタイミングによっては地元の人っぽい男性しかいなくては入りにくい雰囲気のときもありますが、観光客も来るし店員さんの中には英語話せる人もいるのでご安心を(英語通じなくてもチャイとナルギレは通じる)。支払いは現金のみ。
隣のマドラサは博物館化しているのかと思っていましたが、今も活動中でアラビア書道やイスラム教の先生が常駐しているとのこと。なんだか日本のお寺みたいですね。西洋化とグローバル化を経て宗教離れ(寺離れ)や個人化・コミュニティの崩壊が起きているのも同じだそう。
【値上がり】
前回(2月末)と比べてトルコリラの対ユーロのレートが30パーセントも悪くなっていたので、繁忙期価格に加えてモノもサービスも値上げしているだろうと思っていましたが、案の定、何もかも思いっきり値段が変わってました。
まずはトラムなどイスタンブールカードで乗れる公共交通機関。前回は1回9.9リラでしたが今回は15リラになってました。ハマムも前回は300リラだったのが400リラに。その他博物館などもホームページ記載の価格より値上がりしていました。
各種情報が値段の変化に追いついていなさそうです。ネットの情報が古い可能性が高いことに注意です。
【ターキッシュエアラインズは空飛ぶレストラン】
さて、18日間の旅(こちらを参照)もついにおしまい。ドイツの自宅へ帰ります。毎度恒例の帰りたくない病を発症しつつもきちんと飛行機に乗れたのは、美味しい機内食のおかげ。
ターキッシュエアラインズ、ドイツまでのたった3時間くらいのフライト、しかもエコノミーでちゃんと立派なご飯を出してくれるのです。そしてこれがまた美味しい。就航都市も多くイスタンブールで乗り換えの場合はストップオーバーもできるので、ぜひみなさんもターキッシュエアラインズでお食事しましょう!
これにて今年の夏の旅は終了。また旅をしたら記事にしますね。