家族で沼れるマッチマッドネス
ついに負けた……。
小学校1年生に負けた…。
ガチでやったのに…。
晩ごはんが終わってから、小1三女の呼びかけにより高1長女、中2次女の3姉妹とわたしの珍しい組み合わせでゲームが始まりました。
ゲームはこれ。
最近、我が家で流行っているボードゲーム。
ルールはいたって簡単。
5つの直方体の図柄を組み合わせ、ランダムに選んだカードと同じ図柄を作るという脳トレゲーム。
カードは難易度が5段階あり合計60枚もあります。最大4名まで一緒に遊ぶことができます。
一番最初に揃えることができた人がそのカードをもらえて、最後にカードいっぱい持ってりゃ勝ち。といういたってシンプルなルール。
この直方体のブロックをコロコロ転がしながら、完成を目指すのですが、これがなかなか揃わない。
沼にはまっちゃうと、これ本当にできんのか?
というぐらい完成しません。
一番このゲームが得意なのが次女。私が手元でコロコロ転がし始めた頃にはもう揃ってる!早いと20秒ぐらいで揃えることができます。
揃うたびに、ニヤニヤドヤ顔で見てきてイラッとしますが、頭の回転が違うのでしょうね。
何度もやってると、普段使ってない脳が徐々に活性化されてきたのか、次女にも少しずつ勝てるようになってきました。
しかし負けたことが気にくわなかったのか、もう少しで揃いそうになると……
良い子のみんなはマネしちゃだめ絶対。私のブロックを破壊しケタケタ笑っています。保育園児でもしないぜ。怖い子です。
小1三女は、最初要領が掴めず、まったく勝てなくてよく泣きべそをかいていました。
彼女の様子をみながらゆっくりやっていましたが、それでも勝てないので、0歳次男を抱っこしながらのハンディキャップを課せられました。
怪獣が私の集中力を奪っていきます。ブロックをなめたり、カードを噛みちぎったりそれはもう大変。
まさしくマッチマッドネス……こんなカオスな状況をさすのかもしれませんね。
娘はそれを横目に爆笑しながら、マイペースで次々とカードを奪い取っていきます。奥さんともよくやっているようで、最近、三女もだいぶ上達してきました。
そして初めて4人そろっての真剣勝負が始まりました。負けられない闘いがそこにある……。
最初は和気あいあいと話しながらやっていましたが、真剣になり出すと、ブロックがすれる音だけが部屋に響き、カチャカチャとまるで雀荘だ。
こういうゲームって勝ち出すと、続けて勝てるんですよね。集中力と頭の回転、どちらも必要でこの日は三女が神がかっていました。
「揃ったぁ〜〜!!」
「クソッ、あと少しだったのに…」
「私の揃わないようにできてるって絶対!」
(みんな同じブロックなので揃います)
揃うたびに誰かが悪態つきながら、次のカードをまためくり…エンドレスに続きます。
もう集中し過ぎて「ロン!」とか言って1時間くらいやっていたでしょうか。酔っぱらって手元がおぼつかなくなってきました。
結果、小1三女が45歳のおっさんとJKの姉ちゃんたちに僅差で勝利。三女はガッツポーズして喜び、片付けもせずどこかへ走っていきました…。
今日あったことを話しながら……
熱くなった妨害くんたちと闘いながら……
シンプルなゲームだからこそ家族で楽しめるマッチマッドネス。スマホもポイして家族揃ってボードゲーム。たまにはいいものです。
暑い夏のおうち時間。
マッドネス沼はまだまだ続きそうです。
最後までお読みいただきありがとうございました。 いただいたサポートは他のクリエイターさんのサポートと奥さん子どもにあずきバーを買ってあげたいです。