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Blenderマガジン

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Blendetを利用していて、見つけたTipsや研究記事を掲載しています。
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#モデリング

【Blender】さくっと素体を作成する(Modifier>スキン利用)

スカルプトするときの下地にする素体は欲しいが、作るのが面倒くさい。 しかも自分好みの素体は、なかなか見当たらないことが多い。 ということで、さくっと素体を自作できる方法を紹介。 素体完成後、あとからいろいろ調整できるのもメリット。 ■大雑把な流れ・ポリゴンのエッジで体右半分だけのヒト型を作成。(反転コピー考慮) ・モディファイアー>ミラー を適用。 ・モディファイアー>スキン を適用して、肉付けを行う。 ・モデファイアー>細分化 でメッシュの分割数を増やし、滑らかに。 ■

【Blender】ヘアーの髪束をカーブで作成する方法 (2.91+)

Blender 2.91からカーブのベベルに設定が追加されたので、メモしておく。 <ベベルに追加された設定> ・丸め:厚さを付ける (追加) ・オブジェクト:断面の参照オブジェクト (従来と同様) ・断面:厚さ+グラフでベベルを設定 (追加) カーブのオブジェクトデータプロパティで、断面設定ができると断面のカーブ不要になり管理が楽になりそうだが、どうかな。 関連記事はこちら ■ためしてみるカーブを追加した後、 オブジェクトデータプロパティ>ジオメトリ>ベベル>断面 を

【Blender】サポートエッジを均等に入れる(SubdivisionSurface)

サブディビジョンサーフェスでモデリングしている時、サポートエッジを均等に入れたい場合があるが、ループカットツールだと一辺をループカットできるが、エッジを挟んだエッジをカットすることができない。 しかし、ベベルツールをうまく利用するとサポートエッジを均等に入れることができる。 <Blender 2.83.9> ■サポートエッジとは?サブディビジョンサーフェスでモデリングする時は、エッジの入れ方で、曲面を制御する。これがサポートエッジ。挙動として、エッジとエッジの間隔が狭い

【Blender】モデリング 100+Tips

CG BoostのZach Reinhardtさんの動画、 「100+ Tips to Boost Modeling in Blender 」を紹介。 これはスゴイ。知らなかったことがたくさんある。 出来ないと思っていたことが工夫次第で実現できたり、既存機能の意外な組み合わせも役に立つはず。 ■英語字幕の日本語化英語がわからなくても大丈夫。 Google先生が動画字幕を日本語翻訳してくれる。 ■動画:100+ Tips to Boost Modeling in Blen

【Blender】エッジループを一つ飛ばしに選択する

エッジループを一つ飛ばしで選択したい時のやり方を紹介。 <Blender2.83.9> ■やり方下記3つの手順で行う。 1. リング選択(Ctrl+Altを押しながらエッジをクリック) 2. 選択>チェッカー選択解除 3. 選択>ループ選択>辺ループ チェッカー選択解除のオプション設定 ちなみにトーラスの場合も同様の方法でOK。 ■応用編【事例1】選択後、押し出しを適用。 【事例2】面を選択した後、面を個々に押し出し。 【事例3】エッジループを選択してエッジを

【Blender】エッジや面をいとも簡単に作成する

エッジや面をいとも簡単に作成する。(Blender的に)。 Blenderは、何もない場所からメッシュを作成するのは難しい。 編集モードで、Ctrlを押しながら右クリックでエッジを作成してFillしたり、平面からPoly Buildツールでメッシュを作成する方法もあるが、手数がかかる。 ということで、今回は、素直にメッシュを作成できるツールである 標準Add-onの「Snap Utilites Line」ツールを紹介。 <Blender2.83.9> ■どういうもの?

【Blender】直方体を曲面に吸着させる

今回は、直方体を表面に吸着させる方法を紹介。 ■下準備使う機能たちは以下の通り。 ・モディファイアー>シュリンクラップ ・頂点グループ ・ウエイト ・辺>シャープをマーク まず、ベースとなるUV球を用意する。 次に直方体を用意する。 直方体を選択してから、編集モードにする。 曲面に張り付けやすいように、曲げやすいように細分化で分割しておく。 それから忘れないように底面に接地部分へ原点を移動しておく。 原点移動は、オブジェクトモードで、オブジェクトを選択した後、オプショ

【Blender】形状をマスクする

形状を編集中、一部的にマスクして非表示にしておきたい時などに使える。 これを利用する時は、どのような場合が考えられるか・・・。 例えば、箱の展開図を組み立てた時、形状がはみ出るので一時的に削除しておきたいが、状況に応じて元に戻すことを想定している。また、UVマップは、そのままにしておきたいときなど。 形状をマスクするには、  ・モデファイアー>マスク  ・頂点グループ を利用する。 ※下記ビューポートから一時的に非表示する機能とは違う。区別しておく。  ・オブジェクト

【Blender】展開図から箱を組み立てる

今回は、箱の展開図から箱を組み立てる方法を試してみようと思う。 Blender上で展開図の画像を背面に配置してから、メッシュでモデリングで、トレースする方法を説明する。 なお、Illustrator等で作成した箱展開図の版下データがあれば、それを利用すると、作業が早く済み、より正確に箱のメッシュを作成することが、できそう。(その場合は、SVGフォーマット化して、Blenderにインポートし、パスをメッシュに変換してからモデリング作業することになるはず)。 ※関連記事はこ

【Blender】リトポ:カーソル位置まで複製・押し出し

ふと検索でひっかかったBlender2.82のニュアルを見てたら見つけた! https://docs.blender.org/manual/ja/2.82/modeling/meshes/editing/basics/adding.html これは、動画実演でよく使用されていた方法だが、操作方法が謎だった。 しかも、今の今までネット情報を調べまくっても真実に到達できなかったので、今回、謎が解けてうれしい。 しかし、この機能は、基本中の基本のような気がしてきた。今まで代用方法