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【Blender】サポートエッジを均等に入れる(SubdivisionSurface)

サブディビジョンサーフェスでモデリングしている時、サポートエッジを均等に入れたい場合があるが、ループカットツールだと一辺をループカットできるが、エッジを挟んだエッジをカットすることができない。

しかし、ベベルツールをうまく利用するとサポートエッジを均等に入れることができる。

<Blender 2.83.9>

■サポートエッジとは?

サブディビジョンサーフェスでモデリングする時は、エッジの入れ方で、曲面を制御する。これがサポートエッジ。挙動として、エッジとエッジの間隔が狭いほど曲面が小さくなり、広いほど曲面が大きくなる。

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通常は、ループエッジツールなどを使うが、エッジを挟んで均等にループエッジを入れることは難しい。(数値をメモして入力する方法があるが手間がかかる)

■ベベルツールの使い方

3Dモデルにモデファイア>サブディビジョンサーフェス を適用後、編集モードに切り替える。

メッシュのエッジを選択して、ベベルツールでベベルを適用する。(Ctrl+B)
そして、オプションで、下記値を入力する。

・セグメント (Segments):2
・側面 (Profile):1
 ※Blender 2.90のUI変更で、側面 (Profile) → シェイプ(Shape)になった。

するとエッジを挟んで均等にループエッジが入れられる。
結果、手間をかけず、均等なスムースベベルエッジを作ることができた。
これをループエッジツールだけで作成するのは手間がかかる。

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編集時の注意)
ループエッジでない場合は、面の差し込み状態になる。あとで該当エッジの修正が必要。
これを避けたい場合は、逆の手順で行う。全てのエッジを選択した状態でベベルを適用した後、不要なサポートエッジを個別選択して、辺を融解して対処する。(ループエッジ選択:Alt+エッジ選択)

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■設定したベベルを再利用する

ベベルを入れて、オプションで適正値を設定する。
別のループエッジを選択した後、Shift+R で再利用する。
同じ設定のベベルを適用できる。

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■さいごに

場合によっては、モデファイアを使った方が作業が早い。
モディファイア>ベベル の設定で、下記設定すると同じ結果になる。
・セグメント(Segments):2
・側面(Profile):1

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サポートエッジについて、モデリングを編集モードと併用する場合は、モディファイア>ベベル を適用して確定しておく。


以上。

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