早川書房のnoteで歴代1位のアクセスを集めた、話題作『ピュア』が待望の書籍化!小野美由紀さんの新刊が4月16日に発売
noteでも人気の文筆家・小野美由紀さんの新しい小説集『ピュア』が4月16日に早川書房から発売されます。表題作「ピュア」は『SFマガジン』2019年6月号に掲載された後、発行元である早川書房のnoteで全篇公開。公開直後からSNSを中心に話題をあつめ、早川書房のnoteで公開された記事のなかでもいちばん読まれた作品です。ほか4篇をくわえた、全5作品が収録されています。
「だれもが創作をはじめ、続けられるようにする」をミッションに掲げるnoteは、これからもクリエイターのみなさんの活動をサポートしていきます。
『ピュア』(小野美由紀・著/早川書房)
もしも、女性が男性を食べないと妊娠できない世の中になったら?
早川書房「note」歴代アクセス数第1位の衝撃作
遠い未来、地球軌道上の人工衛星で暮らす女性たちは、国を守るために子供を産むこと、そのための妊娠を義務付けられていた。ただしそれには、地上に棲む男たちを文字通り「食べる」ことが必要とされる
――そんな変わり果てた世界で「普通の」女の子として生きるユミの葛藤を描き、ネット上で旋風を巻き起こした衝撃作のほか、幼馴染みの性的な変身をめぐって揺れ動く青春小説「バースデー」、未曾有の実験により12人の胎児の母となった研究者のドラマ「幻胎」など、性とともに生きる人々の姿を活写する5つの物語。
※参考記事:表題作「ピュア」の全篇公開記事
著者略歴 小野美由紀さん
文筆家。1985年生まれ。慶応義塾大学フランス文学専攻卒。2015年2月、デビュー作エッセイ集『傷口から人生。メンヘラが就活して失敗したら生きるのが面白くなった』(幻冬舎)を刊行。他に、絵本『ひかりのりゅう』(絵本塾出版)、旅行エッセイ『人生に疲れたらスペイン巡礼~飲み、食べ、歩く800キロの旅~』 (光文社新書)、小説『メゾン刻の湯』(ポプラ社)などがある。
note:https://note.com/onomiyuki Twitter:@Miyki_Ono
小野美由紀さん コメント
女性の《今》と《性》が詰まったフェミニズム官能SF小説集…ですが、ピュアのスピンオフ作品『エイジ』は ’男性の生きづらさ’ をも同時に描いています。文句なしに今まで書いた中で1番の自信作ですので、みなさん買って読んでいただけると大変嬉しいです。
『ピュア』出版記念イベント「これからのウェブと創作」
【日時】2020年4月17日(金) 20:00〜21:30
【視聴方法】@note_eventinfoでのTwitterライブ
ゲストには、著者の小野美由紀さんに加え、多数の著書を出版しながらご自身でも文学フリマで同人誌を販売している浅生鴨さん、noteをはじめとするさまざまなウェブ媒体でエッセイや小説を執筆されているカツセマサヒコさんをお迎えします。
『ピュア』の話に加え、noteやウェブメディア、一般書籍や同人誌など、これからの創作の場所と発表の方法について3人で議論していただく予定です。