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からくり人形が運んできたもの

↑からのつづき

すべての従業員が自由にシフトを決められて、それが繁忙期を含むすべての客のニーズを満たせるものであればみんなが幸せになれる。ええ、不可能ですとも。

誰も不本意な休日出勤をしない。誰も行きたいときに店が開いていない悲しみを味わわなくて済む。そんな社会を目指すなら方法は機械化しかない。

今さら言うまでもなく世の中は機械化に向かって進んでいる。

セルフレジ然り、配膳ロボット然り。もはや日常風景にもなっている自動販売機や自動改札、ATMだって紛れもない機械化だし、太古の昔は電話の発信者と受信者を繋ぐのも人の手でやっていたとか。

こうした流れは最近だと人件費の高騰とか少子高齢化による労働力不足といった社会問題と結びつけて語られることが多い。まあ、それはそうなのだろう。

しかし、僕は機械の向こうに人の幸福を見る。この機械がいなければ誰かが接客要員として時間を拘束されていたかもしれないのだ。機械のおかげで人間が自由になっている。

機械にできることはすべて機械にやらせれば良いと思う。これまでは単純作業しかできないと思われていたが、AI技術の急速な進歩によって様子が変わってきた。

警察ガチャを引かなくて良くなるかも知れない。

↓次回につづく