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良い週末を

これの続き

個人の自由を尊重すれば社会の利益は損なわれる。社会がうまく回っているときはおそらく誰かの自由が犠牲になっている。努力が強制されたり、やりがいが搾取されたりしている。

どちらが優先されるべきかを考えるのは難しい。社会は個人の集合であり、社会の利益は個人の利益でもあるからだ。
こうしたジレンマを端的に表す例を以下に示す。

土日は休みたい。
でも役所は土日も開いていて欲しい。

会社員時代の心の声

すべての個人に土日を休む自由が与えられるとこの理想は叶わなくなる。公共サービスとはいえ公務員だって人間である。税金は奴隷を雇う制度ではない。自由は平等に与えられなければならない。

コンビニや飲食店では時給を上げて土日の人材を確保しているが、それでもシフトが埋まらないことはあるだろう。誰かの悲しい週末を完全に回避することはできないのだ。

社会は人と人とが助け合うことで成り立っている。ありふれたフレーズでごく簡単に聞こえるが、実はかなりの無理難題だと思う。

人がサービスを提供し、人がサービスを享受する。供給は常に需要を上回っている必要があるが、個人の自由に任せてそんな状態が維持できたら奇跡である。

全然まとまらなかった。
↓次回につづく